向こう側→
その方向から ニュートリノがやって来て
そして あの真下の検出器の中を通って→
そして こちら側…
…を飾ってみました。
これがあるんですか。
そうです。 これがあります。
なんと 実験は ここだけではなかった!
ニュートリノを調べるのは300キロメートル先!
東海村から岐阜県神岡町へ。
2つの頭文字をとって「T2K」と呼ばれる→
とてつもなく スケールの
大きい実験が行われている。
♪♪~
これで その送ったやつをキャッチするんですか。
そのとおりです。
あ~。これはね 何かと言うと→
まあ 簡単に言うとね…
ニュートリノが こう バーッと水のタンクの中を通るんですけど→
ほとんどは さっきも言ったように
通り抜けます。 でも ごくまれに→
反応するやつがあるんですが…
その光を ここの なんか粒々みたいなのがいっぱいありますよね。はい。
これは 光を受けると 電流が流れるという
そういう機械なんですけども→
これでキャッチして それでニュートリノが
来たという信号にするわけですね。
へぇ~!
これの実物が そこに置いてあるので ちょっと見てみましょう。
はい。
それで これが そうなんです。
はい。
ここです。お~。
おっきいんですね 一つ一つは。
そうです。 これがね 直径50センチもあって→
これが 先ほどの検出器
スーパーカミオカンデでは…
へぇ~!
それでニュートリノをつくるんですね。
神岡町にあるのは 巨大なニュートリノ検出器
「スーパーカミオカンデ」。
直径40メートル 深さ41メートル。
5万トンの水が入るタンクに 1万本の光電子増倍管が ぎっしり付けられている。
♪♪~
実際に ここにあるのは単なる水のタンクです。
地球なんか 全然 ものともせずに
通り抜けていくんですが→
そのようなニュートリノが なぜ
それで捕まえられるのかというと→
答えは簡単に言うと…
ああ はあ はあ。つまり 確率は すごい低いんだけれども→
ちょっとでも反応すると。 だったら
たくさん撃てばいいじゃないかという→
ものすごい 何か ちょっと
知恵がなさそうな→
そういうやり方をやっているんですね。
へぇ~!
これ もし フルパワーでJ‐PARCから
ニュートリノを撃ち込んだとしたら…
1千兆個。
ええ。 そうすると スーパーカミオカンデでは→
ニュートリノは1日あたり 1秒じゃないですよ。
1日あたり 10個程度は捕まえられます。
へぇ~!
悲しくなってきますよね。1秒間に1千兆個送って 10個ですから。
向こうで そのうちの 本当に
少しずつを拾っていくっていう。
そうです そうです。 そして データを
ためていくということをやっています。
なるほど。
はい。
又吉くん 今度は地下へ。
お~。これですね。迫力ありますね。
そうでしょう? 下から 上から見ると
あんまり大きさが→
わからなかったかもしれませんが。
これですよね。う~ん。
これ 磁石なんですね。
そうです。 で その中に 検出器があって…
途中でなくなることはないわけですよね。
そうなんです。
神岡までは 必ず
走ってるわけですよね。そうです。
反応したあとも そのまま
走り続けてるんですか。
もし仮に 反応したやつが 100億分の2の
確率で 反応したやつがあれば→
そいつは ミューオンという粒子に
変わってしまいますので。
そこに。
そこで終わりということになります。
残りは もう 地球を もう 突き抜けて。
そうです そうです。
へぇ~!
ということになります。
なるほど。
多田先生たちは 東海村から神岡まで→
「二ュートリノ」と その反物質の
「反二ュートリノ」を飛ばしている。
♪♪~