…と思ったら。
説明しよう！ 「夜だよ～ 作戦」とは→
トコジラミが 夜 吸血をする生態を利用。
一旦 暗い環境にして夜だと勘違いさせ
皮膚をかませようという→
知能的な作戦である。
３０分後 再び挑戦です。
いざ…！
（大島）どんどん乱暴になってる。（ケンドーコバヤシ）サイコロばくちみたいに…。
（ケンドーコバヤシ）ハッハッハッハ！
（大島）うわ！ 吸ってるの？
（大島）う～わぁ～…。
（ケンドーコバヤシ）変な人や この人やっぱり。
（麻木）うれしそう！
（大島）笑うことじゃないのに。
早速 写真を撮りまくります！
比べてみると 確かにおなかがパンパンに！
こうした努力を３０年積み重ね
この名著が誕生したんです。
すごいねえ…。
（大島）すごすぎ～。
想像の…。
（笑い）そういう感じですね。
（ケンドーコバヤシ）会いたい。
（ケンドーコバヤシ）そうですね ちょっとね…。
それでは…。
ご登場頂きましょうか。
兵庫医科大学 准教授 夏秋 優さんです。
どうぞ！ ようこそ。
（拍手）
どうも どうも。ようこそ。
（笑い）
（大島）そんなことないですか？
虫が なかなかその気になってもらえない。
そこが一番苦労しました。
これ 長い間かけて ５０種類以上の…。
途中経過 刺された瞬間から→
ひどくなって治っていく経過全てを→
自分の目で見たいっていうまず 自分の気持ち→
探究心があったわけですね。
あれは他人じゃ分からないですよね。
患者さんを拝見してるだけでは
分からないですから。
…ということに ある日 気付いて→
これでいこうと。自分の体を使うしかない。
（夏秋）ダメです。
「悪くなれ 悪くなれ」ですよね。
「悪くなれ」とはいいませんよ。
だけど 一切…
かかないように我慢するし→
かきそうになった時にかいたら ダメなので→
ガーゼでカバーをして その場所は
一切 触れないようにするとか。
（麻木）寝てる間にうっかりね
かいちゃったり。
（夏秋）そういう努力 工夫は
いたしました。
たまに 夜に…
えい！ とか…。「刺せ！ 刺せ！」みたいな。
（笑い）
（ケンドーコバヤシ）苦労したらね言っちゃいますよね。
（大島）うれしいことなんですね。
全国の皮膚科の先生がなぜ この本をありがたがってですね→
感謝 感謝を
重ねてらっしゃるかというと→
この２枚の写真で 今 先生
説明してくれると思うんですが→
これ 似たように見えますけど…。
これだけ見ればほとんど似たようなもので→
皮膚科の先生が見れば
何か虫刺されでしょうという→
診断になろうかと思うんですね。
でも これを見て→
「虫刺されですね。 塗り薬出しておきます」
じゃあ困るわけで…
実は こちらのほうは…。
こちらは違うんですね。
これだけ見ると
とっても似てるんですけれども→
実は 原因となる虫が違う。
実はトコジラミって どこにいるかというと 室内にいるんですが→
ベッドとか家具の隙間とか
そういう所に隠れて住んでる虫で→
夜中に刺してきます。
一方 ネコノミっていうのは大体ネコに寄生するノミの一種です。
ということは あなたは何で刺されたかの
元が分からなければ→
そういうことか！
ということは 先ほど診察室で先生は これをこうやって見ながら→
「うん… あなたは…」というふうにして…。
とっても助かってる… 虎の巻になってる先生もいらっしゃるぐらいに→
この違いが分からないと
患者にとっては…。困りますよね。
決定的じゃないんですよね。
そうなります。
それ 大事ですね。
（笑い）
本当に すごい研究でございます。
これからも どうぞお続け下さい。
ありがとうございました。