水揚げされた昆布は、
すぐに乾燥作業に入ります。
夕方には乾燥を終えて取り込まなければならないため、
時給2000円でアルバイトを雇
い、素早く作業に当たります。
10時間ほどで、
きれいに乾いた昆布を回収すれば、
島の一日が終わります。
7月から8月にかけて、
天気がいい日には毎日、
この作業が繰り返されるのです。
利尻昆布のうわさは、
今や日本だけにとどまらず。
>>すみません、
何されてるんですか?
>>アメリカのテレビ局、
CNNが所有するインターネットメディアが、ドキュメンタリー番
組の撮影に来ていました。
>>アメリカでは、
昆布茶がとても人気なんです。
日本の昆布とアメリカの昆布茶を比べるために取材に来ました。
>>今では、
海外からも大きな注目を集めている昆布。
取材を受けた漁師は。
>>えっ?って思いましたね。
海外でそんな利尻のもの、
なんかそんなあるかなって、ちょっとびっくりしましたね。
これをきっかけに海外で爆発的に
利尻昆布が売れるなんていったら、
それこそありがたいことだなと思
うんで。
>>盛りつけ全部普通です。
>>はい。
>>一方、
らーめん味楽には平日にもかかわらず、2時間半の営業時間中に、
130人ものお客さんが訪れてい
ました。
>>ありがとうございます。
>>日本料理で最高級品として使われる利尻昆布ですが、
意外な料理にも使われていました。
京都市にあるスペイン料理店、
ポキート。
こちらでは、最高級の利尻昆布を、
ぜいたくにも、スープのだしに使
っています。
>>ブイヨンの代わりとして、パ
エリアのだしだったり、
何か煮込みのスープ代わりという
か。
すべてにおいて使います。
やっぱりすごい柔らかくて、
食材の味を邪魔しないという感じ
なんで、すごく使いやすいです。
>>洋食の分野でも活躍し始めた
利尻昆布。
大北海道市開催初日。
関西人にとって身近な存在であるだしの中でも、
最高級のだしで作られたラーメン
に、
無我夢中の様子。
>>おいしいですね。
やっぱ昆布の味がいいんだと思う
んですけど。
>>スープがおいしかったです。
麺にこのスープがからんでて、
とてもおいしかった。
>>本場の利尻昆布をたくさん持
ってまいりました。
スープもしっかりと出来ております。
ぜひ、ラーメンを食べに来てくだ
さい。
>>だし文化の日本で生まれた、
昆布を使った純和風の幻のラーメ
ン。
北の離島が育てたその味は、今後、さらに広がりを見せそうです。
>>なんか食べてみたくなります
ね、増田さん。
>>北海道も何十回も行ってます
けど、やっぱり利尻までってなっ
たら、なかなか行けてないんです
よ。
>>そうですよね。
>>今食べれるチャンスなんです
よね。
>>今月13日月曜日まで開かれ
ているということなんでね。
>>ここも人気やから、
またなかなか食べにくいんでしょ
うね。
ほんでまた、外国の方が、この利
尻昆布に食いついたらね、ただで
さえ、高級品やのに、これ、
日本人がさらに食べにくくなる食材になりそうで、ちょっとね、怖
いですけど。
>>今がチャンスかもしれません
ね。
>>そうですね。
>>では続いて、
猛暑のスタートとなりました。
>>さて、