テレビをご覧の皆様にもぜひご理解いただきたいことが一つありま
す。
台湾は、
私どもの日本が地震、
災害に見舞われたときに、
一番最初に応援のメッセージをく
れ、助けをくれ、支えてくれた国
であります。
18人の方が亡くなって、
200人近いけが人を出しておら
れる。
そのことに対して、われわれはま
ず、
お悔やみとお見舞いを申し上げる
べきだというふうに私は思ってお
ります。
ぜひ皆さんも、そのお気持ちをお
願いをしたいと思いまして、
ただいまの解説を始めたいと思います。
さあ、テレビをご覧の皆さんもい
ろんな疑問あると思います。こち
らにその疑問を整理しました。や
はり福知山の事故と違うのは、運
転士さんが助かっています。
これは事故原因の究明に大変貴重
なことになります。
そして、
安全装置をしかしその運転士さん
が切ってしまったという情報があ
ります。
そんなことできるのか。
そしてわが国が造った鉄道ですの
で、
これ大丈夫なのかということもご
ざいます。
まず運転士さんがなぜ助かったの
かということを、今のVTRにも
ありましたけれども、
衝撃の映像が入ってきてますが、あの映像からも、助かった理由が
読み取れます。はい、こちらご覧
ください、どうぞ。
ホームの側からのカメラです。
そして、
次は駅の外からの映像があります。
はい、
ここで止めてください。
お気付きになったかと思いますが、ポイントはここです。
列車が横滑りしています。
つまり何かに激突をしているわけではありません。
これが、
今回は全く福知山と状況が違います。
上空からの写真も含めまして、
比較してみます、どうぞ。福知山の場合、
まずこちらから見ていきますが、
正面にマンションがあって、そこに突っ込んでしまいました。
この映像からは分かりませんが、
マンションのこの部分に車両が食い込んでいます。
ですから、
107人もの方が命を落としたということになりました。
今回の現場、
上空から見ると、これ、見てください。
横はね、木が生えてます。
ある意味、
クッションなんですね。
もっと広い映像でヘリコプターから見ても、
両サイドともかなり空き地、
駐車場が広がってます。ですから、そういう意味では、
車両が、
先ほどもお見せしましたが、
横滑りをしていくという、その余
裕があった。だから、
運転士さんが投げ出されることが
少なかったということが、
まず1つあります。
そして2つ目なんですが、実はこ
の車両、
日本が作ったと何度も申し上げてますが、
こういう構造になってます。
この電車は、
この台湾のこの特急電車のために
専用に設計されたということなん
ですが、先頭の部分、よく見てく
ださい。
これ、福知山の列車というのは、
カメラさん、
もう一度私の手元の模型を見ても
らいたいんですが、福知山の電車
は通勤電車でしたから、
一番最初は近くにきれております。ですからもうここに運転士さんい
ますので、亡くなってしまいまし
た。
しかしながら、この列車はわれわ
れ見慣れた新幹線によく似てます
よね。
前に突き出している分、
さらにその前に衝撃吸収構造の部
品が組み込んであります。
ですから、やっぱり万が一のこと
があったときに、
運転をしている責任者はやっぱり、