2019/09/06(金) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]
明日の始発までには
運行を再開させたいということで
今日も夜を徹しての
懸命な復旧作業が
行われるものとみられています。
渡辺≫なぜ事故は起きたのか。
未然に衝突を防ぐことはできなかったのか。
今日は番組では2つの側面から
独自に検証します。
1つ目は、トラックはなぜ踏切で
行ったり来たりするような形で
切り返しをする、あの細い道に
入って行ってしまったのか。
2つ目は、危険を察知するための
電車の運行システムは
どうなっているのか。
この2つの点を検証してみます。
まず2つ目の電車の
システムに関してなんですが
ここでは踏切に立ち往生している
車があったときなど
異常を知らせることを
電車の運転士に伝えるための
仕組みとして、障害物検知装置
というものがあります。
どういう機器なのか。
こういうものです。
障害物検知装置
丸で囲ったものがその機器です。
この異常を電車の運転士に
伝える方法として
今度はこちらの地図を
見ていただきたいと思いますが
今回の事故、快速特急
これは、120キロのスピードで神奈川新町駅に
近づいていました。
120キロというスピードは1秒間で33m
進むことになります。
障害物検知装置今、見ていただいた
あの機器と連動する警報ライト
というものがあるんですが
警報ライトは
踏切から10m手前
130m手前
そして340m手前に
設置されています。
この340m地点から踏切まではおよそ10秒で到達してしまう
スピードが
120キロというスピードです。
京急によりますと
120キロで走っていたとしても
600m手前で
ブレーキをかければ
計算上、この電車は
止まることができる
仕組みだと言っているんですが
まず、340m地点から見える景色を見てみましょう。
どういうライトが
あるんでしょうか。
これがそうです。
これがライトになっていまして
恐らく、色は分かりませんが
赤いライトがつくということがいえると思います。
では、京急がいっている
600m手前で
かければ止まる仕組み。
600m地点に
戻ってみますと
ここが事故現場から
600m地点で
これは、今出ていますが
1つ前の子安駅のホームです。
子安駅のホームが600m地点。
そしてここが340m地点
ということになります。
つまり、600mから
見える景色というのは
340m地点にあるライトを
見ることはできないということが
今、お分りいただけたのでは
ないかと思います。
その理由として子安駅というのは
もう少し手前なんですが
ここは
線路が左カーブしていますね。
左カーブしているために
このライトは
600m地点では見えません。
このことは今日現場を取材してくださった
川島さんも指摘していて
これは見えないのではないか。
600mの地点から
340m地点の
ライトを見ることができないので
運転士さんが、赤信号が点灯してブレーキをかけたが
間に合わなかったと
言っているわけですが
これは、非常に
600m地点で
それを認識することは