2018/01/08(月) 19:00〜21:54 はじめてのおつかい!爆笑!!2018年大冒険スペシャル[字]

<『はじめてのおつかい』を撮り続けること27年>
<北は北海道
 南は沖縄と一年中 飛び回り→
もう撮影に行ってない場所
ないんじゃない?→
…と思ってましたが
まだ あるある!>
<はじめて来るこの地で→
はじめてのおつかいに行く子を見つけました>
<この女の子です>
<えっ? サングラスしてる>
(スタジオ:
春菜) すごいな。
(スタジオ:
伊達)まだ小っちゃいでしょ。
<碧ちゃん
 もうすぐ3歳>
(スタジオ:
伊達) 2歳11か月!?

所) おしゃれさんだな。(伊達) 赤い眼鏡掛けた碧ちゃん。
<お母さんは白峰出身の
保育士さん>
<碧ちゃんも
同じ保育園に通ってます>
<実は
 お母さん 妊娠9か月目>
<碧ちゃん
お姉ちゃんになるんです>
<まだか?

 まだか?と待ち望む日々>
<お姉ちゃんとしての自覚が
芽生え始めたこのチャンスに→
はじめて
 おつかいに出すことにしたんですが→
そうはいっても
 まだ2歳大丈夫かな?>
チクチク
 取れた?
豆腐
。(碧ちゃん) とうふは?
<おつかいだ!>
<くずしの豆腐?>
<純粋な豆乳のみを煮るという
こだわりのお豆腐屋さん>
<くずし豆腐は→
おぼろを型箱に入れる前にすくい取った軟らか~い所>
<フワフワっとしてますが→
食べ応えもあっておいしいんですよ!>
<行って来られるんだ!>
くずし。
うん

<くずしの豆腐は250円>
<お母さん お財布に500円玉を1枚だけ入れました>

「500円でお釣りをくれるから→
それ
おさい銭にしていいよ」って>
行ける?

<いつもの散歩コースです>
<くずし豆腐を買って→
500円玉 くずしてから神社にお参り>

「おさい銭は1枚だけね」って言われました>
(スタジオ:
伊達) うわ~ すごいわ。
(スタジオ:
森口) やる気だ。(スタジオ:富澤) 全然 躊躇しない。
<2歳11か月
スタスタ進んで行きます>
(スタジオ:
伊達) 頑張れ 頑張れ。
<寂しくないのかな?>
(スタジオ:春菜) お~ 余裕だ。
<寂しかったのは親のほう>
<ず~っと 見送ってます>
<あれ?
 どうしたの?お店は 真っすぐだよ>

富澤) どうした?
<渡っちゃった!>
<あれ? 小道に入った!>

お母さん) アハハ…。

春菜) ショートカット?
<カメラマン
 大慌て>
<急いで

 後を追っ掛けます>
予定が違う
。(富澤) どこ行くの?
<実は
 ここ→
家が密集しているように見えて
抜け道ばっかり>

「おばあちゃんと毎日のように散歩していますから→
迷うことはないと思います
」って お母さん>
<心配なことは?>
(スタッフ)買い物 何が心配なんですか?
…とか思ったり

<なるほど>
<でも ちゃ~んとお店に向かってますよ>
<おっ
 真剣な まなざしだ!>
<お~
 何か見つけた>

「えんとつの おうち」?>
<ハシゴね!
雪下ろしに使うんです>
<ここは
 日本有数の豪雪地帯>
<屋根に上るハシゴ以外にも→
お湯を屋根に通して雪を溶かす仕組みなど→
町には

 いろんな工夫がされています>
(スタジオ:
森口) 知恵だね。
<交差点に
 やって来ました>
<ここを
 画面左のほうに行けばお店>
<渡る時は小走りで>
<…って あらららら向こうへ行っちゃった>
<あの
 お店そっちじゃ ないよ!>
<道は分かってるはず
なんですけどねぇ>
<またまた
2歳11か月に翻弄されます>
<碧ちゃんが向かったのは…>
<あっ 神社!>
<先に
 お参り済まして行こうっていう考えだ>
<あれ?
 どうしたの?リュック下ろして>
<ブルーのタオルを出しました>
<ひしゃく持った!>
<白山から湧き出た
これが 命の水です>
<へぇ~
ひしゃくで すくってる>
<お清めするって知ってるんだ>
<ひしゃくを短く持ち替えして…>
<アハハ…

 お見事 お見事!>
(スタジオ:
森口) よく分かってる!
<この
 慣れた手つきに感動したのは→
一番近くで見ていた
カメラマンでしたよ>
<お清めが済んだら
石段を上って拝殿へ>
<2歳11か月にとっては→
一段一段が大変です>
<お参りは
ちゃんとできるかな?>
<あれ?
また リュック下ろした>
<あっ
 消えちゃった>
<あ~
 もしかして…>
<お財布
 出した まずい!>
<お財布にはお豆腐を買う
500円玉1枚しか入っていません>
<あ~
 入れちゃう!>

森) 入れちゃった!(春菜) 入れちゃった!
<こうなったら
 500円分のお願いをして行こう>


かしわ手)

かしわ手)
<大きな声のお願いが
神社中に響き渡りました>
(スタジオ:
伊達)どうしようか お豆腐。
<神社を出て
お店のほうに向かっています>
<空のお財布を持って→
くずし豆腐の売っているお店に到着しました>
(スタジオ:
伊達)どうしよっか お金ないね。
<自動ドア
 開けて…>

「いつもの おじちゃんだ!」>
いつものお豆腐?
(富澤) あ~ 言えた。
<くずしの豆腐は
あったんですが…>

店員) これはね…。

スタッフに助けを求めようとするおじちゃん>

「どうしようって言われても…」>
<手ぶらで帰るわけには
いかない>
<困ったおじちゃん

ひらめきました>

「500円玉さっき 神社にあげたやつだ!」>

店員)もういっぺん お家帰って…。

店員) そうか。
<アハ~
 おじちゃん何とかこの場を切り抜けました>
<お金で物をもらうっていうのは
分かっていたけど→
お釣りっていうのは
よく分からなかったんです>

伊達)そりゃそうだ 2歳だもの。
<うまく説明できません
2歳11か月>
<くずしは
 あった>
<言いたいことは
いっぱいあるんですが→
言葉が
 つながんないんです>

碧ちゃん) ううん…。
<お母さんが
 話を整理します>

「誰にって言われても…神様は見たことないし」>


碧ちゃん) う~んと…。

お母さん) あげたん?
<そうなんです
 おさい銭であげちゃったって言おう>
<え~?>
<碧ちゃんが言ってる「チャリン チャリン」は鈴のこと>
<確かに
 鳴らしてなかった>
<随分
 ややこしい話になって来ました>
<そこで
 お母さん聞き方を変えます>

「なるほど そういうことかようやく分かった」>
<そこで
 今度は→
100円玉3枚を
持たせることに>

お母さん) 豆腐 買って来てね。
<よ~し!
体に力が みなぎって…>

碧ちゃんのおなら)(お母さん) あ~!
ハハハ…!
<おならが出たら 元気も出た!>
ハハハ…!
(伊東) すごいキャラクターだな。
<お豆腐

 袋に入れて待っていてくれました>
<おじちゃんのほうが
ドキドキしています>
<今度は300円持って
来ましたからね 大丈夫ですよ>

店員) これは お豆腐 はい。

店員) ありがとうね。
<…って
 出したのは1枚だけ>
<1個だけあげるのは神社!>
<あ~よかった あったじゃない>
<ねっ?
 これがお釣りっていうんだよ>
<お疲れさまでした>
(スタジオ:伊達) よ~し 買った。(スタジオ:森口) よかった。
<さっき
 チャリンチャリンして来なかったのが→
気になって
しょうがなかったんです>
<今度は
こっちのチャリンチャリンね>
<神社に帰って来ました>
(鈴を鳴らす音)
<今日は
 多めに鳴らしています>
よいしょ

<苦労して買ったくずし豆腐は

おみそ汁に>
<お昼休みで
 お父さんが帰って来ました>

碧ちゃん) いいよ。(お母さん) おいしいわ くずし。

くずし ください」って言ったん?うん。
<自分で買って来た
くずしの味は格別!>
3歳の
 赤ちゃんのお姉ちゃんになれるね。
<ちゃ~んと
神様にお願いしたもんね>
<そして
 2か月後>
<大きな声のお願いは
ちゃんと届いていました!>

拍手)(森) あら よかったね~!
よかった
。幸せだ。
幸せだ
。ねぇ~。
1本目から
こんな幸せなVTRなんですか?
いきなり
マックス来ちゃいました?いや いい!
素晴らしかった
。ゲストの皆様もね→
すがすがしい皆様です


日本のお父さんといった感じの
伊東さんに→
理想のお嬢様といった感じの
広瀬すずちゃんに→
それから
 お隣の…。
角野卓造じゃ
 ねえよ!
ありがとうございます

伊東さん
 どうでしたか? これ。
やること
 セリフから何から。
お豆腐屋のおじさんが
あそこで…。
って渡しちゃったら…


笑い)そうですね あのキレイな。
…のが
 いいですね。
ちゃんと手を上げて渡るしね
ホントに偉い。
できてる

さて
 続いてはですね年齢が1つ違うだけで→
おつかいの内容が

がらりと変わります。
<もうすぐ4歳になる→
お喋りな女の子に出会いました>

「言葉をたくさん知っているのは→
絵本を読むからじゃないか
」ってお母さんは言います>

「もう3歳やしもう お姉ちゃんやし」と→
このところ頻繁に
言うようになりました>
<夜寝る前には必ず
絵本を1冊 読みます>
<時には
 紙芝居の時も>
<本棚には
図書館で借りて来た本の他に→
この世に1冊しかない→
自作の絵本があります>
<お父さん
 お母さん作『みお ありがとう』>
<実緒ちゃんが生まれた時に
作った絵本です>
<そして
お母さんが見せてくれたのは→
新作の絵本
実緒の はじめてのおつかい>
<でも
 まだ全て完成していないんです>
<実は今日

 おつかいに行ってから書き直すつもりなんです>
なるほど

<ここ数日
 寝る前はこの絵本を読んで→
おつかいの仕方を
教えているんです>
ね~

<地物を買うようにしています>
<そこでとれないその時季にない→
それを無理して買わないのが
お母さんの信条>
<ヤナギハラの卵は
生まれた時にしか入荷しません>

お母さん) ねぇ ねぇ。
<絵本に書いてないのに
まだ追加するの?>
<絵本をよく読む子は
記憶力がいいなんて聞きますが→
まだ3歳ですよ>
(お母さん) ここにお金と これ ポイントカード。
<お店までは
 大通りを一直線>
<シンプルな道のり>
<ですが 石川県のサバにヤナギハラの卵と→
豆腐にレンコン
 さらにオクラと なめこって!>
大人でも忘れちゃうよ


<麦わら帽子は
お店で 自分で選びました>

「かわいいから好き」→

靴下はかなくていいから」って草履が好き>
<いつも慣れているので
それで行かせました>
<それにしても
 見事な秋晴れ>
<絵本には書いていません>
<ん? どうした?>
<おっと
 カメラマンびっくり!話し掛けられた>
偉いね!
<こんなに ちゃんと喋れる3歳って珍しい>
(スタッフ) 
すごいじゃん。
<話が長くなりそうなんで
カメラマン 場所移動>
<実緒ちゃん
喋る相手がいなくなり…>
<あれ?
 帰っちゃうの?>
(スタジオ:
春菜) あららら…。
<走って家に戻りました>
寂しい風が吹いたんだね きっと。
<地図なんか見ても

分かりません>
<もちろん字も読めません>
<いつも覚えるしかありません>
<だから
 記憶力がいいんです>
<帽子
 変わった!>
<リサイクルショップで買った
迷彩柄 攻めの姿勢だ!>
<ニコちゃんマークを
描いてもらって→
これで
 左 分かるかな?>
OK?
 ちゃんと左 曲がってね。

実緒ちゃん) うん…。ねっ。
<地図とニコちゃんマークを
描いてもらって再出発>
<あれ?
 この顔 もしかして…>
<引き返した場所まで
やって来ました>
<この鉄の板が越えられません>
<この角を曲がると 家が見えなくなってしまうんです>
<家から
 まだ50m>
<お母さんの絵本では
「だいじょうぶ がんばるぞ!」→
…って

道路を渡るはずなんですけどね>
<絵本の通りにはいかなかった>
<「泣いて帰って来ました」って絵本を改訂しなくちゃ>

泣き声)

お母さん) どうして戻って来た?(泣き声)
<あえて
強気なお母さんになりました>
お母さん
今日 もう行けんから…。
<妹が生まれてから→
「もっともっとお姉ちゃんになりたい」→
…と言うようになりました>
<甘えたい気持ちもまだあるのでしょうが→
それを乗り越える
手伝いをしてやりたいと→
お母さんは
思うようになったのです>

泣き声)
お願いね

<寂しいけど…>
(お母さん) 曲がって ゴー!

お母さん) えっ?
<お姉ちゃんになりたい!>
(お母さん)はい いってらっしゃい!
(スタジオ:

伊達) よ~し 頑張れ。
<お姉ちゃんへの旅立ちです>
<あの鉄の板です>
(スタジオ:
伊達) また ここだ。(スタジオ:春菜) 一歩 頑張れ。
(スタジオ:
所)ボーダーラインなんだね。

お母さん)左 左! こっち! 左!
駐車場のとこ
 歩いて行って!
<お姉ちゃんは
ついに鉄の板を突破しました>
<お守り代わりの地図持って→
涙が出たら タオルで拭いて>
<寂しいけど行ける!>
<空には 見事なウロコ雲>
<そして
 辺り一面 緑の絨毯>
<田舎から
おじいちゃんが来た時→
この道を
 一緒に歌を歌いながら散歩したことを思い出しました>
♪~
<1曲 覚えちゃったそうです>
♪~
(実緒ちゃん)♪~ サノヨイヨイ♪~ ヨイヨイ
<2番は踊り付きかな?>
<お店だ! 歌の間奏の間にお店が見えて来ました>
<よらんかいねぇ広場は

地元でとれた野菜や魚が→
置かれているスーパー>
<たくさん頼まれましたよ>
<どのぐらい
覚えているんでしょうか?>

笑い)
<すごい!
銘柄まで ちゃんと覚えてた>
<えっ
 あるの?今日は生まれたんだ!>
<生まれた時にしか入荷しない
ヤナギハラの卵>
<実緒ちゃんも
久しぶりに見ました>
<外側は少し硬く→
中はトロっとしているのが半かた豆腐>
<これも正解>
<すごい記憶力!次々と出て来ます>
<覚えているのは
名前だけではありません>
主婦じゃない
 もう!
<節には
 ミネラル分が多く含まれているんですって>

店員) それでいい?(実緒ちゃん) うん。
<絵本には…>
<…となってますが元気に言えるかな?>
きょう

 いしかわけんのサバありますか?

店員) 今日はね これ。
2まいおろしで

あたま
 きって。

実緒ちゃん) はい。
<確かに
 元気に言えました>

「お腹出して」って言わなかったけど→
2枚おろしですから
お腹も出してくれます>

店員) ありがとう。
<絵本に書いていない
「ありがとう」も言えました>
<これで
 後はオクラと なめこだけ>
<…ですが
 あれ?レジに行っちゃった>
<さすがに
忘れちゃったみたいです>
<だって
 あれはお母さんの急な思い付き>
<絵本には書いてなかった>
<2000円払ってお釣りが940円>
<3歳で

 これだけできれば立派なもんです>
<冷たい番茶を飲んで→
「はぁ~ 買えた」とひと息ついた時…>
<あっ
 ひらめいた!>
<なめこ
 出た!>

実緒ちゃん) おかあさんの…。
<オクラ
 出た!>
<これで
 お母さんに頼まれたの全部です>

実緒ちゃん) なめこなるべく ちっちゃいの…。

店員)小っちゃいのがいいの?
<なめこにも
サイズがありますからね>
<大きいのは
炒めたりする料理用>
<みそ汁に入れるなら
小さいほう>

店員) これに するか。うん。
<そう
 みそ汁用です!>
<これでラスト
 オクラはどこ?>
<あれ?

 いつも ここにあるのに売り切れだ>
<ホントだ!
 オクラはいつもあるのにねぇ>
<帽子を深くかぶって
 任務完了>
<白山に怪しげな雲が
出て来ました>
<たくさん喋って
たくさん買えた 実緒ちゃん>
<あとは帰るだけ>
う~ん…。
<あれ?
 何か ぐずってます>
<お母さんの絵本には→
荷物が重いとは書いてなかった>
<足が痛いとも書いてなかった>
<田んぼの道に出ました>
<帰りは
『炭坑節』の歌が出て来ません>

広瀬) 頑張れ。

「3歳やし お姉ちゃんやし」>
<頑張ろうと踏ん張る気持ちと→
赤ちゃんに戻って甘えたい気持ちと→
心は揺れ動いています>
あ~ 助けたいわ。
<こりゃ
 限界か… と思ったら→
あれ?

 涙止まった>
<何か見つけました>
<まずい ドローン見つかった>
<急停止!
 よく見てます>
<あぁ
 でも リュックの重みから少し気が散ったみたい>
<えっ?>
<花畑の手入れをしているおばちゃんです>
こんばんは!
(女性) ん?
こんばんは!
<まだ「こんばんは」じゃないけど→
おばちゃん
合わせてくれました>
<え~!
 いいんですか?>

女性) あ~ ホントか キレイね。
<ありがとうございます!>
<おかげで涙が止まりました>
♪♪~
♪♪~
<家が見えたら→
我慢していた涙がまた こぼれて来ました>

お母さん) はい。
はいはい
 あ~。(実緒ちゃんの泣き声)
はい



実緒ちゃんの泣き声)ありがと どうした? どうした?
どうしたん?
<お母さんへの第一声は…>
オクラなかった?
(春菜) 気にしてたんだね~。
<赤ちゃん扱いみたいだけど→
抱っこせずにはいられませんでした>
<そうそう
絵本 完成させなくちゃ!>
<もっと大変だったんだから>
<ということで→
追加
 訂正箇所がいっぱい>
<行く前に寂しくて泣いたこと>
<『炭坑節』を歌って元気になったこと>
<そして
 お花をもらったこと>
<…などなど
たくさん書き足されました>
<お母さん!
いい絵本が完成しましたね>

「まぁ 私のおかげね」>

拍手)よくできましたね。
立派な
 おつかいでしたね。
100点ですね

。100点ですね。

森) すごい記憶力。
もう
 ウルウルしながら「すごい すごい」って…。
いちいち
 何かもらったら「ありがとう」って→
ちゃんとお礼を言えるし

で…

…ってお母さんにも報告できるし
。初めにね 初めに言うのがね。
ホント
 何か…。

笑い)
店員さんに…

…って聞いてたのが
すごい面白かったです。
絵本じゃ想像できない…

そうだね

続いては
 3兄弟の末っ子の大冒険なんですが→
お店が大波乱に陥ってしまいます

<整理整頓には

 とことんこだわるお宅がありました>
<とにかくキレイ好き>
<家の中は まるでモデルルーム>

「全てのものには住所を付けなくちゃいけない」→
…っていうのが
お母さんの整頓哲学>
<それぞれ
 物は決められた所に→
決まったように
きちっと収まっています>
<男3兄弟の末っ子…>
<お兄ちゃん2人は まだ→
学校から帰って来ていません>
(お母さん) は~い!
<お母さんには
 まだ→
収納で納得のいっていない
場所があるんです>

お母さん)正志さん聞いてください。

正志くん) うん。(お母さん) でさ ここに…。
<なるほど
 定規で測ってピッタリのを買って来ます>

正志くん) これも もってって。(お母さん) そう。
<さらに
夕飯のおつかいも追加>


「奮発」なんて分かるのかな?>
トロトロトロトロって言って


「トロ」も分かってんのかな?>
<奮発して
 マグロのトロを買いに行きます>
<魚屋さんの帰りに
家の近くのホームセンターで→
白いカゴを3つ買って来る
おつかいです>
<昨日までは雨>
<水たまりがあるかもって長靴を履かせました>
<おつかいに行くの
楽しみにしていたんです>
<いつも頼まれるのは
お兄ちゃん2人>
<期待されない三男坊>
<「かわいい!」って いつも赤ちゃん扱いをされて来ました>
<正志くんは
そんな時 不機嫌になります>
しまっちゃった?
<今日 はじめて任せてもらえたんです>
<期待してるぞ~
 三男坊!>

男性) 家で待ってるん?
<奮発して
 トロね!>
<いやいや

 「奮発」も「トロ」もやっぱり分かってなかった>
あれ?
<おじさん「一緒のやつ」と聞いて→
いつも
 お母さんと買って行く魚を用意しました>

女性) これでいいのかな?
トロは?
 トロ。
<赤身のマグロとサーモン
奮発しないで>

女性) 1080円です。<お安く済みました>
<この誇らしげな顔!>
<トロじゃないけどそれでもいい!>
<おじさん達も感心してるよ>
(スタジオ:所) 一緒に食べるとトロっぽいんじゃないの?
(スタジオ:
春菜) うれしそ~う。
(スタジオ:
森口) ご満悦だね。
<ん?
 何か拾った>
<イチョウの葉っぱです>
<さぁ あとは 白いカゴを3つ>
<ホームセンターに到着です>
<中は広いよ! 分かるかな?>
<約1万9000種類もの
商品が売られています>
<大人だって探すのは大変>

<お店の人に聞いちゃったほうが早いんじゃない?>

「白いカゴ どこですか?」って>
<あっ
 店長さんです>
<カゴになっている箱です>
(店長) ハート?

店長) 同じやつ?
<あ~
 余計なもの持ってた>
<ハートじゃ
 ありません!カゴになってる箱>
店長!
 ハート売ってないでしょ?
頑張ってみる?
<だから ハートじゃないんです!>

店長) 緑のものを探しに来たの?
<イチョウの緑が邪魔をした>
<緑のハートなんてあるわけありません>

店長) これとか…。
<ん?
 え~!?>
あるじゃん!
ううん…。

店長)違うの? これじゃなかった?
<店長さん

 緑の物に絞りました>

店長) これとかは?<緑だって たくさんあります>
<あっ
 近い!>
<あ~
 もうちょっと先の所に あったのに…>

店長) おじさんさ…。

店長) じゃあ 頑張って行って 聞いて来て。
待ってるから

<もう一度
 聞いて来てもらうことにしました>
<お家
 近いしね>
<とんでもない
 こちらこそ>
<ご丁寧に
 どうも!>すいません。
<せっかく
 マグロ買えたのに→
しょんぼりして帰って来ました>
(お母さん) ≪まーくん?≫

お母さん) ≪コメリ行ったの?≫(正志くん) ≪うん…≫

お母さん)ハートって聞こえちゃったんだ。
でも

 ハートじゃ ないっていったの。

お母さん)ハートじゃ ないって言ったけど通じなかったんだ。
<そこで
 お母さん 考えました>
まーくん…

<そう
 白だった!>
じゃあ
 今度 「白」ってね。
そうか
 じゃあ…。

お母さんの声)♪~ からすって歌って。
♪~
「かってでしょ」。

「カ」の言えない正志くんがカゴを買いに行きます>
<店長さん
 待ち構えていました>
聞いて来た?
(店長) スリッパの所曲がったらあるって言ってた?
スリッパ
 あそこにあるよ。
<場所を教わったから
探せるかな?>

店長) 入れるもの?
<紙とか入れるやつです>

<そう!>
…を入れるやつ?
うん。
<おっ!
いい感じになって来ました>
<違いますよ!>
<お皿じゃないってば!>
<折れちゃ困りますよ>
(正志くん) うん…。
<四角って分かってくれた!>
<何で 割り箸なんですか!>
<四角くて白いけど
それじゃ ない>
店長
 お願いしますよ ホントに。
折れなくて食べられないんだ

<場所は限定されて来ました>
<スリッパを曲がった この一角>
<あった!
 これです!>
<白いタロ
 いや カゴ!>
<あ~
 もうちょっと先に行けばあったのに→
戻って来てしまいました>
(店長)スリッパのとこって言ったよね。
<いいとこ
 目 付けた!>
<この高さのカゴです!>

ママが…。ママが 持って来てって言ったの?

正志くん) うん。

春菜) 推理して 推理して!
ヒント分からんでしょ
 ヒント。
<お兄ちゃんが鉛筆で書くやつを
借りて来たんです>
<余計な情報でした>
(スタジオ:伊達) 店長 頑張って。
行ける?
 聞いて来る?

「何で おじさんタロ 見つけられないんだろ?」>
<中学生と小学生の
お子さんがいるそうで→
小さい子の相手は久しぶり>
すいません。
<正志くん
全く めげていません!>
<あっ
お母さんが待っててくれた>

お母さん)どうだった? どうだった?
あのさ
 ママ…。
<お母さんには
 「タミ」でも「紙」って聞こえるんだ>
カゴ

 カゴ…。
カゴ
 カゴ カゴ…。
カゴ
 カゴ カゴ…。

「正志 カゴって言えてるのに→
何で
 お店の人聞いてくれないのかしら?」>
<いやいや
 お母さんカゴって言えてないんですよ>
<店長さん
 今日 正志くんにかかりっきりです>

店長) 教えて じゃあ。
スリッパ曲がるんだよね?
そこまで行こっか。
おいで
。うん。

店長) ん?

店長) タロ?
<スリッパを曲がる所までは
店長さん たどり着けました>
<さぁ
 店長さん 落ち着いて>
と!
(店長) と? と?
もうちょっとさ

ゆっくり言ってもらっていい?
教えて

ハ…ト?
何か入れるもの…。
<新しい展開が
生まれて来ました>
<やった!>
あった!(春菜) 来た来た!
<これです!>
(店長) これ? これ?
当たった?
<「タロ あった!」>
うん…

<店長さん
 まだ高さが…>
<お~
 高さもピッタリ!>
<あ~
 やっと買えました!>
<白いタロ
 3つ>
<店長さんの目に光るものが>
<と その時…>
よくできたね
 買い物ねありがとね~ バイバイ。
<もう赤ちゃん扱いなんか
できません>
<この

 しっかりした足取り!>

お母さん) まーくん!
<誇らしい笑顔が
 お母さんの目にまぶしく映りました>

お母さん) あ~ 買えた!
買えた~!
(正志くん) みて。

お母さん) ホントだ!お店の人 分かってくれた?

お母さん)ハートって言っちゃった?
<買って来た白いカゴは…>
(お母さん) はまるかな~?
<ピタ~っと
 はまりました!>
<お母さんのご希望通り>
できた~!
<お母さんのご希望に
添えなかったのは 奮発のトロ>
<今日も
 いつもと一緒のサーモンと赤身のマグロ>

お母さん) どうですか?
う~ん!
<いつものお味がやっぱり最高!>

拍手)子供らしい おつかいですよね。
何回も

 めげないで行ったところが偉いですよね!
子供のおつかいって
あんなもんだよね?ですよね!
店長としては
 今までで…。
ないでしょうね
。ホントですよね。
戦友のようにね…
。うれしそうだったもん うん。
ず~っとね
 1回目から見ててあの…→
富澤さん
 全部 泣いてんですよ。(笑い)
共感できるのね
。そうですね。
それで
 また オンエアを見て…。

笑い)
めんどくさいね
。何だ それ。
めんどくさいわ~

<ハロウィーンの日には
シャイといわれて来た日本人が→
奇抜な格好で
街を練り歩くようになりました>
<恥ずかしさを乗り越えられる→
不思議なパワーが出るこの日をチャンスにと→
はじめて

おつかいに出そうとしている→
お宅がありました>
<お姉ちゃんは大の恥ずかしがり屋>
<でも
 この日なら大丈夫>
<2歳の百香ちゃんは
いつでも平気!>
<恥ずかしさを
 まだ知りません>
<今日は
 友達を呼んで家でハロウィーンパーティー>
<ゆでたカボチャをくりぬき
器にして→
チーズフォンデュ
作るんですって>
<おつかいは
いつもお兄ちゃんばかり>

「私だって ママの役に立てるもん!」と言うので→
おつかいさせてあげることに
したんです>
<ついでに
 妹の百香ちゃんも>
<チーズフォンデュを作るのには
牛乳が要ります>
<百香ちゃんは
 いつも 家で牛乳を取って来る係>
<そこで
 まずは…>
<百香ちゃんはダメか>

<お姉ちゃんは?>
<おっ!
 百香ちゃんの分まで>
<お姉ちゃんが頼まれたのは
とけるチーズとベーコンの塊>

「お姉ちゃんが牛乳買ってくれるなら→
いつもより濃い
 成分無調整の牛乳がいいわ」って→
お母さん
ちょっと難しいのにしました>
難しいね

<お店は
 すぐそば>
<家を出て
ほんの50mほどです>
<百香ちゃんのことを考え
この距離にしてたんです>
<あれ?
 やっぱり百香ちゃんも行くの?>

お母さん) 頑張れ!
<お姉ちゃん
百香ちゃんを頼みますね!>
<あれ?
 アーケード行くはずなのにどこ行くの?>

春菜) あれれれれ?(伊達) いきなり?
<裏から出て来た!

 まずい!>
<撮影基地の前です>
<お店の駐車場から入る近道だったんです>
<でも
 ここには ちょっとした難所があるんです>
<この溝
 お姉ちゃんには何でもありませんが→
百香ちゃんには
 まだ無理>
<そこで…>
<「え~! こんな所 行かないとお店に行けないの?」>

千華ちゃん) こうやって。

「やっぱり来るんじゃなかった」と→
百香ちゃん
 後悔しました>

千華ちゃん)あ~ がんばれ がんばれ!

「あ~ 汚れちゃったじゃない!」って→
百香ちゃん
 ちょっと不機嫌>
そりゃそうだ

<牛乳は
 成分無調整という難しいのになったので→
百香ちゃんには無理>
<お姉ちゃんが買うことになりそうです>
<牛乳係が走った!>

<「成分無調整のなんだから百香には無理よ」→
…って
 お姉ちゃん>

店員) はい いらっしゃいませ。
<あれ?
それ いつも飲んでる牛乳>
<成分無調整じゃありません>
<それより お姉ちゃん→
とけるチーズと
ベーコンは どうしたの?>
<百香ちゃんにも
 牛乳係としての意地があります>

「牛乳買ったのは私よ」って>

店員) 500円 お預かりします。
<とけるチーズと
ベーコンのことは→
お姉ちゃん
分かっているんですが→
恥ずかしくて言えません>
<帰りは 近道を行く気持ちの余裕もありません>
<恥ずかしさで
 すっかり落ち込んでしまいました>
(スタジオ:
所)自分の分 買えなかった。(スタジオ:森口)うん 言えなかった。

「恥ずかしくて聞けなかった」>
<ハロウィーンの魔法から

覚めてしまいました>

お母さん) 大丈夫 大丈夫近いから何回でも行ける。
<ホントは
プリンセスのドレスで→
おつかいに行かせる
はずだったんですが→
雨で
 レインコートになってしまったんです>
<お姉ちゃんは
 いつもの恥ずかしがり屋に→
戻ってしまいました>
(お母さん) 大丈夫 頑張れる。
<モモちゃんは
 へっちゃら>
<えっ
 1人で?>

お母さん) いつもの牛乳だよね?

「百香じゃ無理よ」ってお姉ちゃん>
それ難しいっすね
。無調整がね。

お母さん)モモちゃんだけ行って来る?

百香ちゃん) うん。(お母さん) じゃあ…。
<きっと
 お姉ちゃんが心配して後から追っ掛けてくれるはず>
<お母さんは

 そう信じています>
<溝のほうからでなく
アーケードから行きます>
(スタジオ:
伊達) 頑張れ 頑張れ。

無調整」 言える?

「交換」って 分かるんだ!>

「無調整」も分かってるんだ!>
いつも
 どれ買ってるのかしら?
<ちゃんと
言ってるつもりなんですが→
おばちゃん
 分かってくれません>

チーズ 大っきいやつ ください」って。
<お姉ちゃん
まだ行く気になっていません>
<お母さん
抱っこするのをやめました>

お母さん) 分かったもう 今からお電話して→

今日は できません」って言うよ?
<今日の
ハロウィーンパーティーをやめるか→
恥ずかしくても

 おつかいに行くか2つに1つです>

お母さん) じゃあ…。

「見に行くだけならいいか→
百香のことは心配だし
恥ずかしいけど→
もう1回
 行くしかない」>
(スタジオ:
森口) うん そうだ妹のために頑張れ!
<さぁ
 お姉ちゃん来てくれたよ!>

店員) ん?
<まだ
 やってます>
お母さんと来て買ってるのは…


百香ちゃん) むちょ~ちぇ~。(店員) うん…。
<そこに
 お姉ちゃん登場!>
それとも
 これかな?

店員) 無調整?
<一発で分かりました
さすが お姉ちゃん!>


「そうそう それそれ!成分むちょ~ちぇ~」>
<まさか2歳の子が→
無調整と言うとは思いませんでした>

「ごめんね 気付かなくて」>
<お姉ちゃんが
さっと動きました>
とろけるチーズ?
<恥ずかしさも一生懸命こらえています>
<見に行くだけのはずだったのに
買って行くの?>
<それは
パンにのせるやつ→
とけるけど
 それじゃ少ないよ>

店員) ん? チーズフォンデュ?わぁ すごい!
<おばちゃん
 そんなしゃれた料理知りません>

店員) ま~るいベーコン?
<丸いというか
塊になっているベーコンです>

店員) 塊なんだけど…。
<いや
 これはハム!>
<もう恥ずかしくて
耐えられません>
いや

 トーストになるわ これ!
<もう何でもいいから
早く ここから逃げたい!>
(スタジオ:
伊達)ハムチーズトーストじゃん これ。
<それでも
 ちゃんとレジには行きました>
<早く早く!
 早く帰りたい!>
<一度も目を上げませんでした>
<買った物が違っていることは分かっていました>
<これでいいとは
思っていません>
<百香ちゃんは
 手をつないでもらえませんでした>
いやいやいや…


お母さん) おっほ~ そうだね。
<お母さんは叱らず
明るく迎えました>
<でも
 ダメですもう行きません>

お母さん) ここまで頑張れたんだもん 大丈夫。

お母さん) いいの?
<百香ちゃんが
 またお役に立とうとしています>
<あ~

 でも それじゃねぇ>
<恥ずかしさを
まだ知らない百香ちゃんは→
おつかいなんて
 へっちゃら何度でも行けます>

百香ちゃん) え?

「ハロウィーンパーティーをするにはこの量のチーズじゃ足りない→
百香じゃ分かるわけない→
私がついて行ってあげるしかない」>
おっ
。よし 行け。
<お姉ちゃんは
百香ちゃんのために→
今度は
 アーケードのほうから行きました>
<今日は何度
このドアを開けたことでしょう>
<さぁ
 恥ずかしさに負けないで>
<おばさん
 何度もすみません>
うんとね…
。(店員) 何ですか?

店員) ん? ん?

店員) 硬いベーコンがいいの?


店員) 大きいよ そう?
<そう
 これでよかったんです間違いない!>
<お姉ちゃん
 やっと笑った>

百香ちゃん) アハっ。
ちょう
 かたい。
<調子
 出て来ました>
<そう
 これです これがあればチーズフォンデュができる>
<間違えたものを返して
これで完璧>
<ついに
恥ずかしさを乗り越えました>

店員) はい どうぞ。
<挨拶も今度は
 ちゃんと言えた>
(スタジオ:
伊達) いいねしっかりしたお姉ちゃんだ。
<自信に満ちた
 この顔>
<お姉ちゃんは
 溝がある近道へ>
<百香ちゃんは
 アーケード>
<それぞれの道を行きます>

<「あれ? どうして別々なのかしら?」って→
お母さん>
<大丈夫 2人は別な方法で同じ思いで→
おつかいに行ったんですよ>
<「お役に立ちたい」って>
(スタジオ:
森) うん 頑張ったね。

お母さん) 見てもいい?

お母さん)おかえり~! どうぞどうぞ。
中へ
 どうぞ。
<ママのお役に立ったって>
モモも ありがとうのギュウだよ。
ありがと~う

姉ねと一緒に頑張ったね

<百香ちゃんの無調整の牛乳に
お姉ちゃんのチーズを溶かし…>
<ハロウィーン特製
 かぼちゃのチーズフォンデュです>
<お友達も仮装して
集まってくれました>
<お兄ちゃんにも好評>
(お母さん)苦労して買って来たんだよ。
<みんなのお役に立てました>
(お母さん) モモの牛乳入ってるね こっちにね。
モモちゃんも~!

<2人にとって一番の褒め言葉でした>

拍手)
これは
 いいパーティーですね。
これは
 いいパーティーですね素晴らしい。
妹のほうが…

そうですね

…って言ってたからね
。(富澤) 言ってましたね。
牛乳の前で
 「むちょ~ちぇ~」っつったら もう…。

伊達) それしかないんですから。
すずちゃんは
あんなふうな妹さんだった…?
まさに…

性格そっくりだなって思いました
。あっ そうなんだ! へぇ~。
妹のほうが怖いもの知らず
というか→
何でもやってみる
 みたいな。
お姉ちゃんのほうが
 やっぱいろいろ考えて真面目に…。
こう思われちゃうんじゃないか

こう見られちゃうんじゃないか…。
私も兄がいて
 妹で末っ子なんですけど→
おじいちゃん
 おばあちゃんにめちゃくちゃ かわいがられて。
毎日
 どっかデパートとかいろんなとこ連れてってもらって。
今の私が
 できてんのは…。

せい」じゃ ない 「おかげ」じゃん。おかげ おかげ!
おかげじゃ~ん!
おかげです。
でも
 お孫さんといえばね→
所さんも伊東さんも
いらっしゃるから。
そうですよね

私も
 そうですよ。
まさに
 そういうことですかね?
何されても痛くない?
こんな おもちゃの…。

笑い)
全然
 平気。すごいな!
<日本三景

 松島の日の出です>
<松島の島々を望む
 鹽竈様は→
1200年以上もの歴史を持ち→
現在でも 東北随一の参拝客が訪れる神社です>
(スタジオ:
伊達)すごいですよ 初詣なんかもね。
<かつては
 伊達のお殿様しか上ることができなかったという→
この石段を上っての→
はじめてのおつかいに出合いました>
(スタジオ:
伊達) 階段が長い ここは。
<それは七五三の
参拝客で にぎわう→
爽やかな秋晴れの
休日のことでした>
<おつかいに行く男の子のお家は
駄菓子屋さん>
<もう
 それは夢のような世界です!>
<毎日
 たくさんのおもちゃに囲まれ→
ラムネに
 ふ菓子に あんず棒!>
<そんな
 うらやましい男の子尚生くん>
<明るくって
 元気で お喋りで→
好きな遊びは

おままごと>
<そこへ
 やって来たのは…>

聖菜ちゃんのお母さん) おはよ~う。
<ガールフレンドの聖菜ちゃん>
<1か月年上の3歳11か月>
<2人は生まれた時からの
お付き合いです>

尚生くん) ねぇねぇ あそぼ!

聖菜ちゃんのお母さん)あのね 遠くに行って遊ばないで。
パパに頼まれてさ


聖菜ちゃんのお母さん) え?あぁ そうだそうだ… 何だっけ?

聖菜ちゃんのお母さん)何? 何? 何のお守り?

聖菜ちゃんのお母さん)「うまくいく」って あんの?
<鹽竈神社で大人気のお守り
「うまくいく御守」>
<おつかいも
 うまく行くかな?>

うまくいく御守」。
行ってくれる?
1人でも行けんの?
ウッソ~!

(聖菜ちゃんのお母さん) じゃあさ…。
行ける?
 ちゃんと。

尚生くんのお母さん) 行ける人!
<隠しマイク付き>
<男は青!>
<あれ?
 赤のほうがいいの?>

尚生くんのお母さん)そして 尚生 そこに…。
これ
 聖菜ちゃんと…。
ジャ~ン!
(尚生くん) ハート! ハート!

尚生ちゃんのお母さん)それでラブラブ仲良ししてね。
<ラブラブだ~!>
<神社の下の お醤油屋さんで→
丸い
 こんにゃくを醤油で煮込んだ玉こんを頼まれました>
<行きは202段の表参道→
通称「男坂」を上って行きます>
<あの
 伊達のお殿様しか上れなかった坂です>
<境内に入り
 お守りを買って→
帰りは
 比較的 緩やかな東参道→
通称

「女坂」を下ります>

尚生くんのお母さん) そう 男坂ね。(聖菜ちゃんのお母さん) すごいね。
<さすが
 地元の男の子!>

尚生くんのお母さん) あぁ いいね!
<自分で
おつかいを増やしました>
<お団子を5人前
 買って来ます>
あら

男坂隊長は聖菜ちゃん
じゃあ…。
尚ちゃんなの?
逆じゃない?

聖菜ちゃんのお母さん)隊長 頑張ってね~。
<仲良しの誓いに
 チュっ!>

尚生くんのお母さん) はい 分かった?いってらっしゃい。

聖菜ちゃんのお母さん) 頼んだよ!
<老舗のお醤油屋さんです
あれ? すだれが下りてる!>

尚生くん) あくかな?<鍵も掛かってる!>
<開店前でした>

<ちょっと早過ぎたね>
<せっかちなんだから!>
<ハハハ… もう行ったり来たり>
<このまんま男坂に突入か?>
<ちょうど その時お醤油屋さんの開店です>

「あ~ 助かった!」と カメラマン>

店員) 何が欲しいですか?どれ欲しい?
<頼りになる聖菜ちゃん>
(店員) 3個ですか? はい。
袋に入れますか?
<うわ! しっかりしてる~!>
<醤油で
 じっくり煮込んだ玉こんは→
お休みの日だけ売られています>
いいね~!

尚生くん) おかね…。
じゃあ500円から頂くので
ちょっとお待ちくださいね?
じゃあ
 寒いので 2人とも…。
<伝統の生揚醤油が
こんにゃくに しっかり染みて…>
<そりゃそうでしょう!>
<お醤油屋さんを出るとあの男坂が待っています>

尚生くん) あっ だんごやさん…。
(スタジオ:

伊達) 子供は走るんだよ。

尚生くん) じんじゃ じんじゃ!
<お守りもね!>
<おっしゃる通り202段あります>
<大人にとっても
かなりキツい男坂>

尚生くん) うわぁ!
ううん


尚生くん) でも…。
ね?
(スタジオ:伊達)荷物持たせてんだね 女の子に。
<聖菜ちゃんは…>
<尚生くん 負けてるよ?>
こまいぬ!
<あ~ お口は元気!>

尚生くん) こまいぬ!

尚生くん) ほら こまいぬ!(聖菜ちゃん) うん。
<ホントか~?>
<うん そっちのほうが賢い!>

尚生くん) ほら かんたんでしょ?
<尚生くんが上ってるのは→
おみこしを見物する時の場所なんです>
(スタジオ:

森) 大変!
<聖菜ちゃんは階段を→
尚生くんは おみこしを見物する石段を上っています>

尚生くん) やるき まんまんなの!
<202段ある鹽竈神社の男坂>
<上りきった時は大人でも息が切れます>

聖菜ちゃん) まって いかないで!
<あれ?
 聖菜ちゃんも結局そっちを上って来ちゃったんだ>

尚生くん)きょうは なおちゃん いちいね?
<仲良しだねぇ>
(尚生くん) あ~!
<お馬さん
 いるんだ>
<牛だった!>
<欲しがる尚生くんのために聖菜ちゃん 目で訴えました>
<うん!
 通じた!>
<尚生くんにも>
<自分で もらえよ!>
<おさい銭です>
<聖菜ちゃん 5円玉を…あぁ 入れた>
<尚生くんは?>
あれ?<よしっと>
<次は?>
(尚生くん) あれ? なんない~!
<聖菜ちゃん

 考えました>

聖菜ちゃん)なった なった なおちゃん。
<はぁ~
 よかった!>
いきましょ


尚生くん)そっか! 「うまくいく」。
<さぁ
 お守りを買います>
<何か
 物々しい雰囲気です>
<結婚式です>
<よかったね~おめでたい行列に出合えて>
<見とれてるかなと思ったら…>
(尚生くん) あっ。
<見てなかった>
(笑い)少しも見てなかった。

尚生くん) ほらね。

「うまくいく御守」聖菜ちゃん 買えました>
(スタジオ:
笑い)
(スタジオ:
森口) 男の子だねぇ~!

尚生くん) ピンク!
まだ言ってる


<聖菜ちゃんも大変だ!>
(スタジオ:春菜) 何回 言われんのよ。
(スタジオ:
伊達)大人が ついて来れなくなってる。

尚生くん) ほら! ここにいっぱいあるよ おみせやさん!
<お面は
 家でも売ってるでしょ>
<お団子5人前
 頼まれました>

尚生くん) おだんご ください!

店員) そんなに大っきいお金もらって来たの?
それで?
(店員) そうか 分かった分かったよしよしよし。

「5個は やっぱり重たいんじゃない?」>
<聖菜ちゃんが心配しました>
じゃあ…。

伊達) あ そっか すごいねここで食べるってことか。
<2人分
 ここで食べて3つ持って帰りゃいい>

尚生くん) うんとね…。

店員) 何をいいこと考えた?
うん

。(店員) あら そう!
はい
 分かったよ~。
ねっ
 いいこと かんがえた。
ママとパパへね
 今 お手紙書いてたからちょっと待っててね。
<計算の紙を書いてくれました>
(店員) はい。
貸してちょうだい

だって
 お団子食べるでしょ?ね? うん 分かった。
そして…
 ん?
そうだよ!
これは? ちょっと待ってね。
取られると思って…

これは
 お釣りだよ?さっき3000円もらったから。
5つ買っておいでって
お釣り 来たからね?
それで
2つ食べて行きたいんでしょ?

店員) お利口さん達だったからい~い?
<おばちゃん
ありがとうございます!>


店員) いただきます!(尚生くん:聖菜ちゃん) あれ?

店員)あれ? 「いただきます」は?
<おかげで
楽しいひと時となりました>
あ~
 いいね。
(スタジオ:
春菜) 団子が似合うな。

聖菜ちゃん) うん。
<お団子は
 おばちゃんと同じやさしい味がしました>
(スタジオ:
伊達) よかったねぇ。
そう!
(店員) ごちそうさまでした。

「ごちそうさま」もちゃんと言えました>
<お団子はサービスだったので
結局 5人分持って帰ります>
<お面は
 尚生くんのお店でたくさん売ってるじゃないの>
<あ~
 風船!>
(スタジオ:
伊達) よかったね階段 下りる前で。
<家で売ってるものばかりです>
<青じゃなくてやっぱり赤が好きなんだ>
<それも家で売ってるのに>

(ブーブー風船が鳴る音)
<これが東参道
 通称「女坂」です>
<カメラマンも疲れて来ました>
<カメラマンに声を掛けました>

尚生くん)これね これ うるさいの。
<よし
 いいぞ 時間稼げ>

ブーブー風船が鳴る音)
<この間に
 カメラマン先回り>
(スタジオ:
伊達) 大変だな これ。

聖菜ちゃん) まって まって!
<うん
 正面の顔が何とか撮れました>
なおちゃん
 ころんじゃうよ。

聖菜ちゃん)ママ しんぱいしちゃう。
<家の隣の
 シロです>
(スタジオ:
春菜)何も言ってないじゃん。
<さぁ
 お家に到着>
<あ~っと>

<一度も転ばなかったのにここへ来て…>
<あぁ…>
あ~ 玉こんが…。

聖菜ちゃんの泣き声)
<お母さん
 一度も泣かずに→
ちゃ~んと
 やって来たんですよこの2人>

泣き声)
<醤油が染み込んでるから
うん 洗えば大丈夫>

聖菜ちゃんのお母さん)買えた? お守り買えた?
どうしたの?
(ブーブー風船が鳴る音)買ったの?
<丸く収めたのは
尚生くんでした>
≪尚ちゃん達≫
<この2人のはじめてのおつかいに→
出合ったのは
 2008年のこと>
<おつかいの3年後には
 塩釜は→
東日本大震災の被害に
見舞われました>
<高台の神社に
避難して来た人々>
<聖菜ちゃん家は

 震災後神奈川県に引っ越しました>
<今でも
 年に2度ほど戻って来ます>
<中学1年生になった2人>
(スタジオ:伊達)ちゃんと仲いいの? 今も。
<チャラチャラ~って
鳴らせるようになりました>
<お母さん同士が親友
ということもあり→
ずっと変わらぬお付き合い>
<ここに来たからには そう「うまくいく御守」>
<中学1年生の今は→
何がうまく行ってほしいんでしょうかね?>

尚生君) 勉強?
<な~んて言って
 尚生君結構 勉強できるそうです>
<部活では
 テニスに夢中>
<うまいとこだけ
編集でつないでみました>

笑い)
<もっと本気で
取り組んでいるのは お菓子作り>
<将来
 パティシエになりたいんですって>
<聖菜ちゃんが来ると聞いて
朝からプチケーキ作りをしたんです>
<うわ~は~!>

<いろいろ飾り付けを変えて>
どうですか?
<聖菜ちゃんどれを気に入ってくれるかね?>
<あれ?
1つだけスペシャルがある>

「Happy Anniversary」>
<実は
 聖菜ちゃんの誕生日が明日なんです>
<2段階で喜ばせようと…
なるほどな~>
すご~い

<一方の聖菜ちゃんは
吹奏楽部に入っています>
<楽器は
 一番大きなチューバ>
<いろいろ吹いてみて
一番よく音が出たんですって>
<音楽を始めたのは
中学に入ってから>
<それまでは
 空手に体操スイミング→
体力も肺活量も生かせる→
聖菜ちゃんにピッタリな楽器ですよ>
♪~
<10kgもあるチューバを軽々と>
<演奏技術は
 楽しさに比例する>
<今まさに

それを実感しています>
<地震の津波の時
マリンゲート塩釜には→
観光船が駐車場に
打ち上げられました>
<2人は
 あの時の話を口にしません>
<お団子屋さんは
 あの時のままそこにありました>
<そして…>
(店員)おばちゃんは 年取っちゃった…。
あら~
 お久しぶりだったね。
おばちゃんの…
久しぶりに来たので…。

店員)よく訪ねてくれて ありがとうね。
<お団子屋さんで食べようと
決めていました>

尚生君) バナナチョコチップ。
おいしいか分かんない

<あれ?
 誕生日スペシャルは出さないの?>
ウソでしょ~?
抜けてるな~。ホントに?
<しょうがないな~
そのために早起きしたのに>
<変わらぬ尚生君です>

<お店は何とか無事に残りましたが→
海水が腰の高さまで来て
 商品はほとんどダメになりました>
<これこれ
 大事な忘れ物>

尚生君) はい えっと…。

尚生君) 中にチョコチップバナナ入ってるから。
<この距離が
 中学1年生です>

森) いや~ いい!
爽やか!
すごい!
ドキドキしました
 何か 見てて。
でも
 尚生君 小さい時は何か やっぱ男の子。
うれしくて
 すごい走り…ずっと走ってるんだなと思って。
走るなっつって言ってんのにね

元気だな~と思って

宮城県といえば
サンドウィッチマンの2人。
僕ら地元ですね
。地元ですよね。塩釜もよく行きます。
ご自身も

 おつかいの思い出とかあります?
僕はね
 幼稚園の時に石巻ってとこ住んでたんですけど→
家から
 ちょっと離れた所にお肉屋さんがあって→

ひき肉500g買って来て」って言われて 1人で行ったんですよ。
そしたらね
 お肉屋さん着いてね僕→

筋肉500gください」っつって…。

笑い)

もう一回 聞いといで ママに」っていって→
もう一回
 戻ったんですよ戻る途中に→
結構
 大きな道路を渡らなくちゃいけないんですけど→
そこ
 こうやって手上げて待ってたら→
タクシーが止まったんですよ

子供が手上げてて
止まるほうも止まるほうだよね。
タクシーも

お子さんを
 おつかいに出すっていうチャンスが来たら どうですか?
出したいんですけど

怖さもあるんで→
多分…

でもね
 親の立場っていうといろいろ心配になることもあって。
でも
 いつかは 旅立たせる日がね来ると思うんですけども→
今日は
 その決心をしたパパさんがいらっしゃるんですね。
皆さんで
お迎えしたいと思います。
パパさん
 どうぞお入りくださいこちらで~す!
どうぞ~!
あらま!
プロボクシング 
前WBC世界バンタム級チャンピオン→
山中慎介パパで~す!
(拍手)
<世界一強い
 山中パパが子供達をおつかいに出します>
<今日は
 リングの上とは違い不安だらけ>
超心配

<感動は
 まだまだ続きます>
<厳しい自然の北海道での
はじめてのおつかい>
<頑張るほうがいいと

自ら困難に立ち向かった女の子>
<スタジオに感動の渦を
巻き起こします>
それでは
 あらためてご紹介いたしましょう→
プロボクシング 
前WBC世界バンタム級チャンピオン山中慎介パパで~す!
ご苦労さまでございます
。(拍手)
ようこそ~
。(山中) お願いします。

拍手)
わが子を
おつかいに出したんですけども。

伊達) すごい。どうでしたか?
妻と2人で
ノリノリやったんですけど→
ノリノリだったんですけど…


伊達) やっぱりね。(山中) 不安でしかなかった。

伊達) そら そうでしょ。
…っていうぐらいまで

そこまで行くぐらい…

山中さん

 まだ全貌見てないんですよね?

山中) もちろんです。

伊達) 楽しみでしょうがないでしょ これ。
では
 あの2カメさんに向かってその おつかいのVTRのふりを→
お願いいたします

すごいドキドキしてますけど
ぜひ ご覧ください。
<プロボクシング
 山中慎介選手>

実況) 左! あ~…!

「神の左」と呼ばれる必殺の左ストレートパンチで…>

実況)やはり 神の左は強かった!
<…の記録を打ち立てました
そんな男に→
はじめての子が誕生したのは
今から5年前>

豪祐くんの笑い声)
<長男の豪祐くんが
生まれた時には→
パパは
 もう世界チャンピオンでした>


実況) 豪祐くんです。
勝って
 こういうふうに→
子供をリングに上げれる
っていうのは幸せですから→
まだまだ1つでも多く
続けたいですね。
<その言葉通り
パパは勝ち続けました>
帰ったら遊ぼうね
 遊ぼうね。
おめでとう

<そして
 子供達は→
リング
の上で どんどん大きくなって行きました>
パパ
 おめでとう!
<12度目の防衛戦に
勝利した時→
豪祐くんは4歳4か月に
なっていました>
<そして迎えた昨年8月
13回 連続防衛という→
日本記録が懸かった
大一番の試合>
(アナウンス) 
ゴッドレフト 慎介~!
<今日も

 リングの上で抱っこしてもらえると楽しみにしていた→
豪祐くんと
梨理乃ちゃんでしたが…>

実況) さぁ 第4ラウンド…左~!
右~!
 左~!
効いている!
チャンピオンが効いている!
何ということか!
 何という…!(解説) 打てばいいですよ…。

実況) チャンピオン返す!チャンピオン返す!
タオル投入!
なんと山中慎介 日本記録目前でTKO負け!

「パパが負けた…」>
<はじめて見る光景でした>
(実況) ファンの記憶に残った神の左は→
永遠に色あせることはありません


観客) 慎介! 慎介…!
<負ける悔しさを
生まれてはじめて知りました>
<パパと同じに…
いやいや それ以上に>
<この日から
 パパと一緒に戦おうと決めました>
<豪祐くんの心のゴングが

打たれたのです>
<試合後…>
<山中選手は メディアを遠ざけるようになりました>

「負けちゃったね パパ」って言われた時→

パパ 12回も頑張ったんだよ」と豪祐くんは言い返したそうです>
<あの試合から2か月後→
おつかいスタッフは はじめて→
トレーニング用の部屋にいる
山中さんを訪ねました>
(スタッフ) 
おはようございます。
すいません
 ちょっとお邪魔して大丈夫ですか?どうぞ。
(スタッフ) 
失礼します。

奥さん)すごい 私達と同じぐらい…。
突然
 言い出したりするんですよね。
…とか
 いきなり言ったり。
ね?
(奥さん) うん。
すごい響きますよね
 うん…。
その
 ふとした言葉が。
<もう一度

 子供達を あの場所で抱っこしてやらないとな>
<山中パパの心が
ようやく決まりました>
<そして
 山中選手は会見を開きました>
<リングに戻してくれた子供達>
<お礼に 今度はパパが子供達をリングに上げてやろう>
<山中パパが考えた
子供達のリング>
<それが
 はじめてのおつかいだったのです>
<おつかいは
 2人で行かせよう>
<妹の梨理乃ちゃんは→
何でもお兄ちゃん任せな甘え上手>
<泣くことを武器に→
実は自分のやりたいことを通すしっかり者だとか>
<豪祐くんは
 正義感はあるけどちょっと注意散漫だそうです>
<おつかいの前日
 夫婦そろって神社にお参りに来ました>

鈴を鳴らす音)
<試合前になると
いつも願掛けに来る所です>
…って言いました

ホントに不安ですね

そうですね


<そして迎えた…>
<山中パパが話を切り出しました>
<さぁ
 おつかい開始>

山中) じゃあね。
<お父さん
 チャンピオンの目になってますよ>
超心配
。(伊達) 心配し過ぎでしょう これ。
あんな表情してたんですね

<頑張るのは
 山中パパだけじゃありません>
<厳しい自然の北海道での
頑張りに→
スタジオも感動の涙>
頑張ったな!
<お父さんが頼んだ
 おつかいは壊れた体重計を→
電気屋さんに直してもらいに
行くこと>
<豪祐くんのリュックに
お父さんの体重計が入ってます>
(スタジオ:
森口) 偉い お兄ちゃん。
<安全確認は
 ちゃんとできますが右を見て 左を見てるうちに→
どっちがどっちか分かんなくなる

ことがあるんです>
<でも今日は
 大丈夫間違いありません>
<お父さんとも
 お母さんとも何度も歩きました>
<2人は
 あっという間に大通りまで来ました>
<ちゃんと右
 左…確認してと…>
<いや
 しっかりしてんじゃないですか お父さん>
送り出すの
。(スタッフ) 全然 大丈夫です。
ちゃんと言えてないこと
あるかな…。
もう大丈夫ですから

<1人
 心配し過ぎなお父さんをよそに→
2人は
 しっかりとした足取りで進んでいます>

梨理乃ちゃんの歌声)
<いつも
きょうだいゲンカをすると→
泣いてばっかりの梨理乃ちゃん>
<でも 今日は 泣きません>
<だって
 お守りには→


なかないもん!!」って書いてあるんですから>
<ちゃんと
 お守りを見て今日は泣きません>
<お兄ちゃんのお守りには→
「つよいぞ」って書いてあります>
<だから
ただ怒るだけじゃなく…>
<ちゃ~んと
妹を引っ張って行きます>
<走るのが仕事>
<もう一度 チャンピオンに戻るためのトレーニングを再開しました>
<おっ
 間に合った横断歩道を渡ります>
<え?
 ここ渡んないの?>
<視線の先は
 次の信号です>
<いくつもある横断歩道>
<お母さんが渡る場所を何度教えても→
豪祐くんは
覚えてくれませんでした>
<でも
 ちゃ~んとお母さんが教えた場所を渡りました>
<いつもならお兄ちゃんが
どんどん先に行っちゃうのに…>
<今日は
 先に行きません>
<だから
 梨理乃ちゃんも今日は 泣きません>
<山中選手のことを

応援してくれている→
地元の商店街です>
<前から女の子が泣きながら歩いて来ます>
<いつもなら泣いてるのに
今日は泣きません>
<いつもなら寄り道するのに
今日は しません>
<なぜなら
 今日は…>
<はじめての
おつかいですからね>
(スタジオ:
伊達)すごいな 責任感だよな。
<電気屋さんに
あっという間に到着しました>
<カメラマンがお店の中へ
先回りします>
<おっ!
パパの写真が飾ってあるよ>

「ホントだ パパだ」>
すごい

<ご挨拶の後は
 体重計出して…>
<何て言うんだっけ?>
<そう ちゃんと言えた!>
<どうです?
すぐ直りそうですか?>
<電池?>

<「何だ 電池か~」>

「じゃあ これ持って来る必要なかったんじゃん」>
(スタジオ:
伊達) ホントだわ。

「ホントだ 電池だ」>

「え?この間のじゃないよね?」>
<よかった
モレノに勝った時の試合だ>

店員) おつかい頼まれたか。
<いつもお父さんの試合
見に来てくれているんです>
♪♪~
<修理も出せたし 挨拶もできたしお金も払えた>
<全部できました
 完璧>
<その頃
 お父さんは…>
もしもし?
<またおつかい出すつもりですよ>
<そんなことしてる間に
子供達 帰って来ちゃいますよ>
りり
 て!
<まだ
 悩んでる>
決めてください

 ちゃんと。
これ
 いりますかね?ブレるな~。
(スタジオ:
伊達)ほら 早く帰って来たわ。
<信じられない様子のお父さん>
(山中) すごいね。
<さぁ
 体重計をチェック>
ついてる?
 豪祐 どう?(豪祐くん) うん ついてる。
<パパは体重を
一日4回量るんです>

豪祐くん) 6 1 てん 9。

山中) あっ そうだ 今から…。
<ここから…>
(山中) 豪祐 あれ…。

山中) ヤバイ。
<さぁ
 来たぞ!>
<強くなる?>
(山中) 分かった?
<もう
 お兄ちゃんはできる!>
<第2ラウンドは
 梨理乃ちゃん中心のおつかいなんです>
ネギは…

。うん。

山中) …に任せた 分かった?
ネギは豪祐に任せたから
りりが高木ミート行ったら→
ヒレ肉買って

あと
 2人の好きな肩ロース。かたロースね。

梨理乃ちゃん)かたロースのおにく!
そう
肩ロースのお肉も買って来て。
<心配なお父さん
 確認します>

梨理乃ちゃん) う~んと…。
何だっけ?
そう。<さすが 豪祐くん!>
それさ…

うん
。分かる?

ヒレ肉のひ」っつっちゃうんだ。
それ言ったら
りり分かるかもしれないから。
<さぁ
 ここから実践練習です>
高木ミートに着きました



山中) ネギ持って行って で…。

山中) お~!
<ところが…>
<お父さんは第2ラウンドに向けて→
さらに
 完璧な準備を目指します>
いや
 もう大丈夫でしょう!
何買うんだっけ?
そうだね。
<まだまだ!>
<そして なんと…>
<もうノックアウトです>
<さすがチャンピオン!>
分かった?
<不安な要素はちりひとつ残さない>
<これが世界一になった男の
やり方>
<え~?
 まだやるの?>
もう自分で行ってくださいよ
もう!
<やっと
オッケー出ました!>
(スタジオ:
森口) 信じてくれと。
<はぁ~

 ようやく出発させてもらえました>

 気を付けてね。(スタジオ:伊達) 目つき 目つき。
自転車も

(スタジオ:
伊達) 目つき もう試合前みたいになってる。
<ほら
 さっさと行かないとまた やらされるよ>
(スタジオ:
春菜) 鋭過ぎる。(スタジオ:森口) 鋭い 鋭い!

伊達) 鋭い 眼光が。
(スタジオ:
伊達) 大丈夫でしょ。
いや
 もう あのね…。

豪祐くん) たかぎミート…。

梨理乃ちゃん) つきました!
<早いってば!>
(店員) いらっしゃい。
<ほら
 もう1つは?>

梨理乃ちゃん) う~んと…。
<ヒレ肉と肩ロース
 言えた!>
はい

 ちょっと待っててね。
<うん!
 2人ともナイスコンビネーション!>
<豚肩ロースは子供達用>
<100g1200円の高級ヒレ肉は お父さん用>
<パワーは出るけど
脂身は少ない>
<試合が近づくと
よく食べるんですって>
あと
 何?
ネギ?
(梨理乃ちゃん) あと ネギ。

「梨理乃のおつかいできたし今度は自分のを買おうっと!」>
<お兄ちゃん
ここまで余裕ができました>
<これで
 パパ 喜ぶぞ~>
<お金を払うのは
お兄ちゃんの役目>

店員) ちょっと待ってね 今ね。
これ
 2500円からね。
<豪祐くん
 いつの間にか頼もしい男の背中になっていました>

店員) これ持って行ってね。
<荷物は

 梨理乃ちゃんに持たせてあげます>
<さぁ
 お家でお父さん待ってるよ>
(スタジオ:
伊達)成長すんだな これで。
<家に帰る道は
こっちなんですが…>
<あれ?
豪祐くん どこ行くの?>
<カメラマンも
慌てて反対方向に向かいます>
<公園にでも
行っちゃうのかな?>
<せっかく
 ここまでちゃんとできたのに>
(スタジオ:
伊達) あれどこに行ってんの? これ。
<梨理乃ちゃんの手を引き
豪祐くんが向かったのは…>
<神社か>
<試合前 お父さんが願掛けに来る あの場所です>

豪祐くん) ねぇ はしんないで!
<豪祐くん
 何をお願いするつもりなんでしょう?>

豪祐くん) りり これをつかってあっ これはダメだ。
<お兄ちゃん
 偉い!>


豪祐くん) いこう。

伊東) 親を超えてるな。うん。
♪♪~
<パパが試合に勝てるようにと→
豪祐くんは
 今日しっかりおつかいしました>
<梨理乃ちゃんは今日→
どうして泣かずに ちゃんとおつかいできたんでしょう?>
<そうなの?>
<パパに料理 作ってほしかったんだね>
<2人のおつかいは完璧!
お見事でした>
<そりゃ
15回も練習したからね>
(スタジオ:
伊達)スパルタだったからな~。

伊達) 必ず 「えぇ」なんだ。まず「えぇ」からなんだね。
すごいね


豪祐くん) たかぎミートでね…。

豪祐くん:梨理乃ちゃん) うん。
おいで


山中) 豪祐 りり…。
<神の左でネギを刻み…>

<実はプロになってもしばらくは→
ラーメン屋さんで
アルバイトしてたんです>
(スタジオ:
春菜) うわっ パラパラ。
<100g
 1200円のヒレ肉です>
<と
 その時…>
<お母さんです>
<豚の肩ロース入りネギたっぷりチャーハン>
<お父さんの料理は
プロ並みですよ>

山中) ジャ~ン!
<さぁ
スープも出来たところで…>
<最近
 めったに作ってくれなかった お父さんのチャーハン>
うん…

<うわ~
 もう最高!>
うまっ!
<今回のおつかいではお母さんは裏方に徹しました>

山中) 食べてみな これ。
<お肉食べた!>
<豪祐くん いつもは お肉食べないんですけどね>
<梨理乃ちゃんは

何でも食べます>

山中) はぁ~ おいしいね。
<やった~!>
じゃ 最後に行こうか 行くぞ。
えいえいお~!
(山中) 左でやって左。
<そう
 神の左で…>
えいえいお~!
(スタジオ:伊達)何回もやらせるんだよね。
<山中選手の力の源は
 家族>
<再びリングの上で
2人を抱き上げる日は→
もうすぐですよ!>
2018/01/08(月) 19:00〜21:54
読売テレビ1
はじめてのおつかい!爆笑!!2018年大冒険スペシャル[字]

ボクシング山中慎介選手の子ども達がおつかいに挑戦!大好きなパパのために…願いをこめたおつかいに感動▽北海道大自然のおつかい…お隣までは1キロ、お店までは2キロ!

詳細情報
出演者
【MC】
所ジョージ
森口博子
【ゲスト】
伊東四朗
サンドウィッチマン
森昌子
近藤春菜
広瀬すず
【スペシャルゲスト】
山中慎介選手
番組内容
▽お豆腐を買ったおつりで神社でおまいり…のはずが神社に先に行きお金を全部使っちゃった!お店に到着して…どうする?▽北海道大自然の中のおつかい…お隣に牛乳をもらいに行くのは1キロ先!さらにお店に行くのは2キロ先!最後まで頑張りぬくお姉ちゃんに感動のおつかい▽ボクシング前WBC世界バンタム級チャンピオン・山中慎介選手の2人の子どもがおつかい!心配性すぎるパパに大爆笑!そして父の勝利願うお兄ちゃんに感動


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