2018/09/30(日) 07:00〜07:30 ボクらの時代[字]


お母さんの方だったんだって思って。→
こりゃ すげえと思って
そういう話をしてたら→
変な言い方ですけれども 今ね

仲よくしてらっしゃって→
「どれに変えたって 同じだろ」
って言うんですよ。→
そんな…。
しかも こんな感じの…。
どれを選んでも…。


(是枝)これは 何?
(YOU)だから 私も 相手が
内田 裕也さんとかだったら→
そこは もしかしたら→
そういう考えができたかもしれないですけど→
「一人で こうね
ずっと いけば いいものを→
そうやって
取っ替え引っ替え…。→
同じよ どれだって!」って
言われて 確かにと思って。
同じって 失礼ですけど そういう
部分って あるじゃないですか。
うちの夫にね
YOUちゃんって人がね→
旦那さんが おかしいのかと
ずっと 思ってたけど→
奥さんが おかしいんだって
言ってたわよって言ったら→
「どういうやつだ?
どういうやつだ?」
「そうか 俺を認めてくれた」
っていうわけよね。
「ああ そうか」 こういう人
「あっ 分かったぞ」っつって→
あれから マークしてると思うよ。
(YOU)ヤダ もう どうしよう。
マークされちゃった。
<希林さんが内田 裕也さんと結婚して 45年>
<そのうち

別居していた期間は 43年>
<希林さんは そのユニークな
夫婦関係について→
語っていました>
別居して もう 50年近いからね。
別居 続けるって
かなりのエネルギー いるじゃん。
そうそう… いるよ。
(樹木)社会的な問題が起きてもこっちにも 責任が来るし。
別れちゃえば関係なくなっちゃう。(樹木)関係なくなるけど→
別れないんだよね。
これはね いい重しになってんの
私にとって。 ねっ?
うん。
だって そうでしょ?見てて 思うでしょ?
こんなもの ひっくり返すような
ばあさんが→
あの重しが なかったら。
(小林)彼女は そういうところを自分で 直そうと思ってね→
半面ね すっごい努力したことが
あるんですよ。
持って生まれた性格は
直んないから→
死ぬまで そうなんだけどね。
だけど その重しがね 夫という重しがあることによって→
わりかし
野放図になってるんだけども→
それでも 時々 収まってくる。
世の中面白くなくなっちゃったからさ→
破天荒な人の方がいいわけよ。

どんな男の人ともうまく やっていかれないもの。
別居だもの。
それは 見てて思うでしょ?(橋爪)親身に思ったことはない。
私は 上出来な道を
歩かせてもらったなって。
この仕事での 出会いもそうだし
内田さんの 出会いもそうだし。
家庭の形を成してないんだけども
ずっと 夫で いるんですよね。
向こうも 私みたいなのが
いなかった方が 楽かなと思うと→
どうも そうでもなさそうで。
どっかに たがが外れてんだけど→
ここにあるぞ
というものがあって→
安心して たが外してる
みたいなのがあるから。
それぞれ 男の役 女の役
あんま果たしてないんだけども→
これで バランスが取れてる
夫婦かなというふうに→
今 思いますけれども。
まあ これは 死んでみなきゃ分からないのでね。→
たった一人だったのに
何だか 家族が増えちゃって→
写真 入ると
1 2 3 4って→
いちいち
数えなきゃならないぐらい→
増えてんだなっていう