朝から…
この時も 胸の痛みは続いていました。
そして なんと…
水井さん…
(大島)えぇ~!
なんと 花粉症が悪化しただけだと
思い込んでしまったんです。
治療が遅れたことで 水井さんの心臓には
ダメージが残ってしまいました。
不便な生活を強いられたといいます。
…が ほかにもいました。
こちらの谷口さんは 自宅にいる時に→
なぜか ランニングのあとのような息苦しさに襲われました。
でも 病院へ行ったのは 結局2日後。
その理由を聞くと…。
なんと 年のせいだと思ったそうなんです。
そして 電話での取材に応じてくれた西田さんは ゴルフ中に発作が起きました。
異常事態なのに
やっぱり→
病院には
すぐに行きませんでした。
これだけ たくさんの症状が
あったにもかかわらず→
貧血だと判断してしまったんです。
激しい症状があるのに心筋梗塞だとは思わない。
実は これ
人が持つ ある不思議な心の癖が→
そうさせてしまっていると
考えられるんです。
それは一体どんなものなんでしょうか?
はぁ~。
この方は 実は こちらの方です。
アイロンで押したような… ご本人もおっしゃってましたけど… 胸の痛み。
会社へ行かれた。
はい。
(大久保)えぇ~?
痛かったのは痛かったそうです。(大久保)そうですよね。
(大島)この 会社に行かれた理由が→
大事な会議があって会社休めないとかじゃなく…
まあ そうか 胸と肺。
ちょっと自分は…
そこまで悪化するような…
つまり この50歳男性の方を代表に会社へ行っちゃったり→
何にもしないでいられる人たちの
原因の1番目が これです。
(笑瓶)あっ…。
(大島)正常性バイアス…。
お聞きになったことあります?
(大久保)ないです。(笑瓶)いや…。
え~っと 麻衣ちゃんは?
初めて聞きました。
「正常性バイアス」。
知らない。
正常性バイアスとは 何なのか?
病気になった人の心の変化を研究している医師の横山啓太郎さんに聞きました。
実は 横山さんの身近な方も
この正常性バイアスによって→
判断を間違えそうになったことが
最近あったそうなんです。
逃げ出さないんですよ。 なんか…→
なんかこう なんかあったんだろうけど…。
ちょっと思うんですけど そうじゃなく?
(笑瓶)持ってるんですか?みんな持ってる。
ありゃ~。
ですから こちら→
ご協力頂いたこの方は 痛い痛いと
思いながら 会社に向かいながら→
いやいや 大丈夫 大丈夫 絶対。
別に自分は そんな…→
そんな 臓器がどうとか
そんなことはないから→
たまたまだと思いながら 仕事しながら
「いやいや 大丈夫 大丈夫 大丈夫…」。
そうやって1日過ごして
うちまで帰れちゃうんですよ。
いやいやいや…。
そう。(大久保)そうですね。
はい。 人間の どうしても→
非常事態でも救急車を呼ぶ あるいは病院に行くということをしない→
理由の3つのうちの多かったのが
110人中→
正常性バイアス これがあるから→
私は大丈夫 絶対に大ごとではないと思う性質だそうでございます。
それでは いよいよ
私は何もしなかった→
病院にすぐには行かなかった
2つ目の理由が これだそうです。
こちら 下村耕之さんは
5年前の ある日曜の朝…
明らかな異常事態。
ところが下村さんは→
すぐには病院へ行きませんでした。
その理由は?
なんと5分ほどで
激しい発作が治まってしまったんです。
疲れかもしれないと思った下村さん。
病院へ行ったのは その翌日でした。
電話でのインタビューに応じてくれた
堀江章浩さんも→
極めて激しい発作を経験しました。