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2018/12/01(土) 19:00〜19:45 地球ドラマチック「よみがえるアイスマン〜科学とアートが明かす謎〜」[二][字]


実物大プラスチックモデルが成型されます。
コンピューター制御によってレーザー光線が→
液体樹脂を薄く硬い層に変化させ積み重ねていきます。
この緻密な作業は

ほぼ3日間 続きます。
その結果 エッツィの体表の→
どんな小さな凹凸ももれなく再現されます。
3Dプリンターの成果を
目にする時がきました。
うわ~ これは すごい。


顔のディテールが見事ですね。本当に すばらしい。
エッツィの全身が再現されました。
体の中の内臓間の隙間まで精巧に再現されています。
まだ半透明ですが
体の あらゆる形や輪郭が→
再現されています。
出来上がったモデルが次第に姿を現し→
アイスマンが生き返ります。
このプラスチックのエッツィが本物そっくりになるよう→
更に手が加えられます。
色がないと形だけに集中できるメリットがあります。
実物の身体的特徴も
この目で確認しているので→
比較できます。
スターブがレプリカの作製に取りかかる一方で→
科学者たちは
エッツィの謎の解明を続けています。
アルベルト・ツィンクは
エッツィ調査研究の第一人者です。
CTスキャンで
エッツィの筋肉と関節を見れば→
彼が生前
どのような暮らしをしていたか→
多くの事が分かります。
およそ5,000年前ほとんどの人々は→
農耕か狩猟採集のどちらかを
なりわいとして暮らしていました。
上半身の筋肉と関節には→
特別な負担がかかった様子はありません。
農業には従事していなかった

可能性が高くなります。
(ツィンク)肩や腕や手には 何も
変わったところがありません。→
40代で農業のように
腕や手を使う仕事をしていれば→
何か変化が見られるはずです。
両足 および背中の筋肉と関節には→
かなりダメージを受けた跡が
見られます。
これはエッツィが絶えず
旅をしていた事を示唆しています。
また膝と でん部の関節では
軟骨が かなり すり減っています。
痛みを伴う関節炎に
かかっていたと考えられます。
体の状態について言うと エッツィは→
腰と膝に問題を抱えていました。→
膝は時々 痛んだはずです。
山で命を落としたエッツィは人生の多くの時間を→
山で過ごしていたとも
考えられます。
体の状態から
彼は始終 旅をしていて→
時には重いものを
運んだ可能性があります。→
何かの行商を
していたのかもしれませんが→
社会における役割は
はっきりとは分かりません。
更なる手がかりを探すため

科学者たちは解剖を行いました。
文化を
最も敏感に反映する臓器から→
標本を取り出します。
その臓器とは 胃です。
エッツィの最後の食事を
取り出す事ができました。
死の数時間前に食べたものです。
その一部はエッツィが狩人だった事を示していました。
≪胃から かなりのものが取れた。
(ブスタマンテ)胃の中にアイベックスというヤギの肉があったので→
狩りをしていた事は確かです。→
しかし その一方で→
農作物である小麦も
見つかりました。→
何ともミステリアスな話です。
彼の仕事とは一体 何だったんでしょうか。
科学者たちは胃腸の中から→
食べ物の他にさまざまな花粉も発見しました。
そこから分かるのは
エッツィは人生の最後の48時間→
山の下から上まで
行き来していたという事です。
エッツィは
活動的な人物だったようです。
しかし 彼は
悲惨な最期を迎える事になります。
それから およそ5,000年後→
エッツィの分身が大西洋を越えて→
アメリカ中部のカーニーという町に


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ikatako117