更に その発言の内容もですね大きく変化しました。
これがですね「NHKスペシャル」放送後→
12月までの発言を単語別にまとめたものです。
文字の大きさは
つぶやかれた多さを示しています。
そして ポジティブな発言の場合が緑→
ネガティブな発言の場合は赤色で示しているんですが→
緑を見ますと
「感動」や「素晴らしい」とか→
「復活」「喜ぶ」「号泣」なんていう言葉も
ありますよね。
これがですね
年明けからのSNSのつぶやき。
こういうふうに変化しました。
へえ~。
「死」や「冒涜」など ネガティブな…。
「感動」や「素晴らしい」という声もあるんですが→
共に 上位を占めたところに
ネガティブな言葉があった。
こういった変化
これ 松尾さん どのように感じますか?
僕は ここまで 世の中を巻き込んでる
議論になってるっていうのは→
すごいことだと思ってるんですね。
「NHKスペシャル」の時は→
やっぱ そのプロセスの説明があったと
思うんですよね。
まあ どういう方が 何のために→
ひばりさんの歌を復活させようとしてるのか。
その時の思いもあったし 苦労もあったし
やっぱり 文脈があるかどうかで→
反応は だいぶ違うなというふうに
思ってまして。
当たり前なんですけども
テクノロジーって→
誰が何のためにやろうとしてんの?
っていうものとセットじゃないと→
気持ち悪くてしょうがないということだと
思うんですよね。
ビジネスに展開したわけじゃないですか。
CDをリリースして。
すると その単なるテクノロジーの追求
だけではなくなってくるから→
世間の見る目も ああ これで
お金 生まれるんだとか→
どこかが潤ってるんだ
っていう感情も→
やっぱ AI美空ひばりを見た時に
付随してくると→
また 違った感情が生まれてきちゃう
っていうとこもあるかもしれないですね。
でも SNSを
使ってらっしゃらないであろう→
年配の方たちの声は
ここには やっぱ反映されてませんので→
おじい様 おばあ様は
よっぽど喜んだ人は→
本当 いらっしゃるでしょうし
ミッツさんなんかより→
「あれは ひばりちゃんじゃない!」って
言ってらっしゃる→
大きな声を持ってる方も
いらっしゃるでしょうし。
そのCDを何回も聴いて→
泣いてらっしゃるおばあちゃんの気持ちっていうのも 多分→
「あ~ ひばりちゃんの新曲
30年 待った」っていうね。
いろいろ できますよね。
いくらでも商業利用できるし→
いくらでも
人を扇動するみたいなことができるし。
だから そういう意味では
批判は間違ってなくて→
そこは やっぱ確実にあると思いますよ。
そうだね。
何でかっていうと 例えば スマホ
我々 いつも使ってますよね。
これ 我々の生活 変わっちゃったし→
例えば 子どもの教育にとって「これ いいの? 悪いの?」とか→
何か いろんな疑問があるわけですよね。
インターネットもそうですよね。
やっぱ テクノロジーって
世の中に与える影響っていうのは→
我々の目の前に提示されて議論する前に
もう自然に入ってきちゃって→
もう受け入れるしかないというのが
これまでだったんだけども→
このAIの技術
まあ ディープラーニングを使って→
画像 映像 音声を生成するっていう技術は
やっぱり ここまでですね→
世の中が変わるかもしれない
っていうことを突きつけられて→
これだけの人が これだけの議論を
できる状況ができたっていうことが→
僕は 本当 すばらしいことだなって
思ってますね。
実はですね 韓国でも→
このAIで亡くなった人をよみがえらせる試みを→
テレビ局が行っているんですね。