せば。
>>おー。
>>すごい。
>>この透けて見えるというか。
>>そうそう、ちょっと恥ずかし
いんだよね、なんか。
>>このアクリル板を手すりに取
り付けて、子どもたちが喜ぶ仕掛
けに。
>>現場の滝さん。
>>こちら、
要町あさやけ子ども食堂です。
>>ヒロミさん、間に合わせるん
だったら、隣のおじさん、
とっとと帰したほうがいいんじゃないですか?
>>戦力になってるんだよ。
やってるんだよ。>>手すりをちょっとさっき作っ
てもらって、この子どもたちが遊
べるように、ちょっと仕掛けをし
たんですよね。
>>なんすか?これ。
>>いいんだよ。
>>いいの?何?>>いいんだよ、文句ばかり言っ
てないでいいんだよ。
>>文句なんか、質問をしてるん
です。
>>なんでしょうか?
>>ああ、何これ?
>>すごい。
>>何これ。
>>ヒロミさん、何これ。
>>実はこれ、
スリットアニメーションと呼ばれる仕掛け。
スリットの幅に合わせて描かれた
絵を動かすと、アニメーションの
ように動いて見えるのだ。
>>あっ、速い、速い。
>>さまざまな柄を用意。
子どもたちが楽しめるよう、
手すり一つにも遊び心を加えた。
>>良純さん、ありがとうござい
ました。
>>また。
>>ここで良純は、別の仕事へ。
ここからタッキー、
デッキの屋根にもう一工夫。
柱に何やら取り付けているが。
>>水が通る配線になってる感じ
ですね。
>>この管が水道につながってい
て、
線を開けると。
>>流れてきました。
>>ミスト、ミスト。
>>あっ、気持ちいい。
気持ちいい。
気持ちいい。
>>続いては、
配膳が楽になるカウンター作り。
これまでの子ども食堂では、
盛りつけと配膳をキッチンの同じ作業台で行っており、スペースが
狭く、効率も悪かった。
そこでヒロミは、
子どもたちがみずから食事を取り
に来られるよう、新たにカウンタ
ーを作ることに。
>>せーの。
>>ベースとなるのは、職人さん
に作ってもらった、巨大な箱。
このままでは味気ないので、
この前板部分に、
昭和レトロな装飾を施していく。
>>これ結構大変だぞ。
よいしょ。
>>と、
取り出したのはウッドタイルとい
う装飾材。
薄いものと厚いものの2種類があ
り、
これを組み合わせて張ることで、
壁に立体感が生まれ、おしゃれな
仕上がりになるのだ。
スタッフが塗装した大量のウッドタイル。
これを。
一枚一枚はめ込んでは、
タッカーで固定していく地道な作
業。
>>厚いの、厚いの。
こりゃ大変だど。
時間があるときにこうさ、
これはいいねってやんだったらいいけど、時間のないときはちょっ
と焦るね。
今の段階で、
お披露目の時間に間に合いそうも
ない気がするんだよね、まじで。
よっしゃー。
完成。
>>ウッドタイル60枚を貼り終
えた。さらに、
この箱の反対側には、子どもたち