2020/11/25(水) 12:45〜13:00 【連続テレビ小説】エール(118)「エール」[解][字][再]

♪♪~(テレビ)
(音)わ~! アハハ!
うん… 正常ですね。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
ご苦労さまでした。
≪(裕一)ただいま~。
届きましたよ。
来た~! おお~!
これで オリンピックは ばっちり。
う~ん 色つき すごいね!
曲は… どうですか?
うん? あ~… まだかな。ほかの仕事もあるしね。
1年後 開幕ですよ。 締め切り
それよりだいぶ前でしょう。 大丈夫?
うん 大丈夫。 任せて。
ちゃんと ここにあるから。
♪♪「かぞえりゃ五つ」
♪♪~
♪♪「泣いて 生まれて 響く命」
♪♪「きっと嬉しくて 笑っているんだ」
♪♪「僕らはきっと 出逢うでしょう」
♪♪「手を引き 背を押し 出逢うでしょう」
♪♪「きっといつか今日の日も
意味を持って ほら」
♪♪「耳をすませば」
♪♪「星の見えない日々を 超えるたびに」
♪♪「互い照らすその意味を
知るのでしょう」
♪♪「愛する人よ」


♪♪「親愛なる友よ」
♪♪「遠くまで 響くはエール」
大ヒット おめでとうございます。
(木枯)
あ~ いや… 三波さんのおかげかな。
三波さん シベリアで捕虜になってたから
曲に懸ける思いが すさまじかったんだよ。
期待に応えていらっしゃって
さすがですね。
(酒井)日本政府を代表して参りました。
先生に 東京オリンピックのオープニング曲を書いて頂きたい。
少し不安で。 裕一さんが
日本中の期待に応えられるかどうか。
古山は どんな様子?
「大丈夫だ。 任せておけ。ここには あるんだ」って。
じゃあ あるんだよ。
あるなら どうして書かないのかしら。
(せきばらい)
僕たちの仕事ってさ出したら もう消えちゃうの。
多分 自分の中で
楽しんでるんじゃないかな?
日本の音楽家の中で
ただ一人の栄誉だから。
いい気分を終わらしちゃうの
もったいないって。
もしくは…
最後のピースを探してるのかもね。
♪♪「闘魂こめて」
(鉄男)おおっ!♪♪「大空へ」
♪♪「球は飛ぶ飛ぶ 炎と燃えて」


♪♪「ジャイアンツ ジャイアンツゆけゆけ それゆけ巨人軍」
おお~っ! いいよ これ!
盛り上がるよ ハハッ。
これで巨人は無敵になるな。
フフフ…。
ファンが納得してくれんなら
このまま球団に渡すよ。
はあ~ いや~。
あっ オリンピックのこと 聞いた。ああ。
よかったな。
ありがとう。
誰よりも 藤堂先生が喜んでるんだろうな。
うん…。
先生ね… 聴いてもらいたかったな。
任しとけ! 当日は 俺がラジオ持って 墓参りすっから。
本当?
うん。ありがとう。
(ノック)
はい。
どうぞ。
えっ!? 木枯君!(鉄男)えっ?
久しぶり。
巨匠! アハハハ!
どうぞ。
あっ ありがとうございます。
鉄男君のおでん 懐かしいな~。
みんなで集まって愚痴ばっかり吐いてたね。
あのころの裕一は
本当に自信なかったけど→
今や 大先生だもんな。

いやいや…。
いやいや… もう
木枯さんには比べ物になりませんよ。
何だよ! アハハ…。
まあ 裕一は裕一のよさがある。
おめえの歌は はやりもんじゃねえ。
ずっと残る音楽だ。
そう。 俺のは売れる音楽。
お前のは残る音楽だよ。
木枯さんは 売れて 残ります。