続けて 書かれたのは…＞
＜それは
命の タイムリミットだった＞
＜このとき 時刻は…＞
＜興奮状態の犯人に交渉の余地は ない＞
＜残った人質は ９人＞
＜こうした現状を 打開するため警察は 切り札を 投入＞
＜ＢＯＰＥと 呼ばれる
特殊部隊だ＞
＜凶悪犯罪が 多発する
リオデジャネイロ＞
＜その治安を守る ＢＯＰＥは→
市街戦では 世界最強といわれる精鋭揃いだ＞
＜当時 現場を指揮した
副司令官…＞
＜特殊部隊 ＢＯＰＥが 取った
救出作戦とは…＞
＜最高の腕を持つ スナイパーが
バスを挟むように 左右に ２人＞
＜さらに ５人の隊員が
地面と バスの間に 潜り込み→
突入に 備えて
スタンバイしていたという＞
＜最強部隊 ＢＯＰＥにとって→
本来なら解決は たやすいはずだった＞
＜しかし…＞
＜無防備に 窓から 何度も顔を出す サンドロに対し…＞
＜いったい なぜなのか？＞
＜かつてないバスジャック事件の 生中継に→
ブラジル中の目が
注がれている＞
＜その事実が 凶悪犯の盾となり
ＢＯＰＥの力を 鈍らせた＞
＜こうして 解決の糸口さえ
つかめぬまま…＞
＜命の タイムリミットだけが
迫っていく＞
＜要求に 一切 応えない
警察に→
サンドロは
いら立ちを 募らせていく＞
＜警察は 撃ってこない＞
＜そう 考えたのか サンドロは車内を 統率しやすいよう→
また 一人 人質を 解放した＞
＜残る人質は あと ８人＞
＜タイムリミットまで ２０分＞
＜誰もがこう 考え始めていた＞
＜あの男なら
本当に やりかねない＞
＜と そのとき→
サンドロが ジャナイーナをつかみ立ち上がった＞
＜なぜか その体に
布を掛ける＞
＜まさか…＞
＜命の タイムリミットまではあと ２０分のはず＞
＜焦る警察を
あざ笑うかのように→
サンドロが
まさかの行動に 出る＞
＜そう 言うと サンドロは…＞
＜本当に ジャナイーナをひざまずかせた＞
＜そして 別の女性を 人質に取り
こう 言い放った＞
（銃声）
（悲鳴）
＜こうして サンドロの銃が→
また 一人 人質の顔面に向けられたとき…＞
＜タイムリミットの
午後 ６時が やってきた＞
おおー。
もう 画面だけ 見てるとホント 映画の世界だよね。
ホンマ ホンマ。
でも この ジャナイーナって子。
ねえ。
お母さん 亡くして すぐですよ。
こんな災難 降り掛かる
女の子もな。
でも…。
そうやねん。次に つかまれた 女の人とか→
「ギャー！」って 言ってたけど。
（警告音）
「今から バスジャックの
犯行現場を 再現する」
かぶせた。
（銃声）
うわ。 これ アップで。
怖っ。
（女性）彼女を 殺したわ！
（女性）床が 血だらけに なってるのよ！
ずっと 出川さん
言ってますよね。
だって もう それ あのう…。
特殊部隊がね。
こんなことは…。
ホントに もう…。
俺も それ 思うねん。
でも 撃ってなかったら たぶん…。
（矢部・瑠璃子）えっ？
では 「ここで 新事実を 明かす」
（警告音）