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古代から続く都市には
多くの謎が隠されています。
歴史学者のマイケル・スコットが
最新の3Dスキャン技術を駆使して→
魅惑の古都
イスタンブールの秘密に迫ります。
(スコット)
イスタンブールは 2,500年以上もの間→
東洋と西洋の強国が覇権を争う
戦略的な中間地点でした。
ローマ人 キリスト教徒
イスラム教徒 いずれもが→
かつて 世界最大の都市だった
この街を支配しようとしました。
オーケー。
街の歴史を物語る痕跡の多くは奥深くに埋もれています。
ネズミが いそうですね…。
気をつけて。おっと。
スコットは 3Dスキャンチームと共に
宮殿…→
城砦 水道橋を調査します。
そして 古代の戦車競技場も再現。
つまり ここがトラック?
ええ。
驚異の建築技術を明らかにし…。
すごい…。イスラム教徒の革新性が生み出した傑作を探求。
そして バーチャル・リアリティーを
駆使して 街を探検します。
えっ… うわわわわわっ…。
地元の人も目にしたことのない都市の秘密に迫ります。
ようこそ あなたの知らない
イスタンブールへ。
イスタンブール。
ここは まさに アジアとヨーロッパ2つの大陸の架け橋です。
ボスポラス海峡に来ています。
後ろが北で 黒海前は 地中海につながっています。
あちらがアジア こちらがヨーロッパです。
人々は 海峡を通り抜けるためにあらゆる方角から集まってきます。
この海峡をまたいでいるのが
イスタンブールなんです。
イスタンブールは およそ2,500年前は
ギリシャの都市 ビザンティウムでした。
4世紀に ローマ帝国の首都
コンスタンティノープルになり→
ローマ帝国が東西に分裂すると
東ローマ帝国 つまり→
ビザンツ帝国の首都として 繁栄。
15世紀に オスマン帝国の支配下に入りイスタンブールになりました。
ナポレオンは こう言いました。
「もし 世界が1つの国だったなら首都は ここだ」と。
イスタンブールの激動の歴史は
世界で指折りの活気ある都市を→
つくりあげました。
街が くぐり抜けてきた その嵐の痕跡は至る所に残っています。
街の ひときわ有名な場所にも
そうした戦いの歴史が刻まれています。
「聖なる英知」という意味の
「アヤ・ソフィア」。
ローマ人によって建てられ 何百年もの間
世界最大のキリスト教の大聖堂でした。
現代の建物でも 数十年しか
もたないことがあります。
なぜ およそ1,500年もの間→
アヤ・ソフィアは建ち続けていることができたのでしょうか?
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高いドームに 広い空間これには 本当に圧倒されます。
建設された当時 高さ およそ55メートルの
ドームは 世界一 高いドームでした。
時代は6世紀。 イスタンブールは
コンスタンティノープルと→
呼ばれていました。
アヤ・ソフィアは 圧倒的な存在感を示し人々に畏敬の念を抱かせました。
アヤ・ソフィアは 2度の焼失の後→
ビザンツ帝国の皇帝ユスティニアヌスによって→
帝国の権力と永続性を誇示する目的で
再建されました。
アヤ・ソフィアは 幾度もの地震や戦乱を
くぐり抜けてきましたが→
今も 建ち続けています。
スキャンチームは この建物が生き残ってきた秘密を→
解き明かそうとしています。
こんにちは。 お元気ですか。(ショー)こんにちは。
どうも よろしくお願いします。
もう 作業が始まっているんですね。
ええ 3Dスキャナーで 1秒間に
100万点以上のポイントに→
レーザーを照射し 距離を測ります。
それで この巨大な建物全体を3Dモデルにして→
アヤ・ソフィアの謎を解明していく
わけですね。そういう計画です。
皇帝ユスティニアヌスの大聖堂
アヤ・ソフィアは→
1,500年の間に伝説となりました。
建設費用は惜しみなく使われ 資材はアフリカやアジアからも運ばれました。
この「皇帝の扉」は「ノアの箱舟」の断片から
作られたという言い伝えがあります。
へぇ~!
そして 見せたかったのが こちら。
くぼみですか?