筋肉の下に縫い付けて固定しますので→
ずれることはありません。
はあ~…!縫い付ける…。
これは痛みも もちろん ないんですか?
手術のときはもちろん 麻酔をしますけども→
術後は 先ほど VTRにもあったように
特に痛みは感じません。
これは 房水っていうのは これ
どうやって外へ出て…?
このチューブとプレートを通して→
ゆ着しない空間を確保して→
その上に皮膚がかぶりますので→
眼球の皮膚の血液から…血管から吸収されるという形になります。
ただ 眼圧が下がり過ぎないように→
実は 先ほど 硬い部分があるというお話ありましたけど→
そこにバルブがついてまして
下がり過ぎると→
一旦 バルブが閉じてしまいますので
まあ 流れが遮断されます。
そして 高ければ
また開いて流れるという形になります。
なるほど! よく出来てる!
よく出来てる!すごい…。
じゃあ
このインプラントの手術を受けると→
眼圧っていうのは
どれぐらい下げられるもんですか?
一般的には
12から15ミリメートル水銀柱となります。
じゃあ 結構 下がるわけですね。
そうですね。
川田さんの場合は
目薬を 術前 4剤使っていただいて→
眼圧が20以上でしたから→
現在は 目薬1剤で→
9ミリメートル水銀柱
というふうになってます。
これ でも
やっぱり 何か ふっと思うのは→
これだけやって まだ やっぱり→
目薬っていうのは必要なんだなと思ったりもしますが。
そうですね 通常
この手術を受ける方っていうのは→
視野が すでに中期以降に進んだ方です。
そういった方は 視神経自体がすでに弱くなってますので→
より低い眼圧を維持して 目薬を併用して
低い眼圧に保つことが大事です。
できれば これ…
これ せっかく 頑張って入れたから→
これのみで
眼圧を下げたいなと思うんですけど→
それは やっぱり 無理なもんですか?
視神経の状態が やはり後期になってしまいますと→
眼圧を より下げないと
どんどん悪くなっちゃうんですね。
ですから 初期であれば
目標眼圧は中等度なんですが→
後期ですと
より低くしないと駄目ですから→
さらに点眼を使っていただいて まあ→
10ぐらいに維持することで10年後 20年後も→
きちんと視野を維持したいというふうに
考えております。
もっとロングスパンで考えないと
物事をと。
じゃあ これ どのタイミングで→
このインプラントの手術をするのかってことですが。
<目薬のみで
十分に眼圧が下がらない場合→
進行が初期から中期であれば→
線維柱帯切開術かアイステントを入れる手術を検討します>
<これらの手術や線維柱帯切除術を
受けても→
眼圧が十分に下がらなかった場合や
下がりそうにない場合は→
インプラント手術を検討します>
本当に いろんなことを調整して→
駄目だったら この
インプラントをやるっていうような→
そういう感じのチョイス
っていうことになりますか?
そうですね はい。
分かりました。
では 石田先生 ベストチョイスのための
アドバイスをお願いいたします。
はい。
緑内障は早期発見 早期治療に尽きます。
失われた視野や視神経は
もとに戻りません。
ですから まず
一度は検診を受けていただいて→
自分の目の状態を知ることが
大事だと思います。
また 発症しても
治療の選択肢は多いので→
適切な治療で
眼圧をコントロールし続けることが→
大事だと思います。
分かりました。
先生 どうもありがとうございました。