う装置があるんですが、これ、カ
メラさん、アップにしてください。
レールの間、これ駅のホームから
も見えますが、
白いお弁当箱みたいなのがついてるのをご覧になったことがあると
思いますが、これは、もう本当に
気の遠くなるような作業なんです。
もうレールの間に一定の距離で置
いていくんです。
これは、
ここが信号を出す一つのアンテナみたいなものだと思ってください。
ここが主に何を見ているか。
新幹線、全部見てます。
在来線の場合は速度を見てます。
だから速度が異常に出てます。
速度で落とさなきゃいけない信号
なのに、
何キロで通過してます。
すべて速度が基本で判断をして、
自動でブレーキをかける。
この信号を列車に送るというのが、これ、
私鉄も、
いわゆるJRも全部整備をしてますが、ただ、全く100%ではあ
りません。
これね、お金がかかります。
これ、
こうやってレールの間、
置いていくんですから、もう日本
中の鉄道って、何キロありますか
って話。
だから完璧についてないんですね。で、しかしながら、やっぱり福知
山の事故があって、
わが国はそんなもの間に合わないと。
緊急のときに止めるもう一つの方
法ないのかということで、福知山
の事故から国土交通省が、実は、
JRさんなんかにも命令をしてい
ます。
義務だよって。
EBというのをつけろっていって
ます。
このEBっていうのは、緊急列車
停止装置、
また違う意味なんですが、これ、
英語をそのまま日本語に直しまし
た。
これはね、もう単純に信号関係な
しに、鉄道が走ってますが、
この鉄道の車両1つにつけたら、
もうそれでOKです。
だから長い距離の線路につけてい
く必要がなくて、例えば、快速電
車何号、快速電車2号、3号、
それぞれに1個ずつ付けてると思
ってください。
これは同じように、ただ残念なが
ら、
これもスイッチがついてて切れる
んです。
>>これ、切れる?
>>そうしますと、今、
JR西日本はもうこれは100%、
在来線の列車には付けてるんですが、今言いましたように、
じゃあ運転士さんが切れるんだっ
たら、意味ないじゃないかと。
人が切れないように、
最初に工場から新車で出てきたときからしときなさいよというふう
に、テレビご覧の皆さんも、
コメンテーターの方も思うと思う。鉄道会社についてはこういう回答
です。
これね、
やっぱりまだ機械としての不安な
要素が時々なんですけど、あるん
だそうです。
そうすると、EBが、これ、
運転士さんがなんのミスもしてな
いのにもし作動した場合は、逆の
トラブルが起きます。列車が非常
に不安定な動きをする。
だからそういうときに、
運転士さんが、これは変だな。
まずEBかと思ってスイッチが切
れるように、やっぱり運転席で切
れるようになってます。
>>でもそれにしても住田さん、
やっぱり何か故障したとか、
そういうときはもう全部、
運転を止めないと意味がないです
よね、それこそ。
>>そうなんですね。
だから止めるということに対して、今回もひょっとして、そういうふ
うなことが考えられたんですけど、
逆にスピードを出して走ってるわけですね。
その前に、
どうもブレーキかなんかの具合が悪いというふうにこの機関士、
話をしてるんですね。
供述内容と実際の運行記録とが一致してないということは、
なんらかの関係で人為的な問題が
あったというのをうかがわせるん
ですね。