旧居留地エリアへ移し、売り場面積をおよそ3倍に広げて、
新たなスタートを切りました。
ファミリアは1950年、
女性が働くことも珍しい時代に、
4人のいわゆるママ友が創業。
欧米の優れた育児法を広めたいと
いう思いから、
品質にこだわった商品を作り、
多くのファンが生まれました。
しかし、
昨年度の売上高は、およそ10年前に比べて4分の3に減少。
近年、
売り上げは伸び悩んでいます。
ベビー子ども服市場全体を見ても、
少子化の影響で伸び悩んでいて、
各社、新たな方向へとかじを切り
始めています。
>>単に服を売るということでは
なくて、
生活全般の提案をしながら、イメ
ージ作りをして、
その上で、
服も売るという、
えコト消費も絡めた販売にシフト
しているイメージですね。
>>アカチャン本舗やミキハウス
なども、出産前から妊婦へのセミ
ナーを開催したり、
生後6か月を祝うハーフバースデーなど、イベントの開催に力を入
れています。
そして今回、ファミリアも、売り
場には洋服だけではなく、
さまざまな場面での子育てを体感できる店作りに挑戦しました。
>>物を置いてるだけじゃやっぱ
り売れない時代なんですよね。
ものだけの時代から、
やはりコトであったりとか、
もう一ついけば、
カルチャーを作っていけるブランドに、
どうやったら変わっていけるかな
っていう思いから、
今回はチャレンジしたいなという
ふうに。
>>売り場作りもゼロからのスタ
ートです。
>>こちらのゾーンが出産準備の
可視化と呼んでいるゾーンになり
まして、
出産準備にはこれだけのお洋服が必要ですよっていうリストがあっ
たりするんですけれども、それを、
より伝えるために、商品で展開を
しております。
>>店内の真ん中には、もく浴体験ができる場所も。
ほかにも、
赤ちゃんの成長を記録できる写真スポットや、
離乳食も提供する、素材にこだわ
ったレストランが併設されていま
す。
さらに予防接種や育児相談ができるクリニックも設置しました。
>>予防接種とかであれば、お買
い物に来ていただいて、そのつい
でに受けていただくと。
お子さんって結構、
やっぱり病院って、嫌な場所のイ
メージが強いので、
そういうイメージを、できるだけ
取り除けるようにというので、
こういった形を作ってます。
>>そして迎えたオープンの日。
>>あいにくの雨にもかかわらず、
オープン前から多くの人が行列を作っています。
>>開店前には、
およそ1000人もの行列が出来、
中には前日の昼から並んでいたと
いう人も。
>>いらっしゃいませ。
大変長らくお待たせいたしました。
>>いらっしゃいませ。
>>開店時間をおよそ2時間早めてオープンとなりました。
子ども服のファミリアという枠組
みを飛び越え、
子育ての文化を発信するブランド
へ。
新たなステージの始まりです。
>>すごいきれいになってて、
みんなが楽しめるなと思って。
>>いろいろな商品があって、すごくいい感じ。
>>なかなかこういう休みの日し
か、一日遊べないんで、
こういうときにずっと、
一日中一緒にいて、
コミュニケーションが取れたらな
と思って。
>>もちろん洋服も買ってもらい
たいんですけれども、それだけじ
ゃなくて、例えば、絵が描けるよ
うになったとか、
なんかおいしいものが食べれたと
か、
こんな食べ物好きになったとか、