僕は 自分の体に合わせたオリジナルの器具を→
いろいろ作っているんです
。
(ジェイミー)
例えば これは 子供と雪合戦をするための器具です。
根元の部分で
雪玉を作ってこうやって投げるんです。
<彼は
両手足を失ったとはいえ身の回りのことは もちろん→
車の運転なども
器用に こなす>
<そんな彼が
両手足を失ったのは→
14年前
親友の登山家フィッシャーと共に→
アルプス山脈にある…>
<彼らは 迷った末頂上を目指し…>
<天候は
さらに悪化>
<激しい吹雪が続き…>
<すぐに病院へ搬送されたジェイミー>
<重度の凍傷に
むしばまれていた手足を切断することで…>
<その一方
パートナーの…>
<すぐに
義足を手に入れたジェイミーは→
スノーボード
をはじめ さまざまなことにチャレンジして行った>
(スタジオ:
池田) すごいな。
(ジェイミー)
それを…。
<そして
その…>
(ジェイミー)
崖をよじ登る…。
<チャレンジ…>
<ジェイミーは クライミングの訓練に精を出していた>
(ジェイミー)
僕は…。
(ジェイミー)
そのため 足を置く場所を→
慎重に
見極めなければならないんです。
腕のほうは
義手も試したのですが…。
…のが
一番しっくり来ました。
んっ
んんん!
<ぼろぼろになりながら
毎日クライミングの訓練を重ね→
ジェイミーは
いよいよ…>
<彼が
マッターホルンを案内する…>
<ガイドはベテランの彼だが→
両手両足を失ったクライマーを案内するのは→
もちろん
今回が初めて>
<翌日から
2人の訓練が始まった>
<実は
これ…>
<…も
兼ねている>
<というのも
ガイドと登山家は→
1本のロープに
つながれた命を預けるパートナー>
<登山家が未熟ならば→
巻き添えを食らい命を落としかねないからだ>
(ジェイミー)
あぁ!
<ジェイミーは
認めてもらおうと必死に ついて行く>
<そして>
<登りの練習は比較的 順調だった ジェイミー>
<だが
一転…>
<…ことが発覚>
(ジェイミー) あぁ!
<このペースの遅さが
マッターホルン登頂には→
大きな障害になってしまう>
<もし ペースが遅く→
日があるうちに
戻って来られない事態に陥れば→
断崖絶壁で
休む場所がなく→
さらに天候が変わりやすい
マッターホルンでは→
命の危機に
さらされるのだ>
<そこで
2人は話し合い…>
<4003m地点にある
ソルベイ小屋への制限時刻を→
午前9時→