急激に閉じて→
眼圧が
上がってしまいますので→
自覚症状として 目が痛いとか
気持ち悪くなったり。
眼圧も 本当に
50 60に上がってしまいますので→
角膜が むくんでしまって
かすんで見えたり→
光が まぶしくなりますので
症状が はっきりと出ます。
そういった症状を感じたら すぐ眼科を
受診していただくといいと思います。
緑内障になりやすいタイプっていうのは
あるんですか?
高齢であったり→
家族に緑内障の人がいるというような家族歴。
こういった方が なりやすい傾向にある
ということなんですね。
加齢とともに
緑内障の頻度が上がりますので→
年齢とともに やはり 検診を
受けていただくのがいいと思います。
そして 家族歴に関してましては→
きょうだいや親に→
緑内障を発症した人がいらっしゃると→
緑内障になりやすいことが→
遺伝的に
分かっているので注意が必要です。
また 健診で
もともと 眼圧が高い→
というふうに
言われた方は 将来→
緑内障を発症しやすいので
注意が必要です。
あと 一つ 僕は「落屑症候群」…。
ねえ! 初めて聞きましたね。ちょっと 初めて聞く言葉ですけども。
<「落屑症候群」とは→
瞳孔や水晶体の一部が剥がれて出来た白いほこりのようなものが→
瞳孔の縁や水晶体の表面に
付着した状態。→
それが
房水の出口を塞ぎ→
眼圧を高くしてしまうことがあります>
あと 私も近視なので→
すごい心配してるんですけど…。
私も近視なので気になります。
これは どういうことでしょうか?
近視が増えるほど緑内障の頻度が上がるっていうことは→
統計的に分かっています。
あらら…。
近視になりますと 成長に合わせて
眼球が伸びていくんですね。
そのときに
視神経自体もストレスを受けて→
緑内障を発症しやすくなりますし。
そして 変形した視神経っていうのは眼圧に対する抵抗力も弱くなりますので→
さらに緑内障を発症しやすくなります。
そして「2型糖尿病」というのは…。
神経自体は 血液から
酸素や栄養をもらっていますので→
糖尿病になって 血流が悪くなると
神経が障害されやすくなります。
さらに 血糖が高い状態が長年続くと→
「糖尿病網膜症」といって 網膜の血管が閉塞する合併症を発症しやすくなります。
そうなりますと
目の中が 酸素不足になりますので→
その酸素不足を補うために 新しい血管が
無秩序に生まれてきてしまって→
房水の流れを阻害して
眼圧を高くしてしまいます。
じゃあ
その緑内障を発症してしまったら→
治療の基本っていうのは やっぱり
目薬っていうことになりますか?
そうですね。
目薬は 房水の量をコントロールして→
眼圧が高くならないようにする
基本の治療となります。
種類っていうのは
どういう種類があるんでしょう?
大きく分けて 2つありまして。
房水を流れやすくするものと→
房水が作られる量を減らす薬がある
ということなんですけど→
これ どう使い分けるんですか?
石田さん。
一般的には 1日1回の点眼で
眼圧下降が最も強いとされる→
「プロスタグランジン関連薬」を
最初に使うことが多いです。
1種類の目薬で 効果が不十分であれば→
他の点眼薬に変更したりあるいは 2種 3種と追加して→
視野障害が これ以上 進まないと
考えられる目標とする眼圧に→
近づくように治療していきます。
種類が たくさんあるってことは点眼の効果っていうのは→
種類を増やしていくと
効果は高くなっていくんですか?
そうかもしれませんが 効果と同時に→