切り取ったとしましょう。
これ 1立方メーターです。
うん 結構大きいですね。
結構大きいですよね。
実はですね…
少ないですね。
そう。 宇宙 結構 何もないんですよね。
へぇ~!
一方で 光 宇宙には光もいっぱいあります。
その宇宙にある光も平均すると
1立方メーターあたり→
10億個の光があります。
10億個。
10億個。 光は数えられるんです。
ああ 多いですね。
多いでしょう?
現在の宇宙を調べてみると 平均して1立方メートルの中に物質は わずか1個。
それに対して 光は10億個ある。
この数が どんな意味を持つか?まったん わかるかな?
♪♪~
で この そもそも10億個の光と1個の物質というのは→
一体 どこから来てるかと言うとですね
もともと 物質が10億1個あって→
反物質が10億個あって。
なるほど。
そのために 10億ペアが出来上がって
これが全部 対消滅で光になったと。
はい。
だから 10億の光なんです。うん。
そして ただ1人 10億分の1だけ
余ってしまった この人が→
今の宇宙を形成している。
なるほど。
これが 要するに 最初にお会いした時に
言った あぶれ者なんですよ。
あぶれ者理論なんです。 我々を構成する
宇宙は このあぶれ者からできてるんです。
なるほど。
悲しい話ですよね。 何かね。光のほうが楽そうですもんね。
そうなんですよ。 何か すごい悲しいです。
我々は 実は こういうカップルになれなかった あぶれ者ですよっていう→
話になっちゃうわけですね。
う~ん なるほど。
10億のペアに対して たった1個
ペアになれなかった「あぶれ者」。
♪♪~
なるほど。 まったんも 多田先生も そんな「あぶれ者」から できていたってことか…。
♪♪~
あれ! ってことは もしかして吉村も テレビをご覧の皆さんも→
元をたどれば 「あぶれ者」!?
♪♪~
そうか。 僕らは みんな 10億分の1の
「あぶれ者」から始まったのか…。
♪♪~
だから 反物質が 反物質だけで発見される前に→
もう すでに カップルが成立してるって
いうことですよね 常に。
実は もとは あったんですよね。
あったけども カップルになっちゃったので。
エネルギーになってしまってる…。
そういうことです。
悲しいですよね。 例えば これだったら
6カップルができて→
それで 1人あぶれてる程度なんで
まだ耐えれますけども→
10億カップルができてるのに
1人あぶれてしまったわけですから→
これは 非常に悲しい話ですよね。
「あぶれ者」が悲しいのはよ~く わかりましたけど→
ところで 先生の実験と
どう関係あるんですか?
ということで 加速器の最後
つくったニュートリノを調べる施設に→
再び まったんが潜入!
♪♪~
ニュートリノモニター棟に入ります。
はい。
反応しにくいニュートリノを
どうやって調べるんだ?
それで え~とですね
まずは 上から見ていただきます。
あとで下に降りていただきます。
はい。
♪♪~
うわっ すごい。そうですね。 ここに→
何か 赤い えらい巨大な
物体がありますよね。はい。
ニュートリノを測定する。 あの 測定器の
周りの赤いのは あれ 磁石なんですね。
磁石で 磁場をかけながら測定するために
あんな感じになっているんですけども→
上から見ると ちっちゃく見えますけど
あれでね 900トンあるんです。へぇ~!
という ものすごい巨大な測定器です。
この穴自体が もう むちゃくちゃ大きいですね。大きいですよね。
これ 実は 一番底までだと
36メーター 深さがあるんです。
へぇ~!
これは なぜこんなことをしてるかと言うと→
ちょうど 今 又吉さんが向かっている