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2018/08/28(火) 15:50〜17:53 ten.【ytv開局60年ウィーク!きょうも特別企画満載!】[字]


水蒸気量は7%程度増えると。
今回の豪雨に、
地球温暖化の寄与があったと。一連の現象というのは、やはりこ
れ、
異常気象の連鎖というふうに捉えるべきだと考えています。
>>温暖化との負の連鎖で、
平成の日本を襲い続けてきた雨。
中でも、
さまざまな意味で、転換点となった災害が、
10年前に関西で起きていた。
>>晴れてても急に天気が急変して、激しい雷雨になる、
これ、
ゲリラ豪雨というキーワードが、広まった一つのきっかけの災害な
んですよね。
>>六甲山系で局地的に降った雨が、
一気に神戸の都賀川に集まり、
10分間で水位が1.3メートル上昇。
川沿いにいた子どもら5人が流さ

れ、死亡した。
川に取り残されたものの無事生還
し、
ゲリラ豪雨の恐ろしさを証言する
男性がいる。
>>徐々に増えていったんじゃな
くて急です。本当に急です。
>>鉄砲水みたいに?
>>鉄砲水です。全くの。
だーっといきなり来ました、いき
なり。
>>当時、


橋の工事のために、
川の中州にいた能勢文夫さん。
雨はまず山側で降りだしていて、
現場の増水は一瞬のことだったと
いう。
>>ここは雨は降ってなかったわ
けですよね。
>>まだ降ってないですね。
六甲山系の上のほうの雲が、ちょ
っと怪しくなってきまして、その
あと急に雨は降ってきました。
ここまで足首まで水がさーっと来
たんですね、
さーっと。
びっくりして上体を起こしましたら、
起こして上流を見ますと、
もう津波のようなものが目の前に迫ってましたので、急きょ、ここ、
走ってきまして、ここに隠れた。
>>すでに山で降っていた雨がふ
もとに押し寄せ、水位の急上昇を
招いたのだ。
>>両脇は水の壁みたいな感じで
す。
こうつかまってましたら、こんな
壁が横を流れているという。
水が。
>>これぐらいまで水来てた?
>>来てました、自分の背ぐらい
まで。
>>頭上で降っていなくても、

注意が必要だという教訓を残すとともに、これ以降、
頻発することになる局地的な雨へ
の警戒が強まる転換点ともなった。
>>この災害をきっかけに、
いち早くそのゲリラ豪雨の雷雲を見つけるかっていうところが、
気象業界で急速に進んでいったき
っかけです。
>>当時、
ゲリラ豪雨の予測は10分間隔でしかできなかったが、
都賀川の水害をきっかけに5分間
隔に改善され、
より避難行動が取りやすくなった。
さらに。
>>こちらは気象庁の中枢ともい
えるシステムがある部屋です。
きょうは特別な許可を得て、中に
入らせていただきます。
中に入りますと、
非常に大きなファンがあります。
巨大なコンピューターを冷やすた
めに設置されています。
そしてこのファンが冷やしていま
すのが、
ことし6月に導入されたばかりの
スーパーコンピューターです。
>>その計算速度は、
平成初期の1000万倍。
局地予報以外でも、予測の向上が
進んでいる。
>>これまで3日先までの予報を

行っていたものを、5日先まで延
長するということを考えておりま
す。
早めの防災活動につなげていける
ようにしていきたいというふうに
考えております。
>>そして雨風も強くなってきました。
>>平成の気象の30年は、
私の先輩アナウンサーたちがテレビでどう伝えるか、
試行錯誤してきた歴史でもありま

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