活躍していた。
こちらは勤続5年のベテラン
柴田俊典さん、69歳。
品数が多いお菓子売り場担当だ。
≫製鉄会社を63歳で定年退職後
週に4日から5日働いている。
≫こちらも勤続5年船田洋さんは、最年長の72歳。
品出しは
思いのほか頭を使うのだという。
≫食料品を担当するのは
平海武男さん、66歳。
実は、この仕事を始めて
まだ3か月目だという。
≫かつて、長距離トラックの
運転手だった平海さん。
8年前、病気をきっかけに
仕事を辞めることに。
その後、厳しい現実が
待ち受けていた。
元気になったものの、仕事が
全く見つからなかったのだ。
≫ところが
早起きをしていたおかげで
人生を変える転機が。
≫シニアの再就職の厳しさを痛感した平海さん。
銀の卵として何ができるか
常に考えているという。
手際がいいとはいえず
いまいちはかどらない。
すると、見かねた
品出しのリーダーが
そーっと助っ人に。
≫年金生活のシニアたちにとって
仕事で収入を得るのは
大変なこと。
だからこそ、力が入るのだ。
337個もあった段ボール。
みんなで協力し合ったおかげで
午前8時過ぎには品出しを終えることができた。
≫こうして、銀の卵たちは
週に4日から5日
午前6時から9時まで
3時間働いて
月4万円ほど稼いでいる。
妻はどう思っているのか?
≫早朝の貴重な戦力として
雇用された銀の卵。
実は、店にとっても
得るものが大きかったという。
≫高齢化社会にとって
銀の卵が働く意義は
思っている以上に大きいようだ。
東京でも銀の卵が活躍している。
黒田俊美さん、69歳。
≫黒田さんの仕事は家事代行かと思いきや…。
≫実は、黒田さんの仕事は
その名も東京かあさん。
言われたことをこなす
家事代行とは違い
お母さんが
おせっかいを焼くように
生活をサポートするという。
夫と2歳の子どもの3人暮らしだ。
≫実は大西さん、半年以上前は
部屋の掃除さえ手につかない精神状態だったという。
≫半年前に黒田さんと出会い
心の平静を取り戻していったという。
≫大西さんにとって黒田さんは
まさに東京のお母さん。
≫現在、黒田さんは
週に4回から5回
1日3時間から6時間ほど
働いている。
≫黒田さんは
5年前、母親を亡くし
四国から上京した。
≫そこで家事代行の仕事を始めたところ、出会ったのが
東京かあさんの代表
小日向さんだった。
≫現在、東京かあさんには
40人以上のシニアが所属している。
こちらは柳原令子さん、75歳。
鈴木智博さん、45歳。
地方への出張が多く
忙しい毎日を送っている。
≫下着も、たたみ方を工夫する。
シニア女性ならではの心配りだ。
≫さりげなく
生活に生かせる知恵を伝授する。
更に、2人で洗い物を片付けた
そのとき…。
≫実は、この部屋に
越してきたばかりだという鈴木さん。
柳原さんは
去年10月からの付き合いだ。
今では、自宅の鍵を預かり
鈴木さんが地方にいるときは犬の散歩もしている。
≫この日は、日ごろ
お世話になっている柳原さんに
お礼がしたいと、鈴木さんが