読レビ

◆かわいいから、
持って帰ろうと思って。
◆かわいいから持って帰ろうと思って？
どういうご関係ですか。

◆高校生のときからの。
◆そうなん？
◆どこの？
◆南国。
◆南国？
都会ばっかりやんか。


円さんは？◆俺は東洋町といってね、
バスが１日１本ですわ。
◆行ったら帰ってこれない。
◆うるせえよ。
うるせえわ。
高校はこっちでしょう。
◆高校は向こうで。
◆高校、高知かいな。
ただの田舎もんやないか、あなた。
◆そやろ。
田舎もんで構わんよ。
◆かまわん、かまわん。
かまわんよ。
高校のときのお友達が、またこっ
ちのほうで一緒に。
◆そうそう。
◆珍しいな。
◆そうかな？
すごいやん。
あとは旦那さんやけど、どっちが
男前なん？
◆いやいや、男前はこっちかな。
◆どっちもどっち…。
◆痛み分け？
◆それくらい。
とんとんって。
◆ごめんね。
◆あらまた、こんなところにおし
ゃれな。
これ、おしゃれやな。

すいません。
関西テレビの朝の「よ～いドン！
」という番組で円広志ですけれど
も。
ちょっと中見せてもうていいです
か。
いいですか。
すいません、どうも。
お花畑のようなお店やな。
こんにちは。
お客さんですか。
◆はい。
◆近くの人ですか？
◆はい。
◆お勧めは何ですか。
◆ケーキがやっぱりおいしいです。◆どのケーキ？
教えて。うわっ、見て、これ。
きれいな。
うそみたいやな。
◆ミルフィーユ。
◆ミルフィーユ？
聞いたことないな。
◆どれ？
◆結構いつもすぐになくなっちゃ
う。
◆ありがとうね。
あなた、店の人みたいやな。
◆いえいえ。
すいませんけど、ミルフィーユも
らえますか？

◆ミルフィーユ。
◆ここで一番偉い人は誰ですの。
◆少々お待ちくださいね。◆すごいな。
◆こんにちは。
◆この方は…。
お若いですね、あなた。
◆ありがとうございます。
父が…。
すいません、
テレビが初めてで。
父が、
してまして、
僕、息子として次を。
◆二代目さんですか。
◆三代目なんです、
実は。
◆お父さんはどこにおられますか。
◆裏にいるんですけど。
◆怖いんちゃうの？
◆僕は怖いです。
僕は怖いですけど、
みんなには優しいので。
ちょっと呼んできます。
◆いいですか？
すいませんな。
この間に、ミルフィーユをいただ
こう。
申しわけないな。
ありがとう。
５００円で足ります？