2019/06/19(水) 22:30〜23:20 歴史秘話ヒストリア「信長より20年早かった男 最初の“天下人”三好長慶」[解][字]


長慶の死後には 天下に 名をとどろかせた豪傑としても有名です。
続いては 第2のステップ。
尼崎市にある本興寺。
法華宗の寺です。

長慶は 当時畿内を中心に勢力を伸ばしていた→
この 「法華宗」に注目します。
「禁制」は長慶が 寺と交わした取り決めです。
…などが決められました。
なぜ 長慶は本興寺を大切に扱ったのでしょうか。
本興寺には 影響下にある お寺


末寺が多くあり→
そのネットワークは
近畿や四国から九州まで及んでいました。
このネットワークを活用したのが
法華宗の信者たち。
信者の中には
商人が 数多くいたため→
なんと 東アジアにまで広がる
貿易ルートを築いていました。
その結果 長慶のもとに→
中国の絹織物や沖縄の芭蕉布など→
貴重な品々が集まります。
なかでも 最も重要だったのが当時 最新鋭の武器。
そう 鉄砲です。
当時 三好勢と戦をした相手方の記録が残っています。
厳重な警戒ぶりから→
長慶が 大量の鉄砲を使ったことがうかがえます。
それは 織田信長が
集団で鉄砲を用いた 長篠の戦いの→
なんと 25年も前のことでした。
(銃声)
まさに 「戦国の革命児」らしい
活躍を見せ始めた 三好長慶。
その最後のステップが…。
自らの 3人の弟を生かす策でした。
まず すぐ下の弟 実休に→
三好の本拠地阿波を任せます。
更に その下の弟 冬康を→
淡路島の海賊を率いる安宅氏の養子に。
最後に

その下の弟 一存を →
讃岐を治める
十河氏の養子に出しました。
こうして
瀬戸内海に力を及ぼす→
ネットワークが完成します。
実力本位の…
宗教勢力と連携した…
そして 兄弟の絆を生かした…
父が討たれてから 16年。
力を蓄え続けてきた長慶は→
ついに 戦う決意を固めました。
今こそ 父上のご無念 我らが恨みことごとく晴らさん!
(一同)えいえい おう! えいえい おう!
運命の日が 迫っていました。
いくつもの画期的な政策で
着実に力をつけていく 三好長慶。
しかし
これほどの人物にも かかわらず→
私たちは なぜ
長慶を よく知らないのでしょうか?
江戸時代の
半ばごろまでは→
「三好に頼らなければ→
信長は成功しなかった」と言われるほど→
高く評価されていた
三好家。
状況が変わるのは幕末。
「日本外史」という読みやすい日本史の本が→
大ベストセラーになってからだと

いいます。
この本は 織田信長を高く評価。
戦国時代のような乱世では→
勝つためには
何をしてもよいと説きます。
一方で 長慶のことは
ほとんど評価しませんでした。
そういったわけか
いまや ふるさとの徳島でも…。
信長直前の天下人って知っとるか?
長慶は あまり知られていないのです。
さあ いよいよ
三好長慶が立ち上がります。
そして 200年以上続く室町幕府に
敢然と対峙することになるのです。
今こそ 父上のご無念 我らが恨み
ことごとく晴らさん!
細川晴元を打倒するため
立ち上がることを決意した 長慶。
きっかけは
晴元が起こした ある事件でした。
池田の領地も何もかも
全て その方へ与えようぞ。
ははっ。
池田家は 晴元の治める地域で最も豊かな国衆。
その財産を奪うため
当主を 自害に追い込んだのです。
晴元の横暴な振る舞いに→
畿内や四国など 各地の国衆は動揺。
強い不信の念を抱きました。