たんですけど、せっかくありがた
い名前なので、僕が継いでからい
ろいろやらしてもらっています。
◆宮司さんは最近、何か満足され
たことはありましたか。
◆僕は、見てのとおり、満足感た
っぷりで生きてますけども。
◆見てのとおり。
見てのとおりの?
◆不満なことは何もない。
◆幸せいっぱいで。
これは、おみくじなんですか。
◆これね、
キツネをモチーフにして、下に入
ってるんですよ。
◆これも宮司さんが考えられた?
◆考えたわけではないんですけど
も。
◆昔からじゃあやってるというか。
◆やっぱり稲荷といえば
もう代表的なもので。
何でもキツネなんです。
◆かわいい子にしたいなあ。
この子かわいくない?
でも、こっちとこっち、顔が違うなあ。
◆左右がありましてね。
一対でキツネさんは並んでいるものでして。
◆よっしゃ引くぞ~。
よしっ。
うーん…、真ん中。
右の一番ど真ん中を
狙います。
これを引っ張って。
◆あけていただかないと。
◆ここをあけて…。はい!
どうや?
どこ?
だあ~!
吉かあ…。
これって、どういう並びでしたっ
け?
大吉、吉、
ですよね。
末吉。
◆ですよね。
ということは。
吉は、いいほうですよね?
◆やった。
◆こんにちは。
これ今何されているんですか。
◆これは銅板の寸法切りをやって
います。
◆ええ!
この銅って、
何に使うんですか。◆これは仏具屋さんか何か…。
◆そっかあ。
◆この辺では珍しいほうやと思います。
◆そうなんですね。
この辺でおもしろいところという
か、何か探してるんですけど。
ちょっと満足稲荷神社は…。
◆名前珍しいしね。
◆名前珍しくて。
いはりました? 宮司さん。
◆はい。
いらっしゃいました。
満足そうなお方で。
◆確かに。
一応、親戚で…。
◆えっ! ああ、そうなんですか。ちょっと似てますよね! でも。
◆そうかな。遠いんですけれども。
ちょっと待ってくださいね。
◆うれしい。
真剣に考えてくれてる。
◆どんなとこ、望んではるの?
◆何か本当にぷらっといけるとこ
ろでも。
◆今、ここ、
そこの唐船屋さんが
この辺のこと、ずっと全部調べて
はるから。
◆そこに行きはったら、詳しいか
もしれない。
◆もともと、からふね珈琲って知
ってるでしょう?
あの親戚の人や。
もともと、からふね珈琲いうたら、
ここの人。
唐船はここ。
もともとは印刷屋さんやった。
息子さんが、からふね、コーヒー
手伝いに行って、アルバイトして、そのまま立ち上げた
からふね珈琲を。
◆お父さんの話が今一番おもしろ
いですね。
◆こんなんがおもしろいの?
◆おもしろいです。
そうなんですね。
パフェとかね、有名な。
◆その人はおたくらと一緒でここ