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2018/07/29(日) 13:50〜15:00 あの日 あのとき あの番組「火星 大接近!〜宇宙の謎に迫る〜」[字]


アメリカカリフォルニア州北部の→
乾燥地帯にある…
周囲を 山に囲まれたモノ湖も閉じた湖です。
ここも 湖から外へ流れ出す川は
一つもありません。
モノ湖は 70万年前には→
今の4倍の面積を持つ大きな湖でした。
しかし 長く続いた乾燥のため
徐々に 水が蒸発し→
現在の大きさになったのです。
ファーマー博士はこのモノ湖には→
太古の火星の環境を知る

手がかりがあると考え→
調査を続けてきました。
奇妙な形をした白い岩。
湖面から 何本も
そびえ立っています。
これが…
トファと呼ばれています。
モノ湖の水は 長期間の蒸発で→
水に溶け込んでいた成分が濃縮されています。
その濃縮した成分が
大気中の二酸化炭素と反応して→
こうしたトファが出来るのです。
トファという炭酸塩鉱物は→
大量の水がないと出来ない
岩石なのです。
ちょうど 今 私が
座って見ているのと同じ風景が→
太古の火星にもあった事でしょう。


今回の火星探査で重要なのは→
このトファのような炭酸塩鉱物を
見つけ出す事です。
それが見つかれば 火星表面にも
大量の水が→
しかも 液体の状態で
長期間にわたって存在した事を→
意味するのですから。
更に ファーマー博士は火星での炭酸塩鉱物の発見が→
火星での生命の存在に
つながる可能性があると→
考えています。
博士は 2年前から 水中でトファの出来る過程に注目して→
調査を進めてきました。
モノ湖の水中では 今も→
水に溶け込んだ
カルシウムなどの成分が→
反応を起こし
トファが成長し続けています。
博士が
水中のトファを取り出しました。
水中で出来つつある
トファの表面には→
四角い結晶が いくつも見えます。
この結晶を顕微鏡で詳しく見ると→
内部に黒い部分が見つかりました。
ファーマー博士たちはこの黒い部分を取り出して→
培養してみました。
すると バクテリアが姿を現したのです。
結晶の中に 微生物が

閉じ込められていたのです。
この微生物
干上がったトファの中にも→
痕跡を
とどめているのでしょうか?
こういった環境にいるのは
微生物ですから→
その痕跡自体も きっと
ミクロなものになるでしょう。
実際 湖面に出ている 干上がった
トファの中を調べてみると→
確かに 化石のような→
バクテリアの痕跡が見つかったのです。
火星で見つかった炭酸塩鉱物を
更に詳しく調べる事ができれば→
火星での生命の存在に
迫る事ができるのです。
ここまでは ローバー1号機の
成果について見てきました。
では
ローバー2号機の探査では→
どんな事が
分かってきたんでしょうか?
2号機が着陸したのは こちら。
メリディアニという場所です。
なぜ 科学者たちは この場所に→
そんなに注目しているんでしょうか?
では その理由を 火星の地形を
見ながら 探っていきましょう。
いろんな地形がありますね~。

はい。 火星の地形は→
実に バラエティーに
富んでますね。
その全ての地形に
出来た原因があります。
はい。 では この地形をですね
出来た原因ごとに→
分けてみましょう。
さあ 全部で4つのグループに分かれました。
先生 まず

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