詳細に解析。
ひらめきや発想が生まれる時の
脳の動きが→
徐々に明らかになってきた。
カギとなるのは 意外にもぼんやりと安静にしている状態。
この時の脳は…。
黄色や赤で示したのが→
活発に働いている部分。
前頭葉や頭頂葉などの特定の領域が互いに連動し→
強く活性化している。
ふだんは接点がない記憶や知識がつなぎ合わされ→
新たな発想が生まれる可能性が
あるという。
アインシュタインは
デフォルトモードネットワークに関わる→
前頭葉と頭頂葉が
特に発達していた。
もし 実際の脳を解析できれば→
人類史に残る偉大な発見を生んだ→
発想の源を突き止められる
可能性があるという。
消えたアインシュタインの脳を
世界各地に追い求めた 7か月。
脳を持つ人たちには
ある変化が起き始めていた。
ロードマップに
名前が記されていた一人だ。
ハーベイから
5つのブロックを受け取ったが→
脳の老化について研究した後
既に 返却していた。
そして 今回 作製したスライドも
全て手放す事にした。
寄贈する先は
日本有数の脳バンクがある…
スライドをデジタル化する事で
世界中の科学者が→
アクセスできる環境を
整えようとしている。
アインシュタインの脳を
独占したいと→
長年 手元に置き続けてきた
ジョージ・コロンボ博士。
今回 脳の科学的な価値について
考え直し 返却する意思を固めた。
遺伝子の解析に失敗した
チャールズ・ボイド博士も また→
脳を返却する事を決めた。
後ろめたさを抱きながら→
ひそかに保管してきた
前頭葉のブロック。
健康上の理由で→
ハワイを離れられない自分に代わって返してほしい。
そう頼まれた。
ボイド博士が脳を託す先として選んだのは→
ハーベイから脳の管理を引き継いだ
X医師だった。
ハーベイから
アインシュタインの脳を引き継いで→
間もなく 20年。
心に秘めていた思いを私たちの前で初めて吐き出した。
天才の秘密に迫るために
取り出され→
世界に散った
アインシュタインの脳。
死後63年を経て ようやく
その状況が明らかになってきた。
今回の取材で 直接 所在を
確認できたブロックは 134か所。
所有者の情報が得られたのは
14か所。
残る 92か所は
依然 手がかりがつかめていない。
全ての脳を
取り戻す事はできるのか。
そして 人類の知性の謎を
解き明かす事はできるのか。
それが 天才 アインシュタインが
私たちに残した→
最後の宿題なのかもしれない。
♪♪~
2018/07/29(日) 21:00〜21:50
NHK総合1・大阪
NHKスペシャル「アインシュタイン 消えた“天才脳”を追え」[字]
天才物理学者アインシュタイン。その脳は、死後解剖されたが、今どこにあるのか、詳しくは分かっていない。今回、世界各地で徹底追跡。知られざる天才脳の秘密に迫る。
詳細情報
番組内容
天才物理学者アインシュタイン。その脳は、死後解剖されたが、今どこにあるのか、詳しくは分かっていない。今回、世界各地で徹底追跡。たどり着いたのは、切断された100以上の脳片を持つ人物、解剖時に撮影された数百枚の写真、そしてアインシュタインの脳を手にしたことで数奇な人生を辿ることになった研究者たちの姿だった。さらに番組では、アインシュタインの脳を初めて3DCG化、知られざる天才脳の秘密に迫る。
出演者
【語り】加瀬亮
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ニュース/報道 – 報道特番