美咲さんだけはいつも お留守番>
うん
聞いた時があってその時は まだ…。
…って言われた覚えはあります
。
(スタッフ)
それを聞いた時 どう思った?
…って思いました
。
<ふるさとを懐かしむ父を
喜ばせたいと→
美咲さんが
避難先で始めたものがあります>
♪~
<300年以上受け継がれて来た…>
<毎年2月
地区の神社に奉納されていました>
♪~
<いつかふるさとに戻って踊りたい>
♪~
ここは こう 中に親指 入れて…。
こうしたら
キレイだけぇな。
手を気を付ける
。
<ふるさとに帰れないまま
月日は流れて行きます>
<美咲さんは
避難先の福島市で小学校を卒業しました>
<すぐに帰れると思っていた
ふるさと>
<いつになったら
帰れるのだろう>
<人が暮らせるように
なりました>
<震災と原発事故から
6年が過ぎていました>
<美咲さんは
15歳を待たないで町に入れるようになりました>
<避難指示が解除されてから
初めてのお盆>
<原発事故の後
初めて目にする ふるさと>
≪あ~
懐かしいね…≫
えぇ!
分かんない。
全然
覚えてないあっ サンプラザは覚えてる。
<美咲さんには
どうしてもやりたいことがありました>
<
「請戸の田植踊」を踊ること>
<避難先で
練習を重ねて来ました>
<この日
ふるさとで初めて踊ります>
<ここが
踊りを奉納する…>
<地域の人たちの
心のよりどころでした>
<震災と原発事故で…>
<この日 鎮魂の思いを込め神社に踊りをささげます>
結構
崩れてて→
多分
前の姿とは結構 違うなと思います。
♪~
<現実に戸惑いながらも美咲さんは…>
(
美咲さん)やっぱり 田植踊を踊ってると→
見てくれる人たちが
大体 浪江の人が多くて→
その浪江の人たちが
田植踊とかを見てて→
何か
涙を流してたりとか→
思い出して
思い出話をしてくれたりとか→
そういう経験をしたので
やっぱり…。
(
美咲さん) …だと思うので。
<大津波が襲う前
ここに大きなお社がありました>
<これは
震災1か月前に奉納された→
田植踊の様子です>
♪~
<美咲さんにとって→
ふるさとの記憶をつなぎ留めて来た田植踊>
<でも
思い描いていた町とは大きく違っていました>
<浪江町の高台に
再建された墓地>
<住民が戻って来るのは
墓参りの時だけです>
<避難指示が解除されて
2年がたちますが→
浪江町に戻ったのは