エリート公務員が見つけた幸せの形。
そこに導いてくれたのは
奥様の占いでした。
そう今後、
経済的豊かさのために
夫婦の幸せは
決して売らないそうです。
◆占いではどうなるんですか。
ここをこうしたほうがいいとか、
体はこう気をつけたらいいとかあ
ります?
当てたことというのは。
◆占いじゃないですけど、
もっと大きい声でしゃべればいい
のに。
◆それは占いちゃう!
みんなの感想や!
◆お幸せに!
◆ということで、
奥様なんですけれども、ぼそぼそ
と小さい声で
言うてますけど、すごくいいこと
言うてますよ。
本当に。
胸に刺さるようなことを言ってい
ます。
現代社会の縮図ですよ。
もともとはこのお店は、ご主人が
メインにやってて、奥さん時々占
いに来たりするんですけど、
関西学院大学出身で、簿記サーク
ルに所属してたんです。
だから、いろいろ簿記をするとい
うことで、国税庁に行っても会社
の簿記を見たりするんでしょうけ
ど。
とにかく出世街道まっしぐら。
同僚なんかもいるんですけども、
そういうライバルも全部かき分けて、どんどん、どんどん出世して
いくんですね。
ただ、
周りにいる人たちは
東大とか京大のエリートばっかりですから、出世
競争というのは熾烈でして、
いろいろイジメじゃないんですけど、
ねたみですね。
それから足の引っ張り合いなんかもあったりするんです。
ちょっとお願いしても、他部署に
お願いしても
協力をしてくれなかったりとか、
そういう嫌な思いをたくさんするんですね。
この方、また
普通の人よりも真面目なんですね。だから、自分が我慢すればいいと
か、そういうふうに考えてしまう。
◆優しいなあ…。
◆それで
どんどん心が病んでいって、
笑顔がなくなっていくという。
よくありますよね。
会社に行くのも嫌になってきて。
◆えずく、言うてましたもんね。◆会社に近づいたら、えずいたり、
駅では、ちょっと
飛びおりたくなったり、痴漢したら、
警察に捕まって
楽になるんじゃないか、会社もクビになったらと。
◆そこまで思い詰めて。
◆そういうふうに、どんどん気持
ちがすさんでいくんですね。
そんな中で、
奥さんが、笑いがなくなったご主
人を
何とかしなければいけないという
ことで、もちろん
お仕事は、
たくさんお給料をもらっていたわけですけれども、それよりも何よ
りも精神的な豊かな暮らしをしま
しょうということで、
思い切って、やめてください
ということで、ご主人は、仕事をやめることになった。
そしたら笑顔がどんどん戻って、
このお店自身はそんなに順風満帆じゃないんですけども、
でも、それよりも何よりも人とし
ての豊かさを
得たということで、奥さんも笑い
のなくなった
つらい顔してるご主人よりも、
今の笑顔のほうが大好きだと。
◆最後に出てましたね。
娘さんの言葉で、
今のお父さんのほうが好きみたい
なことを。
◆やっぱり、ご主人の顔、笑顔と
いうのが、
家族の笑顔であったするわけです
から、
やっぱりそういう意味では、
本当に
人の生き方というのは、どういう
ものかなというのは考えますね。
◆でも、なかなかここへは飛び出