2018/07/30(月) 22:25〜23:10 プロフェッショナル 仕事の流儀「農業経営者・多田克彦」[解][字]
(2人)いただきます。ちょっと たれてきた。
(笑い声)
(多田)煮浸し。 これ 毎日食ってるんですよ 煮浸しは。
あっ おいしい。
はい。
仕事に厳しい多田さんは
めったに人を褒めない。
恐らく
それは 前から言ってるとおり…
苦難の連続だった多田さん。
今 心強い仲間が そばにいる。
お菓子や総菜が人気の この店に→
多田さんと里香さんが共に開発した プリンが並ぶ。
♪♪~
(取材者)いかがですか?
次々と売れていく このプリン。
限定60個が売り切れた。
♪♪~
「山神山人の伝説あるべし。→
願はくは 之を語りて
平地人を戦慄せしめよ」。
観光客でにぎわう カッパ淵。
餌のキュウリで狙うのは…。
もちろん カッパ。
柳田国男は 「遠野物語」で伝承を 一つ一つ書き残した。
柳田は 遠野に眠る
不思議な出来事を発掘し→
人々に伝えたかった。
多田も 今ふるさとに埋もれた名産品を→
掘り起こそうとしている。
多田の もう一つの顔。
それは 地元の企業の名産品を
売り込む仕掛け人。
その商談会は
遠野市内で行われる。
是非 今日は…。
ありがとうございます。
多田は 去年から→
商品を海外で売りたい企業と商社などをつなぐ→
こうした商談会を主催している。
この日は岩手や青森の9社が参加。
お世話になります。
♪♪~
アメリカで
11店舗のスーパーを展開する→
企業のバイヤーも
やって来ていた。
この日 初めて参加した
三陸 釜石の水産加工会社。
この企業は 津波で被災した会社の
従業員たちが 新たに立ち上げた。
こうした企業をもり立てたいと
多田が声をかけた。
遠野の漬物会社の2代目…
多田が気にかけている若い経営者の一人だ。
多田さんにですね…。
柄澤は 妻の実家の漬物会社を受け継いでいる。
味は 確かだが→
販路は 先代から引き継いだ岩手県内がほとんどだ。
そんでね あの おかあさん…
土日になると道の駅に出向き 販売に励む。
だが 売り上げは伸び悩んでいた。
(柄澤)はい ちょうど 1,000円で。ありがとうございます。
多田は
若き経営者が自らの頭で考え→
外の世界に目を向けてほしいと
願っていた。
商談会から 1か月後。
多田がある事を仕掛けようとしていた。
お疲れさまでございます。
それは 遠野の会社が手を組み→
アメリカのスーパーで販売する
弁当を作る事。
2018/07/30(月) 22:25〜23:10
NHK総合1・大阪
プロフェッショナル 仕事の流儀「農業経営者・多田克彦」[解][字]
岩手・遠野の農業経営者、多田克彦。牛乳を生産し、製品作りのパティシエ、販路を開拓するセールスマンの顔を併せ持つ。柳田国男の「遠野物語」を今に紡ぐ男の挑戦に密着。
詳細情報
番組内容
岩手・遠野の農業経営者、多田克彦(63)に密着。自ら生産した牛乳や野菜からプリンなどの製品を作り世界へ売り込む。若き日、牛肉の輸入自由化に直面。その後、農協を脱退し、自ら販路を開拓するなど逆境を乗り越えてきた。信念は「遠野物語」の作者で、明治政府の農業政策を司る官僚でもあった柳田国男が言う“農民の自立”。農業が衰退し、津波被害にあえぐ岩手の魅力を掘り起こそうと奮闘する男が紡ぐ現代の遠野物語とは。
出演者
【出演】農業経営者…多田克彦,【語り】橋本さとし,貫地谷しほり
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化