2020/01/01(水) 10:40〜11:25 地球ドラマチック・選「猫とネズミ 決戦の行方」[二][字]

♪♪~
これは ある夏の出来事。
フランスの とある田園地帯のコテージを舞台にした お話です。
ここで 休暇を過ごすために 都会から→
ある一家が ペットの猫たちを連れてやって来ました。
こちらが 主人公の「マセル」。
くいしんぼうの猫です。
一心不乱に サーモンを
盗み食いしていますが…。
しっし~。
(マセルの鳴き声)
そして もう一人の主人公は こちら。
ちょっと生意気なネズミの「チーキー」。
前の住人に飼われていましたが
ケージから逃げ出しました。
今や 自由な生活ですが 多くの試練にも
遭うことでしょう。
本来 出会うはずのなかった 猫とネズミ。
ハラハラ ドキドキの追いかけっこの始まりです。
(テレビ)
猫とネズミの対決を描いた物語は昔からあります。
物語では ドタバタ喜劇もありますが
現実は ネズミにとって 命懸けの→
真剣勝負です。
自由になったチーキーは誰にも気付かれずに→
お菓子のかけらにありつきます。
都会から来た一家は ネズミが大の苦手。
物語の中なら別ですが…。
一方 ペットの猫は 溺愛されています。
こちらは リタ。


2匹の子供がいます。
そして マセル。
マセルは もともとは 野良猫でしたが一家に拾われました。
6歳のオスで 柔らかい毛並みを
しています。
人懐こそうですが 実は 恐るべき
ハンターでもあります。
これから ハンターと獲物の
しれつな戦いが繰り広げられます。
果たしてチーキーは マセルから
逃げられるのでしょうか?
普通 動物は 夜に狩りをします。
それは 人間が 寝静まったころ。
動物たちが活動を始めます。
(フクロウの鳴き声)
チーキーは 壁と壁との間の
安全な場所にいます。
ケージの外の 新しい環境に
すっかり なじんだようです。
寝る場所も 食べる物も見つけました。
ビスケットのかけらです。
大人のネズミは 1日に およそ20回
食事をします。
♪♪~
好奇心旺盛なチーキーは キッチンを探検して 食品棚に たどり着きました。
家に ネズミがいるのは
食料を与えてしまっているからです。
ネズミは雑食ですが たいていは
食べる物を慎重に選びます。
猫も 本来は夜行性です。


聴覚に優れ 耳の向きを 180度動かせます。
そのため 獲物が発する
かすかな音にも気付くことができます。
午前1時。
チーキーは 小麦粉に鼻をうずめていました。
マセルは ふだんは 灰色のネズミを
追いかけています。
こんな模様のネズミは 初めてです。
ケージの中で暮らしていた チーキーも猫を見るのは初めて。
体重4キロのマセルに
30グラムのチーキー。
しかし 体が大きいからといって 必ず
狩りに成功するわけではありません。
マセルが 獲物を追いかけるのは
ただ 食べるためではありません。
マセルにとって これは
ゲームでもあるのです。
今回 ゲームは 長くは続きませんでした。
チーキーは 何とか逃げ延びましたが次は どうでしょうか?
(ニワトリの鳴き声)
朝 マセルを目覚めさせるのは…。
(キャットフードの音)
≪マセル!
(マセルの鳴き声)
キャットフードの音です。
くいしんぼうのマセルは 日に
何度も食事をします。
しかし どんなに満腹でも
本能的に狩りをします。
猫は ネズミ以外にも

さまざまな獲物を捕らえます。
もちろん 魚も大好物。
魚をじっと見つめる マセル。
しかし マセルは 単に
喉が渇いていたようです。
魚のことは忘れて マットで
爪とぎを始めました。
2匹の魚は 命拾いしました。
ネズミのチーキーは 壁の間から表の世界に顔を出します。
今度は 納屋の裏に やって来ました。