全然 あり得なかったような車→
出してくれるじゃない。
うん。
章男社長 トヨタ入ったのって
幾つのときだっけ?
え~っと 28か29。
途中で インベストメントバンク…バンカーとか→
コンサルティング会社とか→
そういうとこを経てトヨタに入社したので。
自分としては 別に
他の企業に行くんじゃなくて→
そこを ずっと
就職先にするつもりで入った。
あっ 最初は。
修業とかじゃなくて。
よく 修業って
言われるじゃないっすか。
こういう生まれの人はね。
だけど まあ そこにようようと行ったんですけど→
どこの会社 行ってもね
自動車屋って見られたんですよ。
「いつかは トヨタ入るんでしょ?」
「入るんでしょ?」とかね「自動車でしょ?」→
「自動車のこと詳しいんでしょ?」
っていう感じで→
誰からも
そういう目で見られたので→
じゃあ 自分自身を振り返ると→
果たしてね 自動車のことを知ってんのかなっていうと→
あまり知らないよねと。
なら 自動車を ゼロから勉強してみたいなと思って→
自動車会社。
じゃあ 学生のころとか働き始めて まだ若いころとかは→
別に トヨタに限らず
自動車会社というものは→
念頭になかったんだ?
なかったっていうか→
「自分の人生は 自分で考えなさい」ぐらいのことは言われたので。
私のね 父親は…。
私 おじいさんをね
早く亡くしたんですよ。
そういう やっぱり 生い立ちを
うちの父は過ごしたので→
自分には そういう父は
いなかったんだから→
自分で考えなさいよっていう
感じだったと思いますね。
まあ でも
自由に育てられなかったら→
こんな人になってないよね。
この発想にはなってないと思う。
そうだ。 裾野の工場の話から
また ずれちゃったけど→
ここ とんでもないもの
つくろうとしてるでしょ この跡に。
それはね トヨタが
モビリティカンパニーになっていこうよ→
というようなときに→
乗り物だけつくりましたっていうんでは→
モビリティの世界は
成り立たないんですよ。
やっぱり 道が どうあるべきか。
人とね そういう 自動運転はどういう接点の持ち方がいいか。
そのためには やっぱり 道も→
実証実験の道をつくりましょうということで→
その実証実験の町
ウーブン・シティを→
この地にね つくりましょうと。
[去年12月にクローズした東富士工場]
[今年の2月から
その跡地を中心として→
自動運転やAIなどの
最新技術の実証実験をするため→
一から町づくりを行う
壮大な計画があるそうです]
それで 住む人は
高齢者 それと 家族持ち→
それとね 発明家なんですよ。
それで 実際の 人中心の未来モビリティ→
未来の生活みたいなのを
日々 考えていきましょうと。
だから 実際に→
そこに住んでる人たちとかそこに出入りする人たちに→
その未来の町を使ってもらって→
どうやって 今後それを 全世界に→
広げていくべきかっていうのを
実験する町。
でも そんな実験ができたら
たぶん 世界中から→
そういう研究がしたい人
来ますよね。
だから ここでの公用語はね
たぶん 英語。
裾野が 英語が公用語…。
いや 私 住まわせてもらおうかと思ったけど…。
でも そのころになれば
きっと 日本語で話しても→
自動翻訳機みたいなものも
きっとね 出てくるだろうし。
あっ でも そういうのの実験も…。そういうのの実験も できるわけ。