910人>
<帰還率は
わずか5%です>
<去年の春
浪江町に→
新しい小学校と中学校が
出来ました>
<震災前は
1700人いた町の子供たち>
<戻って来たのは
10人>
<美咲さんの姿は
そこにはありません>
<美咲さんは
避難先の福島市での生活を続けています>
<中学2年生>
<浪江町より 避難先での生活のほうが長くなりました>
(スタッフ)
バッチリ。多分 フフフ。
<中学校では
卓球部に入っている美咲さん>
<たくさんの友達ができました>
<家族にとっての生活の基盤が避難先に移ってしまいました>
<漁師ひと筋だった
お父さんからも→
こんな言葉が
出るようになりました>
そういうこと考えて
やっぱり…。
<間もなく受験生>
<福島市の高校に進学するつもりです>
…だと思うし
。
…だと思います
。
(スタッフ)
これから やっぱりここで暮らして行きたいって→
思ってるのかな?
思ってます すごく。
<美咲さんのように
今も避難先で暮らす子供は→
福島県内で
1万7000人います>
<復興のラグは
ここにも…>
<ずっと
海と共に生きて来ました>
<1人
冬の海に船を出し海底から網を揚げます>
(
甲谷さん) 津波になってからこんな石さ 入るようになった。
だから
おかから下りたのがみんな入り江に→
さらわれたって
。
<半島の付け根に位置する
石巻市 桃浦地区>
<津波で被害を受けた
漁港は→
4年前に
復旧工事を終えました>
<1階の天井近くまで
浸水した家を→
修理して暮らし続けている
甲谷さん>
<生まれ育った浜の今を
嘆きます>
<防潮堤の背後に広がる
災害危険区域>
<震災の後
新たな住宅を建てられないエリアとなりました>
<以前は
170人が暮らしました>
<6人の命と
家のほとんどを奪った→
あの日の津波>
<住民の多くは地区外に避難した中→
区長だった甲谷さんは
妻の きくよさんと2人→
地区に留まることを
選びました>
はい
どうもありがとう。
<海と山に囲まれた
豊かな暮らし>
<2人とも
ここを離れようとは思いませんでした>
…思ってんです
。
<震災から2年たった
2013年→
小さな浜は脚光を浴びます>
<全国初の水産業復興特区>
<それは
被災地の水産業の再生のため→
漁業権を民間企業にも
開放する試みです>
<桃浦の漁師たちは→
特区の適用を受けた会社の社員となり→
カキの養殖に取り組みます>