2021/01/15(金) 22:00〜22:50 ドキュランドへようこそ 選「私のような少女たちへ」[二][字]
弁護士から電話があったんです。
息子のムハンマドの
DNA鑑定が終わって→
私の父の子だと確認できた
という知らせでした。
急いで 母に伝えに行きました。
母は 私の顔を見て何があったか すぐに分かったそうです。
♪♪~
♪♪~
♪♪~
(クラクション)
(クラクション)
(判事の声)
(クラクション)
(笑い声)
ヘナで手を染めて お祝いしてるんです。
これは 私の名前です。
法廷で 判事に 母親のことも
告訴したいかと聞かれたので→
母も被害者ですと答えました。
そうしたら父が 大声で叫びだしたんです。
それを見た瞬間から
震えが止まりませんでした。
いつ 制止を振り切って 仕切りを乗り越え
襲いかかってくるか分からない。
すごく恐ろしいことを叫んでいました。
判決が下された時…。
私は 裁判所の外にいました。
ムハンマドのおむつを替えていて…。
法廷に戻ったら もう終わっていました。
♪♪~
娘の目を見ていると
父の目に見えてきます。
彼女は 父に うり二つです。
息子は 目は似ていませんが口元は そっくりです。
2人が成長して
善悪の区別がつくようになったら→
全てを話すつもりです。
(テレビの音声)
(ぐずる声)
♪♪~
私のことが テレビで放送された晩→
テレビ局に 若い女性から電話があったそうです。
女性は泣きながら
1時間 話し続けました。
「18年間ずっと 苦しんでいる。→
もし 人に話したら 殺されてしまう」と。
私のような少女は
きっと 大勢いるんでしょう。
♪♪~
(ムハンマド)あ~… あ~… あ~…。
♪♪~
アフガニスタンが与えてくれたのは苦しみだけ。
テレビに出るまで
誰も 私の話に 耳を貸してくれなかった。
♪♪~
2021/01/15(金) 22:00〜22:50
NHKEテレ1東京
ドキュランドへようこそ 選「私のような少女たちへ」[二][字]
古い慣習が残るアフガニスタンで、父親の性暴力を裁判所に訴えた女性。過酷な境遇の中で立ち上がる強さと、生まれた子に愛情を注ぐ母としての優しさを丁寧に描いた感動作。
詳細情報
番組内容
アフガニスタンのカテラ(23歳)は、実父から性暴力を受け娘を出産。第2子を身ごもり苦悩する中、女性弁護士の助けを受け、裁判で父を訴えることに。裁判で国じゅうの注目を集める一方、町の名士である父を擁護する親戚にも責められ、命の危険さえ感じる毎日…。裁判の結果は?おなかの子を里子に出すか迷うカテラの選択は?強く生きようとする女性を3年にわたり丁寧に描き、多くの女性に勇気を与える物語。#性暴力を考える
制作
〜2018年 アフガニスタン・フランス Afghanistan Doc House/Les Films du Tambour de Soieほか制作〜
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ニュース/報道 – 海外・国際
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント