ら、
太陽の塔なんです。
われわれは今回の万博のレガシー
というのは、
そこで体験していただいた一人一人の人間がすべてレガシーを持つ
という、そういうふうな位置づけ
をね、考えているんで、
だからハード整備というのは、そ
ういうものはありません。
でも、来ていただいた人、
一人一人が人生最後まで自立して豊に過ごせることを、
なんて言うかな、
体験してもらえるというかね、
その可能性を感じてもらえるもの
にしたいということなんですね。
>>そういう意味では、これまで
大阪であった万博でも、
太陽の塔の中の一般公開というの
は、50年近くたって、
ようやく実現して、
中はもう、
本当に野ざらし状態で、
ぼろぼろになってしまってたと。あるいはその、花博の1990年
のときも、国際庭園は今、非常に
ちょっと、
荒れた状態になっている。
それからいのちのとうも、閉鎖されたままと。
万博やっても、
何かそのときだけで、大切にしてこなかったのが、これまでの大阪
なんじゃないかということも、
この学生たちは言っていたんですけれども。
>>だから今、僕と、
これは橋下市長の時代からね、われわれはそれを見直してるわけで
すよ。
われわれの前までずっとほったら
かしです。
ベイエリアもずっとほったらかし
です。
何年ほったらかしてきたんですかと。
これ全部、市民の血税をそこへ、
突っ込んで投入してるわけですか
ら。
われわれは今まで大失敗したもの
を、リニューアルして、
再生させようというのが、
われわれの行政での立ち位置です
よね。
>>ほったらかしのものもなんと
か手を入れてもらいたいんですけ
れども、
この専門家の今回取材した先生は、
知事と市長にこんな注文。
誘致失敗しても、次、
2030年の誘致はやる気がある
のかどうかということをこれやは
り大阪のこれからの街作りにも関
わってくるという趣旨なんですけ
ど。
>>学者らしいコメントですよね。
われわれは政治家ですから。
自分たちの任期の中で、しっかり
決めていくことは決めていく。
>>吉村さん、いかがですか?
>>同じです。だからここはやは
りわれわれ、この誘致に力を尽く
してやってますから、そのだめだ
ったときとか、
もう1回やるとか、そういうこと
はここで言うものじゃないと、
そういうふうに思います。
>>最後、
増田さんからも指摘があった、
この大事な注文なんですけれども、じゃあ、
実現したあと、終わったあと、
この人工島の夢洲には何をしてくれるんですかということなんです
ね。
まずこの夢洲なんですけれども、
埋め立てられた場所、
非常に広い場所ですね。
甲子園球場の100個分ぐらいの
広さがあって、
こういうふうに万博予定地と、今、
進めているIRですね、統合型リ
ゾート、これ、
カジノも含まれる予定ですけれども、これが隣接するようになって
いるということは、万博が終わっ
たら、このカジノを含むIRとい
うものが、どんどん拡張されてい
く、
これが万博の、
いわゆる松井知事がおっしゃるレガシーになってしまうんじゃない
か。
ここには経済界、
さっき絶大な力を見せつけられた
というふうに、松井知事がおっし
ゃってましたけど、
経済界の思惑というのも非常に強くあるんですけれども、これ、
取材をしている森田さん、
どういうことなんですかね。>>経済関係者に話を聞きますと、
こんな話が聞けました。