外国人も来たくないって思う人も増えるでしょうし、ただやっぱり、
あとは日本人の方たちの待遇って
いうのをどうするのかという問題
も、これから出てくるでしょうか
ら、簡単にやるにはちょっと難し
い話なのに、
意外と早く進んでるなという気は僕もしますね。
>>技能実習制度というのが、
制度化された一つの流れを振り返ってみますと、その直前にやっぱ
り不法就労、違法就労ということ
がやっぱりあったわけですね。
80年代の後半から、
特に3K職場、
3K労働ということばがありまし
たでしょ。きつい、汚い、
厳しい、
危険だっていうようなね、そういう3K労働の現場で、日本人が働
かなくなったと、
そこをいろんな労働ビザではなく入ってきた外国人が、
そこを請け負っていくみたいな、
それでいろいろ問題が発生したので、
制度化を迫られて作ったのが、
ある意味では、技能実習制度でもあるわけですね。
>>だから問題解決をして、
国際化ということばがこの当時、
非常に出たんですけれども、でも
労働力がもうそれほどいらないと
いう、バブル経済が終わったとい
う中で国際化の議論もしぼんでい
くと、
常にやっぱり国のこの都合という中でこの労働力の確保というのは
進んできたんですね。
国がこうやってきたにもかかわら
ず、今回のこの国会の中では、ス
ピード、
衆議院ではスピード採決、
そして参議院はようやく審議が始まったばかりですけれども、
国はどうやって、
具体的にこの問題に関与するのかっていうのを実はまだはっきりと
決めてないんですね。
そこで警戒感を非常に強めているのは、
私たちの身近な所にある生活の基
盤ですね。
地方自治体が今、悲鳴を上げてい
るんですね。
外国人労働者っていうのは、
単純労働も含めてまだ正式には解禁はされていないんですけど、
事実上もう100万人を超える外
国人労働者が今、
日本で働いている、
生活をしているということなんですね。
そしてこの問題に対して、
あるアンケート調査があるんですよ。
これ、
地方自治体、
都道府県ですとか政令指定都市の
担当者にアンケートしたものです
けれども、
こんな問題が出てる、しわ寄せが出ている、どんな問題かというと、
まずはこの外国人に対する予算と
か担当の人員を確保もできなくな
っているということ、
それから国籍がもういろんな国の人たちが来るようになったので、
多言語、
ことばがたくさんありすぎて、個別にもう対応できないというよう
なこと、門真市なんかでは、中国
人の労働者、来ている人がたくさ
ん増えているので、
常駐の通訳なんかのスタッフが置けないということで、
そのときどきに、もう身ぶり、
手ぶり、
あるいはスマートフォンの通訳ア
プリを使いながら、なんとか日々、
こうやって対応しているという話
なんですね。
それから災害があったときの防災
に関わる情報を、
どうやって外国人の人に提供する
のかということも、
頭を悩ませていますし、
大事な医療の問題。
病院に行っても、
どういうふうな症状なのかとか、
どんな治療が必要なのかっていう
のはなかなか説明ができないので、
小さな赤ちゃんですと、
この予防接種なんかでは、
困っている外国人のお母さん方が
多いという話も、具体的に私も聞
くんですね。
>>やっぱり受け入れると決めた
からには、環境を整えないと、
その翻弄されるだけじゃなくて、
受け入れる態勢も必要ですよね。
>>街なかのいわゆる食堂とか、
そういうお店とかはやっぱり観光
客に対応するために、結構、皆さ
ん、スマホのアプリとかね、
翻訳アプリ使って皆さん努力してるわけですから、
やっぱりそこはやっぱり、