2019/09/07(土) 16:30〜17:55 スーパーJチャンネル[字]
くれぐれも安全に
明日の夜以降
お過ごしいただきたいと思います。
山口≫どうぞ皆さん
お気をつけください。
上山≫こういった
台風などの接近で
近年増えているのが
市街地が冠水する都市型水害です。
台風15号の接近で
警戒が必要なんですが
対策はあるのでしょうか。
≫ここ数年、局地的な大雨で度々発生する道路の冠水。
今週火曜日には
大都市・横浜でも…。
バス停の看板をなぎ倒すほどの
冠水。
≫今週火曜日、横浜市内各所で
洪水のような濁流が
街を襲いました。
川が氾濫したわけでもないのにこの状況。
このとき起きていたのが
内水氾濫です。
横浜市港南区の
こちらの地区では
3日の午後8時ごろ
道路に水があふれました。
市がまとめたハザードマップでは
大雨のときに浸水が心配されるエリアとして
指定されています。
市の担当者はこのときまさに内水氾濫が起きたと話します。
≫道路の下は
どうなっているのでしょうか。
≫その下水管は
大人も優に通れるくらいの
大きさなのですが
それでもあふれてしまったのです。
≫当時、近くで計測された雨量は
78ミリ。
これは
内水ハザードマップの想定雨量の
1時間に76.5ミリを
超えていたのです。
≫今後の対策については…。
山口≫台風15号が
あすにも関東を直撃かと
みられています。
そうしますと、浸水の被害が
大変心配されるわけですが
実は今、浸水の被害を
事前に予測するというシステムが
完成したんですね。
その名もS-uiPSというんです。
今日は
この開発者であります
こちら早稲田大学の
関根正人教授に
お越しいただきました。
関根先生どうぞよろしくお願いします。
関根≫よろしく
お願いいたします。
山口≫あと10日ほどで
運用が開始されるということで
そうしますと、パソコンや
皆さんのスマホなどで
S-uiPSと検索すれば
そのページから例えば東京23区の
浸水の予測を事前に見られる
ということになるわけですが
これが
いかに画期的なことなのか
では、上山さん
お願いします。
上山≫これ知っておくと
本当に避難のときに有効な
ツールになりそうなんですが
S-uiPSすごいところその1
まず、こういうことなんです。
20分先の浸水状況を予測できる。
つまり20分後に
どこで、何センチくらいの
浸水があるかということが
事前にわかるわけですよね。
だから、避難の判断が
早めにできるということに
つながってくるわけです。
そして、すごいところその2。細かいということなんですが
つまり、自宅前の浸水まで
予測できる。
自分の家の前の道路が
どのくらい浸水するのか
いつ浸水するのか
そんなことまで
1本1本の道路にわたって
わかるということで
つまり、こういったことができる
このシステムなんですが
画期的ということを超えまして
なんと世界初ということなんですよね。
山口≫先生、すごいシステムが