だから、
人と人がこうやって会話して信用
というのは
本来は上がっていくんだけれども、
じゃあお金を借りるというときに年収であるとか、
書類を出しますよね。
それとちょっと違うのかなと。こうやって
いくって、
どうですか。ちょっと不思議な感じがするから、
私はちょっと
何でこういうスコアが出てくるかという仕組みの部分を知りたくな
ってしまいました。
木原さんはどうです?
まだ多分、
発展途上の技術なんでしょうね。
ビッグデータを集めて、精度を上
げていくんでしょうけど、
これは本来銀行がやる仕事ですよ
ね。
ところが日本の銀行って
担保主義で
担保がないと
貸さないということをやってきたので
AIを使って、
ようやくこういう形になってきたのかなと。
その人の収入であるとか、会社で
あるとか、
そういうところを見ていくことに
なるんですが、今回はそのほかの
いろんな質問というものも考慮さ
れていく。
AIが判定していくということな
んですが。
古賀さん、日本の場合は現金主義
だし、
中国とかアメリカでは発展してい
ても、
文化として
違うんじゃないかという声もあります。
その点はどうですか。
欧米はこんなに信用スコアという問題が
社会的インフラとなるまで発展し
ていったのか。
中国が今すごいですよね。
結婚するために
このスコアを上げなくちゃいけな
いみたいな、
それぐらいになってきているんで
すよ。
気をつけなくちゃいけないのは、
自分で何を
どれだけ答えたのかわからなくな
っちゃうし
わからなく
丸裸になるということですね。
選択して答えているから、
強制ではないんですけれども。AIがやっているので
どういう仕組みで
結論が出たのか、わからないじゃないですか。
そうすると、知らないうちに
何かの関係で
差別的な扱いが
始まっている可能性もあるわけですね。
こういう答えをした人というのは
傾向的には危ないとか。
AIですからね。
これが人の思想とか、
考え方、
例えばこういう友達と遊んでいます、交友関係が危ないとか、
そういうことにもなるので、常に
自分たちは
そうやって
丸裸にされていくんだぞという、警戒感を
我々も持ってなくちゃいけないし、
そういうものについては
何らかの、個人情報ですから、
丸ごと盗まれちゃうということもあり得ますので、
規制が必要になってくるんじゃな
いかなと思います。
実際にお金を借りるということに
なると、
個人情報を入れないといけないで
すが、18問、
150問に関しては、
例えば自分の名前であるとか、
詳しい住所や電話番を
入れてないんですよ。仮に、
もし何かのことがあったとしても
個人を特定することはできないということにはなっているんですが、
これ実は、広がる傾向にあります。
というのも、
ジェイスコア以外にも、
みずほ銀行とソフトバンクでしたが、
NTTドコモも来月から。
LINEも
グループ企業で
今年の上半期から。
ヤフーとしても
実験中ということで、
信用スコア元年とも呼ばれている