「何か分かんないわよ」。
「あ そう。 お尻のことや 『お尻』。
2問目いこう 2問目。 次いこう 次。→
えらい問題やなあ。
『次の大阪弁を日本語に訳せ』。→
ええ~? 『でんぼ』」。
「ええ? 『でんぼ』?『チチ キトク スグカエレ』」。
「それは電報や 『電報』。
『できもん』のことや。→
かなわんなあ できへんか。
なら 次… 次はなあ→
『次の日本語の文を
大阪弁で言いなさい』。→
ちょっと 問題にむかつくな それ。
何のこっちゃ分からへんな。→
1問目は何やねん 1問目は。
1問目 いくで。→
『きのう パーマをかけました』。
これ言ってみ」。
「ああそう? 『きのう…』」。
「いや 『きのう』じゃないの→
大阪弁は 『きんの』」。
「え? 『きんの』。→
大阪弁に きのうが きんの。
おとついは ぎんの?」。
「いやいやいやいや
『きんの パーマをあててん』」。
「『あててん』!
怖いわねえ 危ないわねえ。→
もう それできない。 次いって 次」。
「いくで。『先ほど 蚊に刺されました』」。
「それなら何となく分かるわ。
『先ほど かい~の』」。
「それ寛平ちゃんや。
それ 全然ちゃうの。→
答え いくで。 答えはな→
『さいぜん 蚊ぁに かまれた』」。
「『かまれた』!
いや~ 全然分かんな~い。 次は?」。
「次いくで。 ええ~ 次はな
『君は どこがくすぐったいですか?』」。
「え? 『君は どこが…』?
『君は…』 『君は…』」。
「『君は』 大阪弁で言わなあかんねん」。
「『君は』 何やの」。
「『自分』や」。
「何?」。
「自分」。
「自分は自分…」。
「『自分 自分』」。
「ほな 自分のことは?」。
「自分」。
「相手は?」。
「自分」。
「自分は?」。
「自分」。
「訳分かんない。 答えは?」。
「『自分 どこが 一番こちょばい?』と
こないなっとん」。
「あら~ 訳分かんないわ。
次いってよ 次」。
「『次の英語を 大阪弁に直しなさい』。→
腹立つなあ 英語…。 『New』 『New』」。
「ニューって新しいやつ?
『新しいやんけ』」。
「ちゃうちゃう ちゃうちゃうちゃう。
ニューはな 大阪弁で言うと→
『さら』や。 さらっぴんの さら」。
「さら。 ほな お皿のことは?」。
「皿」。
「ああ お皿は 皿。 新しいお皿は?」。
「さらの皿」。
「さらの皿?→
じゃあ 『もう一枚 下さい』は?」。
「『更に さらの皿』」。「もう訳分かんない」。
ワ~ワ~言うております。
「大・大阪辞典」でございました。
(拍手)
いろいろ NHKの中でも演技されたと思うんですけど→
その中でも
ご自身が印象に残ってるっていう作品が→
おありになるそうですね。
NHKさんでやらせていただいた→
「新宿鮫」っていうのがありまして。
はい。
で それが 僕の俳優人生の中で
本を読んで やりたいと思ったのが→
実現した初めての作品だったんですね。
ははあ~。
はい。
じゃあ ちょっと→
そういうシーンが残っておりますので
一緒に見せていただきたいと思います。
♪♪~
う~ん。どういうシーン…。
これはですね あの~
自分が捜査をして→
なかなか恋人に会えなくて
部屋に帰ってきて→
何か 恋人が こう 留守電に残ってる