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2019/02/23(土) 14:00〜14:45 地球ドラマチック・選「ジャガー アマゾン最強の王者」[二][字]


まだ幼くて弱々しいのに母親を失ってしまったんです。
この出来事は ブラジルにおける→

ジャガーの危機的な状況を象徴しています。
ブラジルには
世界で最も多くの数のジャガーが→
生息しています。
ジャガーは アマゾン川流域や→
各地の熱帯雨林に
点在していますが→
その生息地は年々 縮小。
パンタナールでも数が減り続けています。
更に 海沿いの熱帯雨林では→
絶滅寸前に追い込まれているといわれています。
ジャガーが
生息できる場所を守る事は→
ブラジルでは大きな問題なのです。
保護された2頭の子供は生後9か月になりました。
母親がいないため 子供たちは
強い絆で結ばれています。
2頭を無事


野生に帰す事ができれば→
ジャガーの生息数を増やす
貴重な存在となるでしょう。
しかし これまで→
保護した子供のジャガーを野生に帰した成功例はありません。
調査チームのクーニャは→
なんとか2頭を野生に帰したいと考えています。
その希望となるのは
パンタナール南部で行われている→
あるプロジェクトです。
野生のジャガーの生態は今も多くの謎に包まれています。
エコツーリズムを目指す新たなプロジェクトが
その秘密に迫ろうとしています。
チームを率いるのは
生物学者のリリアン・ランピンです。
チームは
複数の野生のジャガーを追跡し→
これまでにない至近距離から
その姿を とらえてきました。
中には貴重な映像もあります。
ジャガーが この木に好んで登る理由は分かりません。
とにかく
そこらじゅうにマーキングして→
においを嗅ぎ回っていました。
ジャガーの縄張りの一部なのかもしれませんね。
チームは ジャガーの個体を識別し
これまでにないほど接近して→
貴重な生態を
撮影できるようになりました。
生後僅か6日の子供たち。

野生のジャガーのねぐらにカメラが入ったのは→
世界でも初めてです。
母親は 子育てに とても熱心である事が分かりました。
また ここで暮らす
ジャガーの子供の生存率が→
他の大型ネコ科動物と比べて
高い事も分かりました。
ジャガーの生態に迫る
これらの映像は→
快挙といえるものです。
新たな発見から得た知識は→
保護された2頭を
野生に帰すための→
重要なヒントとなるでしょう。
チームは もう一つ重要なミッションに取り組んでいます。
ジャガーに
最新型の発信機を装着して→
継続的に観察するのです。
そのためには まず ジャガーを捕獲しなければなりません。
仕掛けた わなの一つから
反応がありました。
ジャガーに接近する前に
麻酔を打つ必要があります。
相手は
100キロ近い大人のジャガーで→
どうやら
見覚えのある個体のようです。
(麻酔銃を撃つ音)
エスペランサと呼ばれるメスである事が分かりました。
チームにとって喜ばしいニュースです。

8歳のエスペランサは→
これまでに何度か
子供を育てた経験があります。
野生のジャガーの
生態を観察するには→
理想的な相手です。
発信機を取り付けるための時間は僅か30分。
まず
エスペランサの健康状態をチェックします。
大型のネコ科動物の中で
ジャガーの顎は最も強力です。
犬歯が1本 欠けています。
恐らく狩りの際に受けたダメージでしょう。
獣医師は エスペランサに妊娠→
または子育て中の兆候が見られる事に気付きました。
僅か20分で麻酔が切れ始めました。
もうじき 目を覚まします。
100キロ近い巨体が
麻酔に抵抗しようと闘っています。
発信機は

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ikatako117

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ikatako117