2018/09/11(火) 16:47〜17:53 ten.【台風21号近畿直撃から1週間…復旧のいま総力取材】[字]
第一です。
ですので、
例えば今回、
飛行機に燃料を入れるための給油
口が浸水したんですが、浸水した
所はもちろんのこと、浸水してい
ない所も一つ一つ手作業で確認し
ないといけないんです。
その数170を超えます。
その上で、燃料の品質が基準に満
たしているかなど、クリアにしな
いといけない課題がたくさんあり
ます。
これはたくさんの人の命を預かる
空港業界だからこその、
必ず確実に乗り越えないといけな
い課題といえそうです。
早期復旧を急ぐ一方で、
安全性確保をしないといけないというところもあり、
完全復旧までの道のりはまだまだ
遠そうです。
以上、中継でした。
>>中継でお伝えしました。
>>いろんな課題が挙げられます
けれども。
>>そうですね、ちょっと私のほ
うからは、今、中島君もありまし
たけど、空港って当たり前ですが、
飛行機飛ばないと意味ないんです。ですから、
コンビニが直りました、
飲食店直りました、では復旧にならないんだと。
そうすると、やっぱり飛行機飛ば
せるっていうのは、ものすごくい
ろんな壁が、
しかも、
関西空港だから、羽田でもない、
成田でもない、
立ちはだかる大きな壁っていうの
がいくつも残っております。
まずその1つ目。
特注です。
実は空港でいろんなものが走って
おります、
飛行機の周りを。
これ、
全部実は普通の車じゃありません
ので、
壊れたから中古車センターで買う
ってもんじゃないんで、
その代表格を見ていただきます。
はい、
これです。
これは、飛行機の真下にいます。
飛行機っていうのを押してる車で
すね。
これ、トーイングカーというふう
にいいますが、
これも飛行機お乗りにならない方、
ふだん、よくお分かりにならない
と思いますが、飛行機ってね、バ
ックできないんですよ。
飛行機って前にしか行けないんで
す。
だから、これ、今、ピーチが一部
運航再開してますけど、第2ター
ミナルは、ターミナルにぴったり
飛行機をつけないので、
かなり離れた所に置くんですね。
だから飛行機、自分で向きを変え
て出ていくんです。
しかしながら、今、
閉鎖されている大型の国際線、つ
まりアメリカ飛んだり、
ヨーロッパ飛んだりする飛行機は、
この車がなかったら、もう動かな
いんですよ。
この車がまたやっかいというか、
特注なので、こういうことなんで
す。
実は重さが50トンあります。
50トンっていうのは、
体重60キロの人間が850人乗
ってるんです、これ。
それだけ重くないとだめだという
のは、
飛行機という大きなものを押しま
すので、
力負けしないように、これ、
重量の塊なんです。
>>軽いとスリップしちゃうもん
ね。
>>だめですね。
この重量の塊を持ってくるのは大
変です。
羽田からちょっと、
伊丹からちょっとっていうわけに
はいかない。
>>50トンもあるの?
>>あるんです。
実は、関西空港が出来上がったと