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2018/12/01(土) 19:00〜19:45 地球ドラマチック「よみがえるアイスマン〜科学とアートが明かす謎〜」[二][字]


自然環境の力だけで遺体が保存されたものです。
(ツィンク)氷の中に
長年 閉じ込められていたエッツィは→
自然にできた冷凍ミイラです。→
体に水分が幾分か残っているため→
腐敗を防ぐ事を難しくしています。
そもそもエッツィの遺体が見つかった事自体→
幸運が重なった結果です。

彼の遺体は狭い溝に横たわっていました。
両側に並んだ
大きな岩に守られた位置です。
その後 この溝は→
厚さ およそ3メートルの雪と氷に閉ざされ→
エッツィが
氷河に流されるのを防ぎました。
(ツィンク)冷凍のミイラは
世界的にも まれです。
特にアルプスでは
自然にできた冷凍のミイラは→
エッツィしか見つかっていません。


エッツィは氷のおかげで保存されていました。
しかし 氷の重みで その体は→
徐々に押し潰されてもいきました。
スターブは
それを再現しようとしています。
作業が始まって数週間後→
レプリカはエッツィの体の質感に合った白い粘土の層に覆われています。
特に目立つ部分が顔です。
誰もが注目するところです。
皆 目や顔つきを
じっと見る事でしょう。
顔が人としての印象を
決定づけます。
実にワイルドな顔です。
ちょっとグロテスクともいえます。
唇が めくれています。
顔を伏せて横たわっていたので押し潰されたんです。
何か月もかけて肉付けし
質感を与え→
細部まで精巧に整えた後
レプリカの作製は→
最も見どころとなる段階に
到達しました。
ワクワクする時間ですよ。
色を塗るんです。
実に楽しい作業です。
色によって命が吹き込まれていきます。
目尻から爪先に至るまで
体中の皮膚を→
本物のエッツィそっくりにしなくては

なりません。
体のあちこちにつけられた
謎めいたマークも含めてです。
多くは線が水平に並んだもの。
十字が2つ。
エッツィは入れ墨が施された
最古のミイラです。
入れ墨 多いですね。
ええ あちこちにあります。
マルコ・サマデルリは エッツィを→
20年近く管理してきた専門家の一人です。
61個の入れ墨を見つけました。
すごい数ですね。
エッツィの場合は5,000年も前の
ミイラの入れ墨です。→
ですから
かなり見えにくくなっています。
サマデルリは目に見えない光も
敏感に感知する→
特殊なカメラを駆使する事で
入れ墨の正確な数と→
位置を突き止め
その全貌を明らかにしました。
以前は見えなかった入れ墨も
発見しました。→
右の胸にある4本の平行線です。→
私たちは全ての入れ墨を見つけ出す事に成功し→
それぞれの位置を
完全に把握しました。
(ディーター ウォルフ)全部で61の入れ墨は

19のグループに分けられます。
古代の文化において 入れ墨は→
どのように使用されたのでしょうか。
(ディーター ウォルフ)入れ墨は
かなり古い時代から→
行われてきました。
1万5,000年以上前まで遡ります。→
人間は それぞれの文化や
住む地域により→
さまざまな理由で
入れ墨をしてきました。
考古学者のディーター ウォルフが
スターブのアトリエにやってきました。
エッツィの入れ墨に関する
仮説を立証するためです。
人間の皮膚の代用として
豚の皮膚に入れ墨をします。→
エッツィの入れ墨を再現するため→
当時と同じと思われる道具を用意しました。
エッツィの入れ墨は→

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ikatako117