お正月といったら
何を思い浮かべますか?
永山≫正月は、そうですね
お餅ですかね。
古原≫お餅、分かりました。
きょう紹介するのはですね
こちらでございます。
お餅もそうなんですけれども
門松、思い浮かべる方いらっしゃると思います。
華丸≫もうちょっと
導いてくれんかな。
古原≫でもこの門松めちゃくちゃ
かっこよくないですか?
華丸≫スマート。
古原≫ちょっと変わっているんですよ。
門松作りの
今、本当に大忙し
現場、バタバタしております。
皆さんそもそも門松ってどういう意味があるか
ご存じですか?
もともともちろん縁起物というの
もあったりするんですけれども
お正月に神様が
おうちに来たときに
迷わないように目印として置いたのが
門松ともいわれているんです。
それではこの、かっちょいい門松を作った方を
ご紹介しましょう。
米山さん
よろしくお願いします。
米山≫おはようございます。
古原≫門松作りって
今の時期から作るんですか?
米山≫クリスマス明けに
飾りたいので
鮮度がね、青い竹、松で
やりたいので鮮度が命ですから
この1週間くらいが
まとめて作るようにしています。
古原≫今の時期からしか逆に
作らないということなんですね。
ためて作っておけばいいなと
思いますけれども
松の色が変わってくるんですね。
米山≫鮮度が命です。
古原≫作ったきっかけは
何ですか?
米山≫ふだん庭園を設計して
作り上げる庭師です。
お客さんの中で飲食店とか
お寺関係の方から門松を作れないかというのがありまして
庭と同じようにオリジナル
デザインを15年ほど前から
作り続けておりまして
大変ご好評いただいております。
古原≫先ほどスタジオのほうから
形はこんなのだったっけ?という
声もありました。
確かに下の形
ちょっと変わっていますよね。
米山≫お正月にふさわしいご覧いただくと
分かるんですけれども
六角形で末広がりめでたいという
台で作っております。
古原≫作り方はどなたかから
習ったんですか?
米山≫私の独学です。
この形を研究するために
門松だけを見る旅に出ました。
古原≫スタジオの皆さん
門松ってお正月の時期しか飾らないじゃないですか
だからお正月の短い期間だけに
門松だけを見る旅を
米山さんはやられたそうです。
米山≫そのとおりです。
その時期しか見られないので10
年以上かけて
お店やお寺のお飾りを研究して
時には怪しい目で見られながらもそういう思いもしながら
ようやくこの形に
たどりつきました。
華丸≫逆に神様の遣いやね。
古原≫門松作り、今お忙しいということなんですけれ
ども、どういうふうに
作っているのか見てみます。
何をしているところなんですか?
米山≫台に
飾り松を挿しているところです。
古原≫こだわりもあるんですよね。
米山≫ご覧いただくように
美しい形を出すために
3種類に、下ごしらえ
手間をかけて、下ごしらえして作業にあたっております。
古原≫見るべきポイントは
松のカーブなんだそうです。おまんじゅうを意識した
形なんですね。
いちばん真ん中が高くて
横に広がっていくごとに
少しずつ短くなっていく
というようなことで