気力で乗り切る人も多いですよね。
実際、男子でもね、熱中症で倒れ
る人、
いっぱいいるわけですよ。
だから私はやっぱ、
この理屈っていうのは、
今はもう通らないと思いますね。
結婚しない女性も増えてるわけで
すからね。
>>そういった、
パク先生の意見を裏付けるデータがこちらですね。
世界各国の女性医師の割合を見て
いきますと、
OECD加盟国で統計を取ったと
ころ、
日本は最下位のおよそ20%しか
女性医師がいないということなん
ですが、一方で、
エストニアは74%も女性医師がいるという結果になったんですね。
>>でも日本と同じくらい、
韓国って女性の割合低いんですね。
>>それはやっぱり、
どうしてもアジアの国ほど男尊女卑的な傾向が強いんで、
儒教的なやっぱりそれが反映され
ていると思いますけれども。
ほとんど欧米社会は女性優位です
よ、今は。
>>そうですね。エストニア大使
館に今回、私たち、取材したんで
すが、こちらです。
エストニアでは、
医師に限らず、
産休や育休の制度が整っている。また男女関係なく、
優秀な人から採用した結果、
自然と女性が多くなっているということなんですよね。
>>日本も女性活躍といいながら、
そういった環境が整ってないとい
うのは、あいはらさん、矛盾して
ますよね。
>>なんか本音と建て前があって、
政府も女性が働きやすくっていっ
てるわりには、全然現実的にやっ
てないということですよね。
>>対策している大学もあるんで
すよね。
>>こちらですね。
名古屋大学の医学部附属病院なん
ですけれども、敷地内に保育所が
ありまして、
またパートタイムで週12時間以
内の勤務も可能なんですね。
現場の声として、医師が足りない
中、体制を整えて、
女性も働いてもらわないと回らな
いし、
優秀な女性医師を失うのも、もっ
たいないという現場の声も実際に
あるんですよね。
>>小島さん、どうでしょう?
>>今回、6割以上のお医者さん
が現状をある程度、
理解できるというのは、すごい本
音が聞けて、
なるほどなという思いもあるんで
すけれども、
あえて言うと、ちょっと、
ゆがんだ本音だなっていう感じがしてまして、
根底にあるのはこれじゃないかと
思うんですね。
医療の世界のブラック企業体質と
いうんですけれども、
過労死ラインを超えて働いている
お医者さんもすごく多いですし、
そもそも男性じゃなきゃ働けない
とか、
泊まりも、
いつ呼び出されてもO
Kですというような人じゃなきゃ
働けないというような体質がある
から、
こういう差別的なことが出てきちゃうのかなと思うんです。
ですから、医者の数を増やすとか、
根本的な医療界の体質を改めないと、
次から次へと出てくる話なのかな
という気がしますね。
>>やっぱりその65%の医師の
方が理解できるというのは、確か
にそういう意見があるかと思うん
ですけれども、確かに女性は出産
とか育児とかある、否定はできな
いと思うんですけれども、であれ
ば、そういう現実を受け入れると
いうよりは、やっぱりそういう仕
事をシェアできるように、今、医
師の定員って結構、
法律で固く規制されてますけれど
も、
その全体の数を見直すというか、
そういう方向に、鳴っちゃいまし
たね。