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2019/02/25(月) 00:55〜01:50 NNNドキュメント「化学物質過敏症〜私たちは逃げるしかないのですか〜」[解][字]


駆け込み寺のような場所があります>
<ここでは
化学物質を極力 避けた食品や→
生活用品などの情報提供→

そして電話相談も行っています>
あ~…

<患者の家族らが
ボランティアで行っている支援活動>
ホント


ひどい患者さんは微量で反応するから。
<さまざまな症状の患者に
答える相談員には→
専門的な知識が必要で→
精神的にも荷が重く→
なり手が少ないのが現状です>
(広田事務局長)食材 全部 安全なもの。
それから水は浄水器
通して。
カルキ…
塩素が入ってるから。
<一昨年
症状が出始めたばかりの人に→
会いました>
<金沢に住む…>
<玄関先で
うずくまっていました>
<この日
中田さんの自宅を訪ねて来たのは→
看護師の小竹さん>
<化学物質に苦しむ人を→
支援しています>
<小竹さん 家を入るなり→
ご主人の健志朗さんに
家具を運び出そうと言います>

小竹さん)一遍 こびりついたものはなかなか取れませんから。

小竹さん) あ~ 接着剤ね。
<過敏症を発症すると→

今まで使っていた家具や衣類のわずかな化学物質に→
反応しだします>
<秀子さんが 体調を悪くしそうな物 全てを→
作業場に運びました>
(秀子さん)ありがとう ホントに助かった。

小竹さん) じゃあ また何かあったら連絡してください。

秀子さん) ありがとね。さいなら。

秀子さん)さよなら また来てね。
<ある日
突然呼吸困難を起こした秀子さん>
<夫の健志朗さんと40年間→
友禅染の仕事をして来ました>
<友禅染には
化学染料が使われています>

中田健志朗さん) そんな…。
<家具を運び出したものの→
秀子さんの症状は良くならず→
助けてくれた小竹さんの家に→
一時避難しました>
(スタッフ)
中田さ~ん 体調あっ ちょっと…。
(スタッフ)
つらい?(秀子さん) つらい。
(スタッフ)
でも ここ いらしたのね。(秀子さん) うん。
もう

ホントに小竹さんに助けてもらった。
(スタッフ)
えっ?

秀子さん) ハァ…。(はなをすする音)

秀子さん)もう もう… ホントに もう…。
どうなってるんやって
もう…。

秀子さん) もう…。
<実は秀子さんは
化学物質過敏症と→
診断されていません>
<専門医のところに行くことすらできないからです>
<化学物質の専門医は
全国に数えるほど>
<電車やバス
乗客の においがつらく→
診察を受けられない
秀子さんのような人は→
少なくありません>
<この日避難中の秀子さんの元に→
家探しの相談をしたいと→
娘さんと健志朗さんがやって来ました>

小竹さん) お母さん娘さんとお父さん来たし…。

小竹さん) ほら ちょっと今までのこととかさ→
今日のこととか


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