帰国したら、ＮＧＯから
植木さん、いつ学校建てる約束し
たんですかって。
ええ！？って。
言ってませんよって。
でも通訳間違えで。
◆この人が学校を建てたいって言
ってますみたいな。
◆そう。
◆間違え過ぎ…。
◆村人はみんな喜んでましたよ。
◆村人はね。
学校できるってなりますよね。
◆喜んでましたね。
◆しかもいかにも建ててくれそうな人がね。
◆わざわざ日本からです。
◆日本から来てね。
◆社会貢献のため、中古の文房具
を
カンボジアへ持っていく活動を続
けていた
植木さん。
何度も訪れる中、
現地通訳のちょっとした勘違いか
ら、
学校を建てる羽目に。
さらに借金は膨らんだものの、
その活動によって、
ある大きな出来事が
動きだしたんです。
◆関西を中心に
市民活動が生まれて、
社会貢献を頑張っている
カスタネットという会社から、
物を買ってあげましょうという、買いましょう運動を皆さん展開し
ていただいた。
◆ええ？
借金はどうなったんですか。
◆一気にだから
すぐに返して、全部返しました。
◆おー！本当に皆さんの市民活動のおかげ
で返せたという。
◆よかったじゃないですか。
でも本当に
カンボジアに学校を建ててなかったら、
そういう市民活動の支援も受けれ
なかったし…。
◆多分きょう織田さんとお会いで
きなかったという。
◆学校建設がきっかけで
思わぬ支援を受け、
赤字経営からＶ字回復で
黒字に転換。
常に社会貢献を心がけている植木
さんですが、
ただ一つ、
人生でやり残していることがあるそうです。
◆社長夫人はいないんですか。
◆実は、もともとそういう社会貢献したの
も要は、
家内が
難病の病気でして、亡くなって、
いないんですけれども、
会社を起こして
どっか旅行とか
いいことしてないので、
それは悔やみますよね。◆そうですよね。
◆一応家内には、いつかハワイ旅
行、連れて行くと言ってた約束な
んですけど、結局かなわず、
羽合温泉もかなわず。
すいません。
◆そっかあ。
でも今やったらきっとね、連れて
いけるというか、
でも、奥様もすごい喜んでると思
いますよ。
こういうふうに会社がね、立派に
なって。
◆そのときは人生１回ってわかっ
て、
いろんなことをしていったという
感じですね。
◆ただ、今お話聞いてて、一つ言
えるのは、
カンボジアの通訳の人本当にあり
がとうというね。
◆そうです。
もう感謝。
◆本当に間違ってくれてありがと
うという。
本当に建てなかったら、こうなっ
てませんですからね。
◆ですよね。
◆ぜひこれもらってください、
これからも頑張ってください。
◆うれしいわ！
◆「となりの人間国宝さん」です。
◆通訳の勘違いから始まった学校建設。
でも、この活動がきっかけで、