クソみたいな三文雑誌の記事を→
うのみにしている事が
大間違いだ。
「クソみたいな三文雑誌」ですか…。
副総監ともあろうお方が→
いくらなんでも
お口が過ぎるのでは?
これでも
言い足りないぐらいだよ。
なんだよ お前… どうした?
なんですか?はい?
「なんですか?」とは
なんでしょう?
さっきですよ。
「もうひとつだけ」って。
その件ですか。
気になって戻ってくるぐらいなら最初から聞いとけよ。
言いたい事があるなら
いくつでも聞きますよ。
では お言葉に甘えて。
君の供述調書を読んだんですがね…。
また なんか
ケチつけるつもりですか。
思う存分 どうぞ。
いえ 君の供述調書は詳しくてとても参考になります。
他のが上っ面なだけに
余計 際立ちます。
…と言おうとしたんですよ。
何も言わないでください。わかってますよ→
とんちんかんな奴って
思ってるんでしょ?
おあいにくさま。
とんちんかんは 今に始まった事じゃありませんから。
(青木)思わせぶりに
こんなの書いちゃって!
実際のとこ
捜査は進んでるんですかね?
おかげさまで
容疑者は3人に絞られています。
3人に?
(角田)わざわざ 大阪から…。
大変だねえ。
(黒澤平八郎)はい!
新幹線か飛行機か
結構 迷うたんですけどね→
飛行機は嫌いやよって
新幹線にしました。
ああ… はいはい。
電話でも言ったとおり→
2人とも 今現在
取り調べ中でね。
会わせるわけに
いかないんだよ。
しかし まあ
「はい そうですかー」言うて→
引き下がってたら
商売あがったりなんでね。
とりあえず押しかけて
接見交通権を盾に→
暴れたろかしら思てね!
なんだと?
冗談でんがな。
やっぱり 東京の刑事さんは冗談通じまへんな~。
(ため息)
お茶とか出まへんの?あの… おまんじゅうとかも。
おっと! ととと…。
う~ん。
接見拒否ですわ。
まあ 電話で問い合わせた時からそういう答えやったんやけど…。
せっかく上京するんやし
ついでや思うて行って→
あいさつ かましてきました。
う~ん!
そら ご苦労さんやったな。
はあ~。
で ご所望の これ…。
預かってきましたで。
あっ… うん。
(匡子)うちの人…→
なんか言うてた?
「あれは 言い出したら聞かんさかい→
好きにさしたり」
言うてはりました。
もう~。
おおきに!
離婚って 本気やの?
(匡子)「誰に聞いたん?」
お父ちゃんから
連絡 来た。
本気やで。
お父ちゃんにも組にも迷惑はかけられへん。
これはな…
お母ちゃんの落とし前や。
結果次第で 離婚届 出す。
結果って?
あんたが 自分で 落とし前
つけられへんかった時や。
(匡子)「そん時は お母ちゃん
あいつらのタマ取ったるわ」
はあ!?