なぜ大学のパソコンを
家に持って帰ったんですかと
大学の備品を私物化していたような
実態について
追及したんですね。これに対して、チョ・グク氏は
私の不徳のいたすところですと

このように答えています。
渡辺≫今日はスタジオに
静岡県立大学
小針進教授に
お越しいただきました。
韓国の政治や司法というのは
世論調査、世論に
非常に影響を受けると
いわれているんですが
直近の世論調査の結果
チョ・グク氏の法相就任について
賛成と反対
また少し開きました。
実は、この数字に
非常に隠されている意味があると
小針先生は
おっしゃっているんですが
どういう意味が
隠されているんでしょうか。
小針≫６ポイント
下がっていますよね。
６ポイントというのが
先ほどから出ているトンヤン大の
表彰状の問題。


世論調査の前日にこれが起きているので
これが影響してるんですが
中をよく見ると
もともと文在寅政権を
それほど支持していない
野党の支持層だとか
年齢が高い人たちが
だいぶ離れていっているんです。
逆にいうとまだ４０％あるという
文在寅政権を
支持している人たちは
この人事というのは
適正なんだと。
そういう見方のほうが
いいと思います。
渡辺≫４割は文在寅政権の
岩盤層だという。小針≫コンクリート層が
あまり崩れていないと
いえるんですね。
渡辺≫いろんな疑惑が出ても
４割は
支持しているんだから
なんとか乗り切れるだろうということにつながるんですか。
小針≫まだ本人の疑惑というより
家族の疑惑なので
そこが大きいですね。
まだ本人じゃない。これからは分からないですけどね。
渡辺≫小針さんは文在寅大統領は
この人物を
法相に起用するというふうに

思ってらっしゃいますか？
小針≫多分、週明けに
任命するんじゃないかと
思います。
今までいくつかの人事不適切だといわれていたものも
大体、強行しているので
ここで例外的にというのは考えられないです。
渡辺≫そして今、こういう具合に
進んでいるようです。
４時ごろには証人・参考人の
尋問が始まる予定で
与野党それぞれ合わせると
１１人の証人・参考人を
呼んでいるんですが、ほとんど
これが出てきていないそうです。
小針≫まだ２人しか参加する
意思を
表明していないという話です。
渡辺≫一番、伺いたいのは
こうした、いわゆる
韓国国内政局にもつながる
この疑惑の動きが日韓関係に
どういう影響をもたらすのか。
文在寅政権は
日本との関係
このことによって
何か影響を受けるのか
あるいは受けないのか。
どうお考えでしょうか。
小針≫法務大臣は基本的には

外交に影響がないです。
ただし、この問題が今
韓国の中ですごく大きいですから
相対的に
この問題が大きいということは
日韓の問題は少し
小さめになっていますね。
ですから、この問題が
長く続いたほうが
日韓の間では静かな外交が