♪♪~
<夜空に
赤い輝きを放つ星があります>
<火星です。→
今 15年ぶりに地球に大接近しています>
<生命の存在説も唱えられ→
古くから 人類の興味をかきたててきました>
<ロケットを使った探査は
1960年代に始まり→
マリナー4号が 初めて
地表の撮影に成功しました>
<1976年には 探査機 バイキングが
火星に着陸。→
岩石の転がる様子を伝えます>
<探査が進む中地球と同じように→
大気がある事も
明らかになりました>
<そうした探査を生かし
移住計画も立てられています。→
やがて 人類が
火星で生活する日も→
夢ではなくなるのかも
しれません。→
今日ご覧頂くのは 史上最大の
火星探査を追った番組です。→
番組の主役は 探査機 ローバー。→
14年間活動し大きな成果を上げています。→
地形や地質を詳しく調べる中で→
地球上にも見られる岩石を発見したのです>
<生命に不可欠な水の存在が
浮かび上がってきました。→
地球に一番近い惑星 火星。→
最新の科学が捉えたその素顔をもとに→
宇宙の謎とロマンを語り合います>
こんにちは。人類にとって 火星とは→
宇宙とは どういう存在なのか→
今日は 宇宙の神秘に思いをはせてまいります。
早速 お二人のゲストの方々
ご紹介致しましょう。
国立天文台副台長の
渡部潤一さん→
そして 歌手で女優の
中川翔子さんです。
よろしくお願い致します。
(2人)よろしくお願いします。
渡部さん やっぱり
夏休みになりますと→
親子連れで 天体観測を
楽しんでいらっしゃる方も→
多いと思いますが 今頃の星空→
夏の星空はどういう魅力があるんでしょうか。
やはり 観察しやすい時期である
っていう事と→
休みですので 結構 時間的に
余裕がありますので→
星が よく見える所に行くと
天の川がね→
結構 明るく見える
時期なんですね。
天の川挟んで 例えば→
織り姫 ひこ星1等星なんかをですね→
探し当ててもらうっていうのも
一つ 楽しみ方だと思いますね。
はい。 中川さんは→
大の宇宙好きでいらっしゃるという事なんですけれども→
何か きっかけが
おありだったんですか?
そうですね 小学5年の夏休みに
祖父に→
「明るく光る あの星は何?」
「あれは木星だよ」。
そこから 図鑑を買ってもらって
木星のしましまのあの姿に→
もう 一目ぼれしてしまって。
渡部さんにとって 火星とは→
どういうところが魅力ですか?
やはりですねいろんな事が分かってくると→
割と 地球に似ていたっていう事が
分かってきた事ですね。
そこに 科学者は やっぱり
大きな魅力を感じて→
探査機を どんどん飛ばして
調べたりしてますね。
その火星が 15年ぶりの大接近
という事なんですけれども→
地球と火星との距離が 大接近で
どれぐらい近づくんですか?
まず この図を
見て頂きたいと思うんです。
これ
太陽系の図なんですが→
青いのが地球
赤いのが火星ですが→
地球の方が 足が速いので
実は 2年2か月ごとに→
火星に追いついて
追い越すんですね。
その時 一番
距離が近くなるんです。
この状態ですね。