2019/03/14(木) 16:47〜17:53 ten.【旬感中継!ヒツジの出産ラッシュ!六甲山牧場へ】[字]


捜査段階では犯行について詳細に供述。
反省の態度も示していたといいま
すが、
法廷では一転。
>>悪いことをしたと思っておらず、
この場にいる意味がない。

>>謝罪のことばを口にすることはありませんでした。
きょうの判決で大阪地裁は、
被告人は犯行当時、
別人格が行動していたとしても、
現場の血を拭き取るなど、行動の制御ができていたとし、
責任能力は完全にあると判断。
残虐性は認められないが、
身分証を奪う目的で殺害する計画
的な犯行で、
身勝手な考えと非難しました。
また、
岡田さんは親切にしたために突然
襲われ、
遺族の処罰感情は厳しいとして、
被告人に無期懲役を言い渡しました。
>>では、
判決が言い渡された大阪地裁と中継をつなぎます。
中村さん。
>>改めてお伝えしますが、
大阪地裁はオーイシ被告に、
無期懲役の判決を言い渡しました。また今回、
争点となっていました、
責任能力の程度についてですが、
オーイシ被告に完全責任能力があ


ったと認めました。
オーイシ被告は、
多重人格で知られる解離性同一性障害を有していて、犯行時は、
大胆で冷酷な別人格だったとしま
した。
しかし、
逮捕後の取り調べでは、
主人格が犯行当時の様子を詳細に
語るなど、
主人格と別人格の間で記憶が共有
されていたと。
つまり、完全に人格が解離されて
いなかったと判断しました。
また、別人格であったとしても、
凶器を準備したりとか、
遺体をその後、
隠すなど、善悪の判断がついていて、
行動をコントロールできたとして、
完全責任能力を認めました。
>>中村さん、
この法廷でこの別人格が現れるようなことはあったんでしょうか?
>>私が傍聴しているかぎりでは、
突然、
言動が変わったりですとか、
そういった目に見える、何か変化というものはありませんでした。
ただ、裁判が始まるまでは、
オーイシ被告は罪を認めていて、
また自分のノートに反省のことば
を書いたりもしていたということ
なんですが、法廷では自分の犯行

ではないですとか、
悪いことをしたと思っていないと
話すなど、
弁護側もなぜこのようなことを言
うのか分からないと、
困惑するような場面もありました。
>>分かりました。
中継でお伝えしました。
あいはらさん、
この解離性同一性障害って、あん
まり聞き慣れないですよね。
>>小説とかね、映画で別人格に
なって、
いろいろ犯罪を起こしてしまうみ
たいなところはあるんですけど、
現実にこういうところはあるって
いうところは、
なかなか知りませんでしたね。
>>その解離性同一性障害とは?なんですが、特徴としましては、
複数の人格が交代で現れる。そし
て、
別人格のときの記憶がないことが
多いんですね。
原因としましては、
ストレスや心的外傷が関係しているといわれています。
実際、
オーイシ被告も、
一回刺している自分を上から見下
ろしていたとも証言しているんで
すね。

ただこれ、パクさん、
立証する、
そのときにその責任能力があるのか、
ないのかも、立証するのって難し
いですよね。
>>難しいと思いますね。
私の友人に、
この多重人格障害、研究している
先生がいらっしゃるんですけれど
も、非常にこれ、難しいと。